【うつ体験者として語る】仕事より自分の体!メンタル病んだらサッサと休むのが回復の近道

よく頑張った、もう休もう うつ病体験
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「うつ病」ってしんどいですよね。

僕の場合は「うつ状態」と診断されたので正確には「うつ病」とは違うんでしょうけど、それでもしんどいです。

経験している人は良くわかっていると思いますが、何がしんどいかっていうと

  • とにかくぐっすり眠れない(常に睡眠不足だが、寝ようとしても寝れない)
  • 自分の好きな事に対しても興味がなくなる、意欲がなくなる
  • こんな自分が嫌になる
  • 「周りの人に理解されない」という苦しみがある


などがあり、中でも睡眠障害はいろんな症状を引き起こす原因になるので深刻なです。

僕の状態でもマジでツライのに、重度の「うつ病」の方の苦しみは想像を絶するものなのだろうと思います。

僕自身、過去に「パニック障害」を経験・克服し、ある程度は精神疾患への免疫・理解があると思っていました。

しかし、自分は大丈夫だろうと思っていても実際に「うつ状態」として休職することになり、「うつ病」というものを理解していたつもりでも理解していなかったことを痛切に感じてます。

今回、自分が「うつ状態」になってしまった経緯などを自己分析、考察してみたいと思います。

こんな方に読んでもらいたい

実際に「うつ状態」、「うつ病」と格闘中
・うつっぽいかもと感じている
・うつなんてなるわけないじゃんと思っている

僕が言いたいことは、

早く医療機関を受診し、ストレス源から離れて休養しよう

ということです。

一回メンタル疾患になっちゃうと、完治しにくいうえにある程度普通に働ける状態になるまで相当な時間と苦労が必要になってしまいます。

この記事があなたにとって、という方に心と体の健康を再度考えて、ご自身のさらに幸せな人生の道を歩んでいくきっかけになれば幸いです。

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データで見る「うつ病患者数」

まずは、厚生労働省の患者調査データを見てください。

2017年10月までのデータになりますが、うつ病(躁うつ病含む)患者として医療機関で治療を受けている人は、全国で男女あわせて約128万人になります(人口の約1%)。

2002年のデータ以降、患者数が大きく伸びていますが、診断基準も変わったりしているので留意しておく必要があります。

また、医療機関にかかっていない潜在患者数を入れると「うつ病・うつ病予備軍」含めて少なくとも250万人以上はいるのではないかと言われてます。

次のグラフは、総務省の「人口推計」と厚生労働省の「患者数」から割り出された男女年齢別患者率です。

これらの統計から、

・20代から患者数が多くなり、40代で患者数がピークに達している(100人のうち1~2人)

・男性に比べ、女性の患者数と患者率が多い


・40代以降の患者率は、男性が減少していくのに対して、女性は高い率を維持する傾向にある


ということが読み取れます。

社会に出始め様々なストレスを感じ始める20代から患者数が多くなり、仕事や家庭で働き盛りとなる40代でピークを迎え、男性は子育てがひと段落して減少し、女性はホルモンバランスの変化や家庭でのストレスが大きくなる年代と合わせて比較的高い患者率をキープしているように思います。

今後、「仕事での女性の活躍」と「男性の育児家事への参加」が進んでいくと、また変わった推移になるかもしれませんね。

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うつ病の分類

以下厚生労働省のサイトからの引用です。

「憂うつである」「気分が落ち込んでいる」などと表現される症状を抑うつ気分といいます。

抑うつ状態とは抑うつ気分が強い状態です。うつ状態という用語のほうが日常生活でよく用いられますが、精神医学では抑うつ状態という用語を用いることが多いようです。

このようなうつ状態がある程度以上、重症である時、うつ病と呼んでいます。

厚生労働省 「みんなのメンタルヘルス」

うつ病の分類方法の代表的なものを示します。原因からみて外因性あるいは身体因性、内因性、心因性あるいは性格環境因性と分ける場合があります。

身体因性うつ病とは、アルツハイマー型認知症のような脳の病気、甲状腺機能低下症のような体の病気、副腎皮質ステロイドなどの薬剤がうつ状態の原因となっている場合をいいます。

内因性うつ病というのは典型的なうつ病であり、普通は抗うつ薬がよく効きますし、治療しなくても一定期間内によくなるといわれます。ただ、本人の苦しみや自殺の危険などを考えると、早く治療したほうがよいことは言うまでもありません。
躁状態がある場合は、双極性障害と呼びます。

心因性うつ病とは、性格や環境がうつ状態に強く関係している場合です。抑うつ神経症(神経症性抑うつ)と呼ばれることもあり、環境の影響が強い場合は反応性うつ病という言葉もあります。

