■この記事のターゲット
・うつで会社を休職し、復職した人の状況を知りたい
・うつ休職から復帰して2年も経ったら完治してる?
当ブログでは、僕の現在進行形の「うつ休職→復職の体験談」を節目節目で投稿しています。
今回の記事では、うつ休職から復帰して2年時点の僕の過ごし方や状況などを共有したいと思います。
精神的な不調から身体を壊し、今も悩んでいる人が、今後どう歩んでいくべきかイメージするための参考になれば幸いです。
早速結論からいきます!
・仕事は得意なことをメインとし、基本定時で帰宅している
・気分の落ち込みは全くない
・月に一度通院し、抗うつ剤と眠剤を服用している
・プライベートでは一人だけの時間を確保しつつ家族と過ごし、特にトラブルなし
過去に投稿した「復帰後1年半時点の状況」から大きな変化は感じられないのが現状です。
しかし、
今の時点で、ストレスを溜めないような生活習慣や考え方は定着しており、大きな環境変化がない限りは状況が悪くなるようなことはないだろうと思っています。
この生活習慣を継続しながら少しずつ新しいことにチャレンジし、減薬や断薬も視野にいれていきたい3年目です。
その前に、直近の半年を少し詳細に振り返ってみたいと思います。
うつ休職から復帰後「2年時点」の仕事の状況
職場の上司とは定期的な面談の際に、体調のことは伝えるようにしています。
ありがたいことに理解のある上司のおかげで、短納期で大量のタスクをこなすことが無いように配慮してもらってます(感謝)
その分、なんとか「自分の得意分野で目に見える成果を出したい」というモチベーションにも繋がっています。
時に想いが強すぎて衝突を招くこともありますが、それはそれでいいかなと。
休職以前は、衝突を恐れて仕事が中途半端な状態になり、そのせいでメンタルもスッキリしないという悪循環であったと思っています。
自分の中で確固たる信念が出来上がると、仕事上の人間関係や業務上の判断で迷うことはほぼありません。
人がどう思おうが、結果を出すことにフォーカス。
もちろん、独りよがりにならないように丁寧な説明は心がけています。
とにかく、
・ムダな残業はしない
・限られた時間の中で効果的な業務をする
・周りの人間が「やりたくてもできない困難なこと」を進んでやる
を徹底し、会社にも自分にもメリットがあるような働き方をしようというマインドが定着したかなと思います。
このようなスタンスで仕事をしていると、部署内や部署外からも頼られているのが実感できている…と自分では思ってます(笑)
まあ、誰に何と思われようが
自分が納得して仕事ができている
ということで、特にやり方は変えずに継続です。
いちおう給与や賞与の状況的にそれなりに評価されているような感じなので、会社側にもある程度納得してもらえてるってことなのかなぁと。
このような状態になるためには、復帰直後で人目を気にせずにどこまで開き直れるかだと思います。
僕の場合、一回休職してすでに全社的に「そういうヤツ」だと知れ渡ってしまったことが、開き直れた大きな要因と考えます。
人の目なんかより、自分の健康と家族が大切って気づけたんですから。
あと大切にしていることがひとつ。
仕事で悩んで塞ぎ込みがちな人を見かけると声をかけるようにしています。
僕と同じような目に会わないようにしてあげたいですからね!
