【うつ休職から復帰して3か月の心境】失ったものと引き換えに得たものは大きかった

うつ休職復帰から三か月、失ったものと得たもの うつ病体験
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■この記事のターゲット

うつ病などのメンタル疾患で

・会社を休職しようか悩んでいる人
・現在会社を休職中で人、復職後の自分がどうなるか心配な人

この記事は、精神科医から「うつ状態」と診断され2か月半ほど会社休職し、現在は復職した筆者の経験談です。



復職して3か月が過ぎ、失った代わりに得たものに気づいたことを述べてみたいと思います。

メンタル疾患の症状や置かれている環境は人それぞれなので、一括りに「こうすればいい!」なんてことは言えませんが、僕が経験し得たものから何かを掴んで「今置かれている困難な状況」を突破するきっかけになれれば嬉しく思います。

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悩んでる人、心配している人にどうしても言っておきたい!

まず最初に言っておきたいです。

心身の状態が異常だと自覚し、休職しようか悩んでいる方!

自分の身体がSOSを出しています

医師や上司に相談して、まずは思い切ってしばらく休みましょう!

悩む気持ちは痛いほどわかりますが、何も対処せずにストレス環境に身をさらし続けることはあなたの大事な体にとって良いことはありません。

休んだ代わりに失ったものはありますが、あとで振り返ってみると大したものではないです。
今は本当に休職して良かったと思ってます。

■現在休職中で、仕事復帰後の自分や周囲の反応が心配な方!

余計に考えすぎず、今は「好きなこと」、「できること」をやってください

僕も休職したばかりの時期は、先のことばかり考えては不安になっていく悪循環を繰り返していました。
それ自体は性格的な面もあるので仕方ないことだと思います。

でも今だから言えますが、先のどうなるか分からない事でモヤモヤ悩んで自分自身を追い込むのは何のメリットもありません

自分の身体を大切に過ごし、なぜこのような状況になったか客観的に自分をみつめ、できることからコツコツやるしか復活への道はないです。

生きることをあきらめなければ、そして自分の本音と上手く付き合えば、困難を乗り越えてバージョンアップし、あなたの新たな道を切り開いていけるはずです!

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会社を休職してみて失ったもの

貯金含めてお金はいくらか失います

休職を躊躇する大きな要因の一つとして収入の減少が挙げられると思います

復職後しばらくは残業しない(できない)と考えれば、長期間収入が減ることになるでしょう。
もともと残業代をあてにした生活スタイルも良くないんですがね…。

休職中に経済活動をしないことを前提とすれば間違いなく収入は減りますし、休職期間が長引けば貯金を切り崩すことにもなります。


手つかずの有給休暇をすべて使ったとしても2か月休めるかどうかではないでしょうか。

症状によって復職までにかかる期間は様々ですが、僕を担当した主治医に聞いてみると

休職期間の平均は2~3か月間程度

とのことです。

僕の場合は薬を服用しながらですが、1か月半程度で家では普通に暮らせるようになりました。
そこから余裕をみて、さらに1か月を休養にあてて復職しました。

この間で貯金は減りました。復帰後も残業制限をかけているので貯金はできません。

お金の面は心配だと思いますが、心身に症状が出ているのなら少なくとも2~3か月以上の休養は必要ではないかと思います。

本当はお金の心配などせずに休養に専念することがベストであることは、自分の心身にとって間違いないですが、少しでもお金の心配を減らすために以下を参考にしてください。

・休職期間前半は有給休暇をあてる
→体調を見ながら使用日数は調整。復職後のことも考えていくらか残せればベスト。

・会社規定での傷病欠勤の賃金支給内容を確認しておく(有給休暇以外に使える制度)
→会社によっては規定の期間は、通常の賃金の何割かが支給される場合もあります。

・加入している健康保険組合の傷病欠勤手当の支給内容
→保険の加入期間にもよりますが、数か月~1年半程度は賃金の何割かが支給されます。


お金の心配をして復帰を早まってしまうと、再発によるさらなる金銭的ダメージのリスクもあるので、「急がば回れ」で医師と自分の心と相談して復帰タイミングを調整してください。