このような原因を重視したうつ病分類とは異なる視点からの分類が最近、よく用いられています。たとえば、アメリカ精神医学会が出しているDSM-Ⅳという診断基準には「気分障害」という項目があり、それをうつ病性障害と双極性障害に分けています。さらにうつ病性障害の中に、一定の症状の特徴や重症度をもつ大うつ病性障害と、あまり重症でないが長期間持続する気分変調性障害があります。

上記二つの分類法は異なる立場からの分類であり、それぞれに長所と短所があります。時に「内因性うつ病=大うつ病性障害」「抑うつ神経症=気分変調性障害」のように誤解している方がいますが、適切に使い分けることが大切です。

厚生労働省 「みんなのメンタルヘルス」

生活を行う上で、「気分が落ち込む」、「憂うつ」と思うことは誰にでもあることです。

しかし、何らかのストレス解消や睡眠をとることで数日で気分の落ち込みは無くなるのが通常です。

これに対して、この気分の落ち込みが長期間続いて様々な精神・身体の症状が現れている状態となれば症状の程度に応じて「抑うつ状態」、「うつ病」というように分類されるようです。

僕の場合は医学的には「抑うつ状態」ということですね(診断書には「うつ状態」と書かれていましたが)。

そして、精神科医でも判断は難しいところですが「内因性」なのかなと自分では分析しています。

東京都千代田区の心療内科である「飯田橋光洋クリニック」さんのホームページに自分にしっくりくる分類をされているので紹介します。

悲しみの感情のないもの

①疲労性うつ状態
  知識労働者のうつ状態に代表される脳の疲労を中心とする意欲低下、能力低下、睡眠障害、自律神経の緊張から来る身体症状(頭痛、肩こり、動悸、腹痛、下痢)が主な症状である。
また、仕事上で簡単なミスをしたり、本や資料を読むのに集中できないなどの注意・集中力の低下が目立つ。
 
【治療的対応】
 ①環境調整:仕事量の調整や休息による疲労の回復。
 ②薬物療法:抗うつ薬や抗不安薬を少量から中等量投与し疲労や緊張を緩和する。
 ③精神療法:仕事・家庭生活・個人の生活の全体的なバランスを回復するように対話・助言をおこなっていく。

②不安性うつ状態
 心理的要因(経済的問題、家族の問題、個人的問題等)により、不安にとらわれて、不眠、意欲低下、集中力低下、食欲低下等を来たすもの。
 
【治療的対応】   
 ①少量の抗不安薬、抗うつ薬等による不安と意欲低下の緩和。
 ②精神療法:不安の原因について対話を進め、解決できるものには対処を、すぐに解決できないものに対しては時間をかけて取り組むように問題を整理していく。


悲しみの感情の強いもの  
③心因性うつ状態

家族や親しい知人の死や重病などによる喪失を経験した後に起こり、強い悲しみの感情をともなう、意欲低下、不眠、食欲低下等を来たすもの。
最近では長く連れ添った動物の死などでも起こることがある。
 
【治療的対応】
 ①薬物療法:不眠、不安、食欲低下に対して少量の睡眠導入剤剤、抗不安薬、抗うつ薬等を投与する。
 ②精神療法:中核となる悲しみが自然に消化されていくまで支持的な面接を続ける。数年間でゆっくり回復していくものが多い。

感情そのものが動かず、悲しむこともできないもの  
④内因性うつ病

意欲、行動、感情、食欲などが発動しない状態。
周囲からも明らかにいつものその人とちがい、「表情がない」「止まっている」などと言われることがある。
早朝覚醒、発動性の日内変動、体重減少をともなうことが多い。本人は感情を表出しないが、内的に仕事・家事等の役割を果たせない罪責感を感じていることも多い。疲労、身体疾患、環境の変化、などをきっかけに発病することもあるが特別な契機が無いこともある。本来の精神障害としてのうつ病である。
 
【治療的対応】
 ①薬物療法:充分量の抗うつ薬とともに、必要時には睡眠薬、抗不安薬も併用する。
 ②家族・職場等、周囲に対するに疾患の説明:うつ病であることを周囲に説明し、療養するための環境調整を行う。
 ③入院紹介:体重減少・体力低下の著しいものおよび罪悪感・自責感・焦燥感が強いものは入院治療が必要な場合があり、専門病院を紹介する。

飯田橋光洋クリニック HPより
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抑うつ状態、うつ病の原因と症状

