【30~40代男性は読んでほしい】なぜかモチベーションが上がらない「意外な原因」(体験談)

40代男性仕事や趣味でモチベーションが上がらない意外な原因 記事タイトル
特に40代の男性で、数か月以上前から…
・仕事や趣味のモチベーションがずっと下がったまま…

・気分的になぜかイライラする、または落ち込むことが多くなった

・もしかして更年期障害かも…と思い始めている

この記事は、

なぜか「モチベーションが上がらなくなってしまった」と感じている40代男性サラリーマン

に向けたものです。

年齢的な衰えかな?

ストレスや疲れの溜まりすぎかな?

もしかしてうつ病?

と思っている方も多いでしょう。


筆者である僕もまったく同じように考えてましたし、その推測自体は間違っていないと思います。

事実、世の中には多くのストレス解消方法や心療内科や精神科での治療に関する情報が溢れてますし。

そんな中で今回の記事で僕が述べたいのは、

男性ホルモン(テストステロン)低下によるモチベーション、やる気、意欲の低下

いわゆる「男性更年期障害」についてです。

僕はこれまでに、以下のような経緯をたどってきました。

40代直前で仕事で根詰めすぎて体調悪化し、心療内科で「うつ状態」と診断されて3か月休職



復職後、4年程度はボチボチ調子を上げながら公私ともに順調に生活できていた



40代半ばに差し掛かった時に、なぜか仕事、趣味や日々の生活でさえもモチベーションが下がって悩む日々を数か月送った



意を決して向かった泌尿器科で血液検査の結果「男性更年期障害」と診断されて現在治療中


上記のような経緯を経た今では「40代のうつっぽい状態は、更年期障害の可能性もある」と思ってます。

男性更年期障害は日本では認知があまり進んでいないようです。
僕も実際に調子を崩し、症状を調べていく中で偶然その存在を知りました。

インターネット上で調べてみた限り、医師や医療機関による「男性更年期障害」の解説は多く存在しますが、デリケートな問題と考えられることが多いためか当事者である患者さんの体験談は少ないです。

そのため、

実際の診察や費用、治療がどんな感じかイメージしにくく、男性更年期障害の検査にためらいがありました。(自分が更年期障害だと認めたくない気持ちもあったと思います)

本記事の目的は、

なぜか長期間「仕事」や「趣味でさえ」モチベーションが上がらない状態で悩んでいる方

に対して、僕の「男性更年期障害」の経験を共有することで

希望ある未来を切り開く行動へのキッカケになってほしい

というものです。

僕自身、長期間悩んできたカラダとココロの不調の原因と対処法が分かっただけでも、随分と気持ちがラクになりました。

ここからは僕の体験をもとに、以下の3点に焦点を当てて述べていきます。

  1. 男性更年期障害発覚前~治療開始までの体験談
  2. なぜこうなってしまったかの自己分析
  3. どのように乗り越えようとしているか

今後も治療の経過を不定期に更新したいと思っています。

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男性ホルモン「テストステロン」低下による心身への影響

僕の体験談を述べる前に、男性ホルモンと男性更年期障害について少しだけ触れます。

男性ホルモン「テストステロン」と男性更年期障害については、下記の「一般財団法人 日本内分泌学会」のサイトを参照していただくと分かりやすいです。

一般財団法人 日本内分泌学会:男性更年期障害(加齢性腺機能低下症、LOH症候群)とは

ここで知っていただきたいのは、加齢やストレスによって男性ホルモンが減少すると、下の図のような身体症状、精神症状、性機能症状が現れるということです。(人によって発生する症状や程度は異なる)

男性ホルモン低下で現れる症状例
出典:一般財団法人 日本内分泌学会

うつ症状が出た場合、まず思い浮かべるのは心療内科や精神科だと思います。

しかし、

クリニックによっては、血中テストステロン量の検査を行わずに抗うつ薬を処方することがよくあるそうです。

うつ病と診断されて治療を進めてもなかなか改善しない場合、男性更年期障害を見逃している可能性があるということです。(あとで述べますが、僕の場合もそうだったのかもしれません)