ちなみにゴールデンウイークや夏季休暇、年末年始休暇などが間にあるタイミングだと有給休暇や欠勤日数を少なくすることができるので、タイミングが良ければ思い切って長期で休むことへのハードルが下がりますよ。

一部の人との良好だった(ようにみえた)人間関係

復帰して暫くたって見えてくるのは、復帰した自分に対する周囲の人間の距離感です。

・普段通り変わらず接する人
・気をつかいながら接するようになった人
・明らかに冷ややかな対応に変わった人


などが見えてきました。

最後の「明らかに冷ややかな対応に変わった人」というのは一定数はいるものだと思ってください。

対応を変えた相手を恨んでも軽蔑しても仕方ありません

どうしてもメンタル疾患に理解が無く、社会不適合者のレッテルを貼ってしまう周囲の人々もいますが、それは彼らが育ってきた環境によって醸成された価値観ですので、彼ら自身に負の感情をいだくこと自体がムダな労力であることを認識してください。

私たちは不完全な生き物ですから、最初は悲しくなったり憤りを覚えたりすることもあるかもしれません。

そんな時は、こういう風に自分自身に言い聞かせましょう。

・仕事の付き合い程度の人は、あなたの身体がぶっ壊れてもなんの手助けもしません。

・そもそも他人はあなたが思ってるほど、あなたのことを常に真剣に見ているわけではありません。


そんな他人の評価を気にして、ツライのに我慢してストレス環境に身を置くことはアホらしい。
自分の身体は自分が責任もって守ると。


自分自身が勝手に締め付けていた「他人の目の呪縛」から解き放たれると、物事の本質に短距離で近づけるようになりますよ!

順風満帆な出世への道

休職することで、会社側としてはあなたに対して「重圧に耐えられなかった人」という認識を持つでしょう。

出世への道のりは非常に険しくなります

もちろん復帰後に今まで以上にバリバリ結果を出して、あなた自身が出世を望むという条件が揃えば出世はできると思います。

ただ、

今までの経験上そういう人を見たことがありません

よって非常にレアケースだと思います。

もし出世のことを気にして心配になっているのであれば、いったん出世の道は断たれたと開き直ってはどうでしょうか?
開き直って、体調を優先しながら「自分の得意分野」で「自分の好きなように」仕事をして結果を出すことのみにフォーカスするんです。

「出した結果」と「その過程でつかんだあなたのワークライフバランス」が、さらなるステージへ上がっていくに値するなら自然とその流れに沿って行けばいいと思います。

そのころには、あなた自身が「何のために出世したいのか」「そもそも出世する必要があるのか」という答えが出ているのではないでしょうか。

元気でバリバリ仕事してた時の体力

復帰して3か月が過ぎても、比較的軽めの業務なのに定時間内の仕事だけで疲労感が半端ないです。

体調を崩す前にこなしていた業務をする体力はないですし、まだ気が早いかもしれませんが、これからも戻ることは無いように思います。

というより、もうかつての勢いで仕事したくないというのが本音です。
これまで自分自身が、

いかに体や精神に負担をかけた仕事の仕方をしていたのか、そしてそれが能力のキャパオーバーだと感じる感覚が麻痺していたのか

とも言えるかもしれません。

まあ年齢も年齢ですが、仕事をするってことは肉体的にも精神的にも結構しんどいってことですね。


あとで述べますが、こうなると逆に短時間集中で物事の本質に近づくための思考をするしかなくなります。

それをプラスと考える他ないでしょう。

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会社を休職してみて得たもの

ここからは、会社の休職と復職を経て3か月あたりの時点で気づいた「得たもの」について述べます。

「得たもの」の項目数が「失ったもの」よりも多いのですが、それは「失ったもの」にまだ気づけていないのか、「得たもの」の方が多いくらいの代価を支払ったということなのかもしれません。