かといって、その人のために自分のペースを極度に乱さないようにすることも大切。
できる範囲で、できることをやる
これに尽きるのかなと。
うつ休職から復帰後「2年時点」の気分の落ち込み有無
冒頭で述べたように、気分の落ち込みはありません。
これは前項で述べた「確固たる信念」ができたからと思っています。
「疲れたぁ~」と思うことはあっても、
「自分はダメな人間だ…」と塞ぎ込むことはありません。
もちろん、多少悩みや迷いが生じる時はありますが、その時にできる最善を尽くすという気持ちで対応すれば良いのです。
みんな完全ではない人間だし、どんなに偉い人でも失敗するし、失敗したってやり直せばいいだけということが心の底に存在していれば、「自分だけがダメな人間」と思いようがないからですからね。
しかし、この考え方を真に理解できたのは、僕の場合「休職」というこれまでにない大きな挫折を味わったからこそなのかもしれません。
そういう意味では、うつ→休職→復帰という流れは僕にとって必要な試練だったのだと改めて今でも思います。
うつ休職から復帰後「2年時点」の通院や服薬、体調など
復職後から2年経過した現在まで、毎月1回の通院は続いています。
主治医とは、お決まりの1か月の経過と薬の量の会話をするだけ。
毎回5分ほどで終了しています。
薬は、
抗うつ剤のサインバルタ20mgを1日1カプセル分
眠剤のブロチゾラム20mg錠を家で半分に割って使用
という状況です。
数か月前に、抗うつ剤を自分の判断でやめてみた時期がありました。
結果的には、業務上で高ストレスな状況があった時に思考がまとまらなくなるという感覚があったので、現在は毎日服用を続けています。
医療費もかさむので、主治医をと相談しながら少しずつ減薬していきたいとは思っています。
眠剤は、飲まなかったときの睡眠の質の悪さが顕著なので手放せない状態です。
今後子どもの習いごと関連で定期的にハードな運動を行わざるをえない状況になりそうなので、もし、そのおかげで深い眠りにつけそうな感じになれば、眠剤の減薬にもチャレンジしたいと思っています。
上記のような状態を除けば、普段の勤務状況と家庭での過ごし方であれば、体調が悪いと思うようなことはほぼないですね。
逆に規則正しい生活になったおかげで、振り返ってみれば風邪もひかなくなったし、腹痛もほぼありません。
毎年発生していた原因不明の甲状腺機能亢進症(無痛性甲状腺炎)も無くなっていたことから考えると、いかに「自分にとっての過度なストレス」が身体に悪影響を及ぼしていたのかと痛感する次第です。
過度なストレス環境から離れる、ストレスを溜めにくい思考や行動をとるということは、今後も意識していくことになるでしょう。
うつ休職から復帰後「2年時点」のプライベートの過ごし方
基本的に前回の 「復帰後1年半時点の状況」 から、生活スタイルは大きく変わっていません。
・一人で想いにふける時間を確保する(ひとりドライブ、キャンプなど)
・ほぼ決まった時間に家族そろって朝昼晩の3食を食べる
・家族それぞれの時間を尊重する
という感じ。
子どもが成長して、遊びに付き合う必要がなくなってきたので運動不足気味というのが唯一の変化ですかね・・・。
運動不足はメンタル疾患があろうがなかろうが、体調を悪くする要因でもあるのでチョット意識して運動を心掛けたいところ。
日々の子育ては大変で、気が休まる時間は少ないですが、そこはパートナーと分かち合いながらストレス溜めないように、会話やマッサージなどのコミュニケーションで傷の舐め合いをしています(笑)
まあ、親として程よいストレスと向き合いながら生活しているという感じですね。
さいごに
「いま、幸せか?」と問われると、「まあ、幸せですかね」と即答できる状態ではあります。
しかし、その幸せもいつどんなキッカケで崩れるか分かりません。
日々の体調管理、ストレスとの向き合い方を微調整しながら、新しい事にもチャレンジしていきたいとも思っています。
うつで休職した時は、復帰すらできないのでは?と思っていました。
復職した時は、2年後に幸せだと思える状態になっているなんて想像できませんでした。
繰り返しになりますが、「できる範囲で、できることをやる」。
これを徹底することで、心に余裕が生まれ自分を常に客観視できている(つもり)ことが良い状況に繋がっているような気がします。
いちおう補足しておくと、「できるのに怠けてやらない」ということではないですよ。
自分でできる範囲のことを、ストレスを溜めない程度に一生懸命やって、小さくても結果を出して自信を積み上げることを繰り返すというイメージ。
経験的には、うつの克服も、仕事での成長も急に起こるものではありません。
地味ですが、
「日々の一生懸命の積み重ね」しか勝たん!
ということで締めさせていただきます(笑)
おわり
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