特に40代以降の男性でメンタル不調に悩んでいる方は、心療内科にかかる前にテストステロンの検査をしてみた方がいいです。
ぜひ近くの泌尿器科、内分泌科に相談してみてください。

早い人では30代からでも男性更年期障害の症状が出るケースもあるそうです。

もし男性更年期障害と診断された場合、
ホルモン補充や漢方薬などの適切な治療をすれば症状が改善する可能性がかなり高くなります。

知識として知っておけば、不調となった時に迅速な対処ができるので頭の片隅に置いておくと良いでしょう。

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体調の異変と原因判明に至るまでの経緯

今になって振り返ると、僕が「男性更年期障害」と診断される数か月以上前から「心身の異変」があったんだと思います。

自分でもなかなか気付かないくらいにゆっくりと、そして確実に状態が悪化していたのでしょう…。

僕は現在40代中盤という年齢で、妻と子ども2人の家庭を持つサラリーマンです。

冒頭でも述べましたが、僕は過去に「うつ状態」と診断されて会社を約3か月休職していた履歴があります。

僕の働き方や気質、思考のクセが悪い方向に向かったことが問題だったのかなと。。

このような背景にも触れたうえで、ここまでの流れを共有したいと思います。

僕の性格と過去の休職のことなど

物事を深く考えすぎてしまう

小さな失敗を長く引きずってしまう

周りの人の困りごとを自分ごとのように対応してしまう

やるからには完璧を目指し、時間を忘れて没頭してしまう


ストレスを溜めやすい僕の気質も影響して、

・深夜残業&休日出勤
・家に帰っても仕事のことが頭の中をぐるぐるめぐる
・寝ている時間でさえも仕事の夢を見る

という状況が長く続いた結果、メンタルと身体に影響が出てしまいました・・・。

僕が40歳になろうかという時期のことでした。

今でも睡眠障害が残っていて、睡眠導入剤なしではまともな睡眠がとれない状況です。(中途覚醒、早朝覚醒してしまう)

「会社に行きたくない!」と思うことはなかったけど、心身ともに限界が来てしまったんでしょうね。

詳しくは過去の記事で述べていますので、興味のある方はそちらでご覧ください。


復職後は、自分の誇るべき気質もしっかりと受け入れ、浮き沈みが小さくなるような生活を徹底してきたつもりです。


そして、その後3年くらいは少しずつ良い方向に向かっていると思っていました・・・。

僕の場合の「男性更年期障害」自覚症状


「明らかに体調がおかしい・・・」と気づいた時には、僕の状態は以下のような感じでした。

僕の男性更年期の自覚症状
・仕事への意欲が極端に低下した
・何をしても疲れやすくなった
・趣味へのモチベーションがなくなった
・性欲がほぼなくなった
・イライラして怒ることが増えた
・物忘れが多くなった
・人と会う、話すことがおっくうになった
・ネガティブな思考が増えてきた
・笑うことが減った

※代表的な症状である「ほてり」、「異常発汗」は僕の場合は無かったです。

これらの症状は最初から自覚していたわけではありません。

さらに、僕の場合は「うつ状態」から回復途上の身だったので、ちょっと頑張りすぎて疲れが出たかな?程度であまり気にしていませんでした。

すべてが徐々に悪化して、さすがに異常だと気づいたときに振り返ってみたら・・・というのが実際のところです。

自分は更年期障害だと自覚することは簡単ではない
のでしょうね。

それぞれの症状について少し説明を加えます。

・仕事への意欲が無くなった

僕は仕事自体はめんどくさいと思ってますが、個人的に好きな分野や面白いと思える業務にはかなり熱中してやる積極的に動くタイプです。

(逆に言えば、面白くない好きではない仕事に長期間従事することはかなりの精神的ストレスになる)

