まだまだ慎重に!うつ休職から復職して1年6か月時点の過ごし方とは【本人体験談】

うつ休職から復職1年半後の状況体験記

■この記事のターゲット

・うつ休職から復帰した後の経過を体験者から聞いてみたい
・復職した後の仕事の仕方や生活リズムと体調の影響の例を知りたい

このブログ内では、これまで筆者である僕の「うつ休職~復職後」の体験談を投稿しています。

体験談を投稿している目的を改めて述べておきます。

僕が「うつ休職体験談」を投稿する目的

現在、精神的にも肉体的にも限界と感じていて

・会社を休職しようかと悩んでいる人
・休職したけど、復帰した後のことが不安な人

こういった方々が、僕の経験談から少しでも自分の未来がイメージできて、前に進むことができればいいなという想いです。

人間はイメージできない未来には不安を感じるものだと思います。

逆に言えばある程度未来をイメージさえできれば、どのように生きていくべきか目標や信念が生まれます。

目標や信念がそこそこ明確になれば生きる活力になる!

「自分がイメージする未来に向けて、やるべきことだけにフォーカスする」ことは、充実した生活を送るために必要なモノなんだなと痛い目にあって気づきました。

今回は、復職後1年~1年6か月の期間の状況を振り返ってみたいと思います。

2020年12月時点の筆者の情報

年齢:40代前半

家族:妻、子ども2人(小学生)

職業:製造業のエンジニア

性格:おおざっぱ、めったに怒らない、頼まれると断りにくい、バランス重視タイプ

さて、前置きはこのくらいにして復職から1年6か月経過した時点の状況を簡単にまとめると下記のような感じです。

■仕事の対応状況
・基本定時で帰る
・自分の得意分野で結果を出すことにフォーカス
・休職していたことをアンタッチャブルにせず、雑談時などで経験談を話している

■家庭での過ごし方
・家で仕事のことを極力考えない
・決まった時間にごはんを食べる
・好きなことを我慢しない(趣味、ゲームなど)

■体の状態
・睡眠導入剤がないと、やっぱり中途覚醒する(夜中に目が覚めて寝れない)
・頭をフル回転させるような仕事をした後の頭痛はほぼ無くなった
・深夜残業すると一気に体調が悪くなった
・頭の中がスッキリとクリアーな状態である頻度は少ない(週1回あるかどうか)

ということで、1年6か月時点でも予断を許さない、自己管理を怠ってはいけない状況に変わりありません。

もう昔のような変動の激しい、負荷の高い生活スタイルはできないと思ってますけどね・・・。

しかし、復職後から一貫して続けている生活のスタイルは、毎日があっという間に過ぎるものの充実した日々を実現できていると思います。

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復職後1年6か月後の働き方

復職直後の働き方から変えていません。

基本的には定時(8時間労働)で帰る

職場は僕の体調に配慮してくれていて、日々納期に追われる、緊急に対応するような仕事は回さないようにしてくれています。

その分、みんなが日常手を付けられないような長期間を要する課題解決や問題解決を進んで担当するようにしています。

当然、存在意義を示すには結果を出す必要があるので、着実に目に見える結果を出すことを意識しなければいけません。

そのためには、しっかりと現状を分析する必要がありますが、幸いにも現状ではじっくり取り組む時間をもらっているのである程度の結果を出すことができています。

休職前では当たり前のように毎日残業していたので、復職後は残業代ほぼゼロとなり収入は減りました。
しかし、体調を優先したい思いは変わらず、残業ゼロで定時内でしっかりと結果を出すことにフォーカスしています。

ちゃんと結果を出し続ければ、賞与アップと昇給という形で反映される環境であったのも幸いし、経済的なダメージはそんなに無いですね。(日本全体がそうなれば、 お互いどんなにハッピーなことか・・・)

まあ、コロナ禍のせいでお金を使うことが減ったというのもありますけど。

ちなみに今回記事にしている期間の中で、やむを得ない事情があって復職後初めて深夜残業をしました。

体調がどうなるかな?と自分の現状を知るチャンスでしたね(笑)

普段は18時~19時頃に夕食をとるのですが、その時は23時くらいになりました。

結果的にはその後数日間は頭がボーッとしてしまい、やはり生活リズムを変えてはいけないなと痛感した次第です。

胃もたれ&便秘にもなり、自分の状態を知るいいきっかけになったと思って今後に生かしたいなと。

職場の人間関係は良好です。(と思ってます)

僕は、隠し事が嫌いで自分の想いは伝えたいタイプです。
休職する前には、職場のメンバーにマンツーマンで体調悪化と休職する旨を伝えました。

復職後は、みんな休職のことは触れようとしませんでしたが、僕自身から休職中にしていたことや心境の変化、みんなへの感謝の気持ちを伝えました。

このようなメンタル疾患系のケースには触れたくないし、触れられたくない人もいるかもしれません。

しかし、そのように包み隠してしまうから同じようにメンタル疾患で悩む人が減らない環境になってるんだと個人的には思っています。

メンタル疾患について理解を深めてもらうためにも、押し付けにならないように包み隠さずオープンに話すようにしています。

もしあなたの周りで同じように困ってる人がいたら、僕が相談相手になってあげるからいつでも言ってくださいね!