今回の記事を書きながら新たに気づいたのですが、今回述べている「得たもの」はそれぞれが繋がっているようにも見えます。

○○できるようになったから⇒○○できるようになった⇒だから○○もできるようになった⇒・・・というように。

逆に言えば、やはり「失ったもの」も同じように、自分でも気づかないうちに繋がって他の何か失ってるんでしょうね。

それでも気づかなければ失ったものは大したものじゃないともいえるので、やはり困難を乗り越えて得るものは多いし、大きいってことだと思います。(そう思う方が体にやさしいです)

なんかすみません。回りくどくて(笑)

身体と心を労わる行動が習慣化されつつある

過去の記事でも述べていますが、ココロとカラダを大切にするために睡眠や生活リズム、リフレッシュの大切さを学びました。

実際に意識的に実践していくなかで、そろそろ意識してなくてもできるようになってきました。

これが習慣化というやつでしょう。

習慣化されれば、意識をわざわざ向ける必要がなくなるので思考や動作のムダが省けて心身ともに軽くなったような気もします。

薬に頼っている部分もありますが睡眠のリズムもできあがり、ちょっと根詰めたなという感じになれば力を抜いていこうと自然に思え、ひとりでキャンプに行ったり家族と出かけたりしてしっかりオフを楽しむことができています。

習慣化おそるべし!

やはり継続は力なりは本当ですね。

論理的思考力がアップ

休職期間中は人と接すること自体が億劫だったし、テレビも落ち着かないので見てませんでした。

ある程度回復してからはおもに本やSNSから大量の情報をインプットしていました。

参考記事:【うつを乗り越えるために】本をたくさん読んで復活の糸口をつかもう

色んな考え方を学びましたが、その後に復帰してから人の目を気にせずに好きなように仕事をしていくにつれて、論理的思考力がアップしていることを実感しました。

休職中にインプットしたことを復職後、実際に会話に出したり実践してみたりすることで、今までインプットしてきた情報の点と点がつながり「脳内のネットワーク網が広がった」というイメージですかね。

これが業務上だけでなく、いろんなことに役立っています。

休職すると、じっくり気兼ねなく読書できる時間が増えますよ!