今思えば、せっかく好きなジャンルや面白いと思える仕事をやっていても、いつも通りのやる気や推進力が出てこないことに気付きました。

今までなら絶対に没頭していた類の仕事であっても。

ここ数年間、ほぼ無かったのですが、朝起きて仕事に行くのがおっくうな気持ちになっていましたね。

・疲れやすくなった

年齢のせいもあるかな?とも思ってましたが、何をやっても疲労感が大きいです。

仕事はもちろん、車の運転や買い物など私生活でのちょっとしたイベントでさえも。

周りの人にとっては外見上そうは見えないから、いつも通りを要求されるのがつらいです。

何にしても行動すること自体が疲れます。

・趣味へのモチベーションがガクッと下がる

この現象の自覚によって「なんかおかしい」と思うようになったと言ってもいいでしょう。

かれこれ3年近くハマっていたゲームをやる気が起こらなくなりました。

ゲーミングPCやモニターまで買いそろえてガチでやっていたのに・・・。

やりたい気持ちはあるんですが、なぜか今は腰が重い状態です。

そして、気が付けばもう何年も購読していたマンガ(単行本)を買うのをやめてるし、かれこれ10年以上毎週立ち読みしていた週刊マンガ雑誌も見なくなりました。

趣味へのモチベーションが長期間下がっている状況なら、心身に何か異常があると思ってもらった方がいいかもしれません・・・

・性欲がほぼなくなった

ちょっと言いにくい内容ですが、毎朝起立していた僕の下半身のムスコが寝たまんまになっています。。。

というか、普段の生活で起きることがほぼないのです。
これは男性更年期障害の典型的な症状らしいですね。

これを自覚すると、ちょっと男としての自信を喪失しちゃいましたね・・・。

・イライラして怒ることが増えた

これも振り返ってみてのことですが、怒りが爆発するハードルが下がっているなと。

職場ではさすがにキレないように自制は効くのですが、家庭ではちょっとしたことで声を荒げてしまうことが・・・。

家族も感じていたようです。

傷つけてしまって申し訳ない気持ちで凹みました。

特に子供には強くあたってしまったように思います。父親失格ですね。

そんな自己嫌悪もあり、なんとかしてこの状態を脱しなきゃ!と思いを強くしました。

・物忘れが多くなった

テストロステロンが減少すると、認知機能が低下するとも言われています。

これは地味にツライです。
家の中でも会社でも何かをやろうとしている時に声をかけられると、さっきまでやろうとしていたことを忘れやすくなってます。病気のせいじゃないかもしれませんが…。

あと、お風呂に入っても髪を洗ったかどうか、体を洗ったかどうかが分からなくなる時も。

よく分からない時は、もう一回洗うようにしてます(笑)