くらいな感じで。

そうすると、意外にいろいろ質問をしてくれたり、自分の働き方も変えないといけないと思ってくれたりと反応があってお互いの理解が深まったようにも思います。

現段階では、今後もこのスタイルで仕事をやっていくつもりです。

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復職後1年6か月後の家庭での過ごし方

これも今までと大きな変化はありません。

妻は僕の体調管理に気を遣ってくれているのが分かりますし、僕もその気遣いにお返しをしたいと思いながら過ごしています。

お互い気を付けているのは、

・お互い1人だけの時間をしっかり確保すること
・パートナーの好きなこと、やりたいことを否定せずに見守ること
・家のことはできる人が、できる範囲でやる

です。

それぞれ何かしらのストレスを抱えながら日々生活しています。趣味や好きなことで少しでもストレスが緩和されるなら、それを我慢する必要なんてないですよね?

我慢しなくても、家族に迷惑かけない程度に好きなことをやるためにはどうすればいいのか?とお互いが考えられる土台ができたのかなと思っています。

もちろんそこに行きつくまでには衝突もありましたけど・・・。

今ではひとりキャンプやゲームに没頭する時間を尊重してくれるようになりましたよ。。。

食事は毎日同じ時間に家族揃って食べるのがフツーになりました。

前項でも述べましたが、食事の時間が大きくズレると体調が大きく悪化するので、今後も気を付けたいところですね。

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復職後1年6か月後の体調について

さいごに、復職後1年6か月時点の体調についてです。

現時点、主治医から睡眠導入剤(ブロチゾラム)と抗うつ剤(サインバルタ)を処方されています。

体調は特に悪いと思うこともなくなってきたので、僕の勝手な判断で眠剤を断ってみた時期がありました。

睡眠導入剤無しでも眠りに入れますが、中途覚醒します。しかも決まって悪夢を見ます。

主治医曰く、副作用で悪夢を見るというのはよくあることらしいです。

薬を断つ人もいれば、お守り代わりに何年も飲み続ける人もいるそうですね。
まあ、急いで断薬する必要もないのでしばらくは眠剤に頼ろうと思います。

過去記事でも何度も触れていますが、良質な睡眠は大事ですからね!

次にうつ状態についてです。

気分の落ち込みというのは復職後から特に感じませんでしたが、ちょっとストレスフルな状況になると頭痛がする、思考がしにくくなるというのはありました。

しかし、今の時期くらいになると、その頻度もほぼない状態です。

抗うつ剤も飲み忘れることが多くなっていたので、1回薬の処方をやめてもらって様子を見てみました。

抗うつ剤を飲まなくなって1ヶ月くらい経ってみると、疲労感がキツくなってることに気が付きました。

家に帰っても疲労感が取れない日々が続いたので、抗うつ剤をまた飲むことに。

主治医曰く、抗うつ剤はストレスの感受性を緩和させるものだそうです。例えるならお酒を飲んで気が大きくなるようなもんだと。

つまり、現時点の僕は「今のストレス環境を自力で乗り越えれるまでに回復していない」ということなんでしょう。

多少の無理はききますが、小さなストレスが積み重なってどうにもならないところまで行ってしまった苦い経験を繰り返したくありません。

あせらずに薬のチカラを借りながら、職場や家庭のストレスをいなせる考え方や生活スタイルを確立していきたいと思っているのが、うつ休職から復職後1年6か月時点の現状ですね。

自分の生活スタイルにここまで真面目に考えるようになったのは「うつ」になったおかげです。

ネガティブに考えても全く何の得にもならないので、改めて今後もポジティブにとらえていきたいと思います!

ストレスが無い環境なんてないでしょうし、ストレスが全くない世界というのも面白みがないかもしれません。

そう思うと、ストレスを悪者扱いするんじゃなくて、自分が生きていくために必要な要素のひとつと思ってうまく付き合っていくことが求められるのかなと。

この先も粛々と自分第一で行きます!

また2年経過後に状況を更新できれば。

おわり

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