原因と発症の要因

ここでも厚生労働省のサイトから以下引用します。

典型的なうつ病といえるのは、すでに述べた中でいえば内因性うつ病です。うつ状態が一定期間持続し、治療しなくても軽快するといわれ、うつ病性挿話と呼ばれます。うつ病性挿話は治った後も再発することがあります。

うつ病性挿話は環境のストレスなどが引き金になる場合もありますが、何も原因となることがないまま起こる場合もあります。このようなタイプのうつ病では、セロトニンやノルアドレナリンなどの脳内の神経伝達物質の働きが悪くなっていると推測されています。しかし、これもセロトニンやノルアドレナリンに作用する薬がうつ状態に効くことがあるため、考えられていることであり、まだ十分に実証されているとはいえません。

最初に説明した身体因性うつ病や性格環境因性うつ病のように、原因が考えられるうつ状態でも、セロトニンやノルアドレナリンが関係しているかどうかは、まだはっきりしていないと考えたほうがよいでしょう。


たとえば、うつ状態を起こす薬剤として知られているもののひとつにインターフェロン(IFN)があります。IFNによるうつ状態の原因は、血液の中からわずかに脳内に移行したIFNの作用、副腎皮質や甲状腺を介する作用、ドパミンやインターロイキンなどに関係する作用などが関係しているといわれ、とても複雑です。

一方、休みの日には比較的元気であるなどといううつ状態では、性格面の影響が大きいことが多く、神経伝達物質の影響がそれほど大きいとは思えません。このような場合、「うつ病はあなたのこころが弱いとか甘えているわけではなく、セロトニンやノルアドレナリンなどの働きが悪くなった状態だから、薬をのんで休んだほうがよい」などというアドバイスは、逆効果になることがあります。

厚生労働省 「みんなのメンタルヘルス」

外部的ストレス要因や内部・心因的ストレス要因により、脳内の神経伝達物質の働きが悪くなることにより発症するということが広く知られています。神経伝達物質のセロトニンやノルアドレナリンについては、僕の過去記事を参照してみてください。

ストレスの要因は様々だと思います。

・人間関係の悩み
・仕事の量や適性
・家庭環境
・ホルモンバランス異常(甲状腺機能低下など。ちなみに僕は橋本病持ちです)

いろいろなストレス要因が重なって、その人のストレス許容量を超えてしまったときに症状が出てくると考えられています。

僕の「うつ状態」と診断されるまでの体験談

僕の発症の要因ですが、主たる要因は仕事におけるストレスであると考えてます。

仕事でのポジションが上がり、職務の範囲や責任が広がり、徹夜や休日出勤で残業時間が大幅に増えました。

職場のメンバーの不満にもできるだけ環境改善しようと家に帰っても寝るまで仕事のことが頭から離れない状態が数か月続きました。
いや、夢にまで仕事の事が出てきてしまう状態でしたね・・・。

ある時、物忘れや思考が遅い、声が出にくい、頭がボーっとするという症状が出始めました。
お腹も痛くなり、「おかしいな」という自覚はあったのです。

まずは消化器内科を受診したところ、「胃潰瘍」との診断。

ストレスが原因であることは自分でも分かっていましたが、その時はしっかり休むという選択肢をとることができず胃酸を抑える薬を飲みながら仕事を続けました。

たまの休日も、日ごろの家事は奥さんに任せっぱなしなので子供の相手や家事をできる範囲でやっていました。

胃の痛みは無くなりましたが、その他の症状は悪化していきました。

・好きな事に興味がなくなり、表情が変わらなくなる

・人としゃべるのが億劫になる(声が出ないし、頭が回らない)


・10分でできる資料作りに1時間くらいかかってしまう


・食欲も睡眠欲もなくなり、体重が減少する

精神科、心療内科がある病院に行ったほうがいいことは分かっていましたが、電話してみても初診は1か月後、2か月後まで予約がいっぱいという状況で後回しにしてしまいました。

それでもとうとう

「これ以上は無理だ」というレベルに達したので、なんとかゴリ押しで精神科のある病院に行きました。


問診や血液検査などを行い、医師からは「うつ状態」ということで
「1~2か月休め」

と言われました。

僕も休んだほうが良いのは分かってますが、すんなりと決断はできません。

職場に迷惑をかけるわけにはいかないし、経済的な心配もありますが、一番の理由は「一度長期で休んだら、半年や一年は戻ってこれないかもしれない」という不安感からでした。