・人と会う、話すことがおっくうになった

人との会話がスムーズにできなくなりました。

脳から記憶を取り出すのに時間がかかるので、言葉に詰まってしまいます。
つい最近の出来事でさえ、記憶から引っ張ってくるのが困難です。

さらに、声を出すエネルギーも出てこないのか「しゃべる」ということ自体がしんどい。

長く会話するにも疲労が付きまといます。

こんな感じでは、そりゃあ人と話すのしんどいわなぁ・・・と。

・ネガティブな思考が増えてきた

これはどちらかというと、不調を自覚してから強くなったように思います。

今までできていたことができなくなったこと、衰えを実感したこと、家族に迷惑をかけてしまった事実を突きつけられたからでしょう。

すでに述べたように一度メンタルダウンによる困難を経験しているので、正直そんなに焦ってはいないのです。

もがいて、色々試して這い上がっていくしかないのですから。

・笑うことが減った

笑顔でいることが自分にも周りにも良いことなのは分かっていますが、笑顔をつくるのも疲れます。

笑うと口の周りの筋肉がひきつる。

私は普段の会話でよく笑う方だと思っていましたが、これまで愛想笑いや作り物の笑顔をしてきていたのだろうと痛感しました。

喜怒哀楽の感情の中で「喜」と「楽」が消えた感じ。

何のために生きているのか、何が自分にとって楽しいのかよく分からない状態で「うつ状態」が再発したのかなと思い始めていたところでしたね。

そして、また妻に心配をかけさせてしまうのを恐れていました。

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泌尿器科での血液検査~治療開始まで

前述のような症状を自覚した結果、この状況を乗り越えようと動き始めました。

インターネット上で調べ始めてわりとすぐに引っかかったのが、冒頭から述べている「男性更年期障害」です。

妻にも話をしてみたところ、妻自身もそうじゃないかと思っていたそうで「病院行ってみたら?」と。

そんな後押しに加え、地元に男性更年期外来の泌尿器科があったので早速行ってみました。

もし検査の結果、テストステロンの値が男性更年期障害と診断されないレベルであったとしても、それはそれで一つの要因を消去できるので原因を絞ることにつながりますし。

医師に経緯を話すと、

問診では更年期障害が疑われるということで、すぐに「血液検査で調べてみましょう。」と。

1週間後に検査結果が出るということで、その日は血液採取して終わり。

費用は保険適用で3000円ほどでした。

もっと高額になると思ってましたが、検査項目が少なかったからですかね。
(遊離テストステロン、とその他のホルモン3種類の検査項目)

クリニックによって検査項目が多ければ、金額もアップするでしょう。

検査結果が出るまでは内心ドキドキしていました。

診断がつく数値であれば対処方法を明確にしやすいですが、検査で特に異常がないと言われたらどう対処しようかな・・・と不安があったからです。

そして迎えた1週間後。検査結果を聞きに病院へ。

医師からは開口一番で「男性更年期障害と言っていいでしょう。」と。

血中の遊離テストステロンが7.0pg/mlで、かなり低いとのこと。
※当時のガイドラインでは8.5pg/ml以下なら積極的治療が必要となってるそうです。

筆者の実際のテストステロン血液検査結果
実際の血液検査結果の画像

僕にとって状況は良くないのは変わりませんが、ここ最近の不調の要因が分かったことで少しホッとしたのが正直な感想でした。

「治療はホルモン注射です。早い人だと3回目くらいで大きく改善します。今日早速やりますか?」

と問われ、注射してもらうことに。

ホルモン製剤エナルモンデポーの筋肉注射だそうです。

お尻に打ちますと。
お尻に注射なんて幼少のころに1回あったくらいで、ためらいが・・・。

「腕じゃダメなんですか?」

と聞いたところ

「腕の筋肉はお尻よりも少ないから、お尻の方が効果的ですよ」と。

背に腹は代えられず、オケツを出してベッドにあおむけとなり、プスッと刺して10秒くらいですかね。そんなに痛くなかったです。

今後2~3週間おきに注射して様子見るということで、都合のいいタイミングで来てくれとのこと。

ホルモン注射は比較的副作用が少なく、効果も高いと言われていますが、人によっては血が濃くなったり前立腺肥大になる可能性もあるそうです。

だから間隔をあけて、3か月程度に1回血液検査で副作用が出て無いか確認するようですね。

ちなみに僕が通った医院では、注射1回で1650円(保険適用外)でした。

これくらいの金額なら、コンビニでお菓子買う頻度を減らせば相殺できそうです。

ともかく、検査結果の数値によって自分の体の異常を知ることができたのは、現在の状況を受け入れやすくさせてくれました。
数値の異常が判明し、その数値を上げるための方法があるならば希望も見えてくるというもの。

ひょっとして過去に「うつ状態」と診断された時も、男性ホルモンが大きく低下していた可能性があったかもですね。(当時、血液検査でテストステロンの数値をしてないので知る由もないですが)

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ホルモン(テストステロン)注射1回目~2回目までの状況

ここでは、男性ホルモン(テストステロン)注射の治療を開始して以降の状況を述べたいと思います。

1回目のホルモン注射後の経過

初めてのホルモン注射の直後の状況について。

意欲やイライラ感については特に変化がないなと思ってましたが、1週間経過したあたりから2日間ほど意欲があがったような感覚ですごせました。

お?いい感じだぞ?と気分が高揚しましたね。下半身のムスコも久々に起き上がってきました!