自分の主張したいことを人目を気にせず伝えることができるようになった

これは自分でもびっくりしています。

今までは人の目や自分の言ったことに対する反応を気にしすぎて、言いたいことをオブラートに包みまくって話していました。

いったい自分が言いたいことの何割が相手に伝わってたんでしょうかね・・・

論理的思考と関連する客観的データ、理屈だけでは語れない部分双方を掛け合わせて、相手に納得してもらうような会話ができるようになってきています。

どん底から這い上がるために思考を繰り返し、自分の行動規範となるような信念が出来上がるとその辺の同僚や上司と議論しても臆することなく主張ができます。

また人目を気にしても仕方ないことに慣れてきたため、自分のやるべきことをそのまま遂行できるようになります。

ただ、調子に乗ってなんでもかんでもストレートに言えば理解してもらえるという事ばかりではないので、「過信は禁物」と思える余裕も出てきました。

その余裕がさらに、自分の主張をしっかり相手に伝えるための工夫をする意識向上に役立っています。

お金を稼ぐことの大変さを学んだ

休職開始の前後期間は、前述したようにやはりお金の心配が大きいです。

そこで、将来的に会社以外から収入を得るための保険として、ブログ運営を通してマーケティングや集客のためのライティングを独学で学ぶようになりました。

ブログ界隈で大きな結果を出している人が発信する情報などからもたくさんの学びがありました。

そして弱小ながらこのブログで0⇒1円を生む大変さを体感できたことは初めての経験で、自分にとって大きな財産となっています。

会社でそれなりに働いて給料をもらうより全然額は少ないですが、既存の会社の仕組みやリソースを使わずに自分でゼロから稼げたというのは大きな自信となりました。

ここから徐々に収益を増やすために努力することが楽しくもあり、本業にもいい影響を与えていることは間違いないです。

自分の今やるべきこと、やりたいことが見つかった

色んな思考を脳内で繰り広げることにより、現在の職場環境でやるべきこと、やりたいことが見つかりました。

それらは僕の過去の経験からくるものであり、今の僕しかできないことだと思っています。

下の図は、ビジネス入門書には良く書かれている仕事の緊急性と重要性から4つの仕事に分類して優先順位付けや業務他人に任せるための手法です。

僕の場合、右上の「緊急性は無いが重要な仕事」をじっくりやりたかったのですが、今の会社が置かれている状況と僕の得意分野がマッチしている領域であると確信したので、上司にも進言してやらせてもらっています。

復職後の様子見期間でできる特権ですね!

ここでしっかりとしたプランとトライを繰り返すことで、自分自身の新たなポジションが確立しかかっています。

やはり、適材適所は会社にとっても働く人にとってもプラスに働くなぁ~と実感しているところです。

家族の大切さが改めて分かった

僕には妻と子どもが二人います。

会社では今までの自分のふがいなさに対する怒りの感情も動力源になっています。
そのため、会社では結構ズバズバ物申すようになり、ちょっとイヤな奴になったかなと自分でも思ってしまうことがあります。

でも家に帰ると、ツライ時に何もできず苦労を掛けた妻を今は労わることができています。
子どもたちには、いままで仕事でほとんど家にいなくてしっかり遊んであげれなかった分、今はしっかり彼らに向き合ってあげれるようになりました。

その家族との関りを通して、昔から変わらない普段通りの自分がいることを確認できます。

根っこは変わってなくて、今までより真剣に仕事のこと、家族と一緒に成長することを考えられるようにバージョンアップしただけなんだなと安心できる大切な空間です。

本当に「家族のおかげで今の自分があるんだなぁ~」と一層家族を大切にしたいと思う次第です。

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さいごに

何かを得るためには、それ相応の代価を支払う必要がある

これは「等価交換の原則」と呼ばれています。

「エネルギー保存の法則」に似ていますが、発生した物事にはすべて因果関係があると思っています。

事象には原因があり、つながりがある



何かが起こった背景には、必ず何らかの理由があるというものです。

すべての物事が当てはまるかどうかは証明する気もないですが、因果関係があると思って物事に真摯に向き合い、相応の代価を払えば「それ相応の何かを得ることができる」と思いながら生活していくって少し楽しくないですか?

僕の場合、今回の休職で前述のようなモノを失った(代価を払った)結果、知識を深めたり自分の在り方をはっきりさせるなど多くのことを得ることができました。

一言で言えば、自分への自信が増したのだと思います。

得たものは以下の2つに分けられると考えます。

1)意図して代価を払って(勉強する)得たもの
 体調管理の習慣、論理的思考向上など


2)意図せずに代価を払って(出世の道、収入減、一部の人間関係等)得たもの

特に重要だと思うのが、2)の意図せずに代価を払ったものです。

うつ状態になったことや収入が減ったことなどの困難に対して、絶望の気持ちを持つことはよくわかります。

ですが乗り越えた時に得るものが大きいと思えば、絶望は希望に変わるんじゃないでしょうか。

今の苦しい時期は、自分を成長させるための代価と思えばいいんじゃないでしょうか。

以上、本記事執筆時点で感じた「うつで休職して得たものと失ったもの」でした。

好き勝手述べてますが、現在同じような境遇で悩んでいる方が、この中のひとつでも参考にしていただけて困難な状況から一歩でも前進できるキッカケになれれば嬉しい限りです。

おわり


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