その時に僕が出した答えは、抗うつ剤と睡眠導入剤を飲みながら仕事を継続するというものでした。

しかし、その数日後に自分でも許せないくらい仕事ができなくなっていることに気づかされる出来事がありました。

「こりゃ、もうムリだ・・・」

今の状態は会社にも僕の体や僕の家族のためにも良くない事は明らかであり、これをきっかけに上司に相談し、すぐに休職することになったのです。

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【休んでよかった】僕のうつ状態発症を自己分析してみる

休職してしばらくは、ただ寝ころんで罪悪感と戦う日々でした。
それでも少しずつ仕事のことを忘れて自分のことを見つめなおせるようになってきました。



その中で分かったのは、

なるべくしてなるような生活を送っていた

ということです。

仕事に関して言えば、自分の実力と理想のギャップが大きく開いていたことが一つ挙げられます。

このギャップがストレスとなり、ギャップを埋めないまま過ごしていたことが長期間心身のストレスにさらされることになったと思います。

実力と理想の差のギャップイメージ

このギャップを埋める方法はあったのです。

自分の実力と理想のギャップを埋める方法

①理想を下げる
 ・身近なところを目標とする
 ・なりたい自分のレベルをいったん下げる

②実力を上げる
 ・足りないものを分析し、足りない部分のチカラをつける
 ・自分にない物は人に任せて、人の実力を使って上積みをする

忙しさを理由にそこに目を向けられなかった自分への怒りと、正直なところ周りのサポートや環境への不満もありました。

それでも改めて冷静になることができて、こう思えたことは自分にとって良かったと思ってます。

僕は、自分への自信のなさから「目立たないように」していたつもりでも、心のどこかで自分が組織の中で「主役になりたかった」んだと思います。

これが自分の理想とのギャップを産む要因でもあったのだと感じています。
うまく仕事が回っているときは、今思えば周りの人が僕のために動いてくれていたのだと。

気づかずに自分の実力と勘違いしていたのでしょうね。

また、自分の時間を作ることにも問題がありました。今思えば以下のような対処をすればよかったと思ってます。

・無駄だと思う仕事や自分ではできないこと、他部門からの筋違いの業務依頼はキッパリ断る

・周りの人に任せて、自分の業務が終わればサッサと帰る


・家に帰ってまで仕事のことを考えこまない(ON↔OFFを切り替える)


・自分で変えられない事については深く考えない

最後に重要だと思ったのは、睡眠と食事です。

人間は喜ばしい事をやるにしても、嫌な事をやるにしてもストレスを感じるそうです。

僕は、ストレスというのは生命エネルギーを消費させるものと考えるようになりました。
失ったエネルギーは補充しなければいけません。

若いうちはエネルギーが多いし、ストレス要因も少なかったので深く考えてなかったですが、それなりの年齢になると体力的な衰えと様々なストレスが増えてきます。

これをちゃんと自覚してコントロールしなければいけませんでした。

「うつ状態」は脳のエネルギーが枯渇した状態とも言われており、僕もそうだなと感じます。

エネルギー補充には、繰り返しますが「睡眠、食事」です。
当たりの前のことですが、これに尽きます。

・しっかりと質の良い睡眠をとる
・毎日栄養バランスよく食事をとる

その中でも、睡眠が最も重要だと思います。
僕も中途覚醒(夜中や明け方に目が覚めてそのまま眠れない)や睡魔が来ないなどがあります。

それが積み重なると頭痛や記憶力や判断力が鈍るので、多少薬に頼っても眠っています。

ちゃんと眠れると頭がすっきりして調子もよくなります。

運動して疲れさせて眠るのは、逆に回復しつつあるエネルギーを失うことになるので、治療中の方は医師としっかり相談して運動の強度を少しづつ挙げていったほうがいいと思います。

休んで自分を見つめなおせることは本当に良かったです。薬だけでは完治が難しいと思いますが、薬で症状緩和と睡眠をしっかりとって、余裕が出来たら自分にあってる生き方を考えてみるのもいいかもしれませんよ。

あなたが自分と向き合ってみた結果はどうでしたか?

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さいごに

現在も「うつ」、「うつかもしれない」で苦しんでおられる方もいると思います。

あれもやらなきゃ、これもやらなきゃという頑張り屋さん
に多いとも聞きます。

一回、本当の自分の想いに身も心も委ねてみてもいいと思いますよ。


たまには怠けたっていいじゃないですか。

逃げてもいいじゃないですか。


自分が変わらなきゃとも思うだろうけど、急いで無理に変えなくてもいいじゃないですか。

今の自分を必要としている人も必ずいます。

とにかく、しんどいと思ったらまずは休んでゴロゴロしてくださいね。そっから意欲が出たら先のこと考えましょ。


一生のうちのちょっとくらいイイでしょ?

おわり

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