ただし、長くは続かずその後は低空飛行です。

ホルモン補充の効き目は、体内のホルモン値が徐々に上がって1週間程度でピークを迎え、また下がっていくらしいですね。(個人差もあると思います)

まあカンタンに復活できるわけないと思ってたので、気長にやるしかないです。

でも、短い間でしたがここ数か月遠ざかってた意欲の高い状態を経験できたということは、やはりテストステロンの影響は大きいんだなと実感したのでした。

2回目のホルモン注射後の経過

前回の注射からちょうど2週間後に2回目を注射。

前回はお尻の左側でしたが、今回右です。交互にやっていくそうです。

「じゃ、次もまた2~3週間後に来てください。」

と、あっけなく終了。

前回同様すぐには変化はなく、1週間経過あたりで意欲が高まりました。

ただし前回と違ったのは、その後の意欲や気分の低下を感じることがなく、底を脱したような感覚が・・・。

でも油断は禁物。
これから回数を重ねてみないと何とも言えませんが、テストステロン補充が根本解決につながるとは思ってません。

体内でテストステロンの分泌が増えるようにすること、ムダなストレスを減らしてテストステロン低下を緩和させることが本質的な治療なんでしょうね。

注射で外部からホルモン補充して、意欲が高まっているときに生活習慣や環境改善を自らやらないといけないと思いました。

すぐにこう考えられたのは、「休職→復職の経験」のおかげです。

ホルモン補充3回目以降の状況は、今後も不定期に発信していきたいと思います。

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なぜこんな状態になってしまったか自己分析

そもそもなぜ、私のテストステロンは低下してしまったんでしょうか・・・?

医学的に一般に言われる原因としては以下のようなものです。

  1. 加齢によるゆっくりとした低下
  2. ストレスによる急激な低下
  3. もともとテストステロンが低い体質
男性ホルモン分泌量と年齢の関係図
年齢と性ホルモン分泌量の関係図
出典:一般財団法人 日本内分泌学会

私の場合、③については過去にテストステロン量の検査をしたことがないので分かりません。

しかし、①、②が関係していることは間違いないでしょう。

ちなみに、男性更年期障害にならないタイプがあるそうです。

・マッチョな人
・いい意味で鈍感な人
・我を通してバンバン行動できる人  など

何度失敗してもチャレンジするようなエネルギッシュな人は、テストステロンが平均より高いと言われてます。
カリスマ経営者さんは更年期障害が出ないとか。

「男性ホルモンが濃い = 勇猛果敢なオスとしての特性が強い」ってことなんでしょうか。

一方の私は、上記のタイプとは真逆とも言えるタイプかもしれません・・・。

加齢については、
40代になって運動機能や回復機能の低下、疲労感を実感することが多くなっているのは事実です。

この機能低下を緩和するために適度な運動や食事バランス、睡眠時間確保を今まで以上に意識しないといけないことは分かっています。

問題は『ストレス』ですかね。

自分を取り巻く環境の大きな変化が、ある期間で立て続けに起きたのが大きかったです。。

生活リズムも大きく崩れてしまいました。

仕事面の環境変化

大きなトラブルが発生し、そのリカバリー役に任命されました。

正直なところ私がやらなきゃいけないもではないのですが、それなりの誰かがやらねばならぬ業務です。

今までやっていたような業務から大きくかけ離れました。

敗戦が確定し、撤退する部隊を最後尾で守る「殿(しんがり)」部隊の将兵のような心境。

泥臭く、誰もやりたがるはずもなく、光を浴びることもなく、本来の業務は一切手を付けられずの数か月間。

相当なストレスを感じながらも、任命されたからにはやらねばならぬ忍耐の時期でした。

プライベートの環境変化

家族の中で大きな変化が発生しました。
子どもの思春期と思われる不安定な状況に夫婦ともに右往左往・・・

■次男について
・ある時から学校への行き渋りが激しくなった
・所属するサッカークラブで試合となると急に吐き気がでるようになり、参加できなくなった

■長男について
・弟に影響されるように、学校に行きたくないと言い始め、不登校気味になった
・家の中での喜怒哀楽の波が激しくなり、僕や妻への反発、大声をあげたりモノに当たったりし始めた

■妻について
子どもたちへの対応で神経をすり減らし疲弊していた。

僕も妻も初めての経験なので、どう対処していくべきなのか分からない状況です。
やっぱ、我が子のことになると自分のこと以上に神経を使いますね・・・。

母親は特にそうなんじゃないでしょうか。

本やインターネットでの情報収集、知り合いへの相談、学校カウンセラーへの相談など、やれることはやってみようといろいろ動きました。

気分転換に夫婦でドライブしたりしながら。

そんなさなかでの一家で新型コロナウィルス感染。

しかも、家族の中でも僕の症状が重かったです。

ストレスでホルモンバランスが崩れると言われるのであれば、僕としては十分納得できる状況でしたね。

今思えば、心身ともにハードな時期だったなと。
これだけ立て続けに複数の大きな変化(と僕が感じる事案)に直面したのは、初めてかもしれません。

身体の変化や環境の変化の幅が大きい、または多くの変化が重なり継続した場合に、身体能力または脳の処理能力が追い付かず変化に対応できなくなっている状態。

変化とは、人間にとっては脅威。大きなストレスとなる。

逆に言えば、安定した状況とは身体能力、脳の処理能力、内部や外部からの負荷、自己回復機能など様々な要素が均衡している場合を言うのではないか。

その機能していたチカラのうち一つでも変化すれば、良い方向にも悪い方向にも流れていく。

今回の僕の場合は、身体能力と脳の処理能力の衰え、外部環境の大きな変化によってチカラの均衡が崩れ、それが悪い方向に傾いたのでしょう。

一度大きく崩れ始めたらそう簡単に止められないし、完璧に元あったとおりに戻すこともできない。

今の環境に適応するために、新しく積み上げ直すしかないのでしょう。

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どのように乗り越えようとしているか

更年期とは、新たなステージへ移り変わる時期とも言われています。

身体、精神(脳)、社会的な地位、家族構成、経済的な状態などの変化に適応するために、これまで築いてきた価値観のアップデート、生きる意味や将来の目標を再設定し、生活スタイルを更新する時期なのかなと。(子どもの思春期も一種の更年期と言えるのかもしれませんね)

今まで慣れ親しんだスタイルから、新たなスタイルへの変化は苦痛を伴うのは想像に難くありません。

どうやって乗り越えるのか。

やれることと言えば、
悩み、もがき、苦しみ、自分は何者なのか、どうしたいのかを問い続けながら、徐々に過去の自分を更新していくのみ。

僕の人生でも今まで何度かあった困難な時期をそうやって乗り越えてきたし、他のみんなも同じように乗り越えてきているはず。

できることを一つずつやっていくしかない。
3歩進んで2歩下がりながらでも前に進むしかないのです。

誤解を恐れずに言うと「根性!」ですかね。。。

ただ、
過去の経験上、しっかり意識しておきたいことは以下の3点かなと思ってます。

  1. 今まで頑張ってきた自分を誇りに思うこと
  2. ネット上でもいいし、対面でもいいから誰かに話を聞いてもらうこと
  3. 今は何もできないと思う時は、割り切ってしっかり休むこと

これらを根底に置きながら、

医療のチカラ + 生活習慣改善 + 人生の立ち回り方

を試しながら、人生の次のステージに向けて新たなスタイルを模索していきたいと思います!

医療の力 →心身の症状をやわらげる
 ホルモン注射、漢方薬など

・生活習慣改善 →テストステロンの分泌量を上げる
 睡眠時間、食事、運動(特に筋トレ)

立ち回り方 →テストステロンの急激な低下要因を排除
 生活の中でストレスを増やさない環境づくり
(嫌いなことを極力やらない、人間関係見直し、不要なものを捨てるなど)

苦しみの末に困難を乗り越えた先には、人間としてさらに成長した自分がいると信じて・・・。

不定期にはなると思いますが、僕の男性更年期の体験を今後も投稿できたらと思いつつ、今回の記事を締めくくります。

おわり

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