お酒やめたほうがいい?メンタル不調経験者が断酒してみた

メンタル不調と断酒体験談

■この記事のターゲット
・「うつ」の回復過程でお酒をやめたらどんな影響があったのか?

・メンタル疾患が疑われる人には飲酒はオススメできないのか?


当ブログでこれまでも体験談を述べていますが、筆者である僕は「うつ状態」と診断されて会社を休職していました。

復職して2年以上定期的に通院している状態で、まだまだ回復への道半ばです。


そんな中で、生活習慣に大きな変化があったので共有したいと思います。

その生活習慣の変化とは、

「毎日飲んでいたお酒をやめた」

というものです。

やめてみて2週間めあたりから僕自身に起きた大きな変化は以下です。

僕に起きた変化


・頭のなかというか、視界というか、意識がクリアーになった

・睡眠の質が良くなり、目覚めが良くなった


僕にとって、非常にポジティブな変化です。

今回の記事では、

断酒する前の状況と断酒するに至った経緯、断酒後の状況について共有したいと思います。


同じようにメンタル疾患に苦しんでいる方

メンタル不調かも?と思っている方

メンタル疾患から回復途上の方

上記のような方が、改善のための何らかのアクションを起こす参考になれば幸いです。

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メンタル不調とお酒について

私は30代あたりから、ほぼ毎日350mlの缶ビール1本を晩酌として飲んでいました。

40歳ごろになって「うつ状態」との診断を受けたときに、主治医にはこのまま晩酌続けていいかを確認しました。

主治医曰く、基本的には

・アルコールは抗うつ剤、睡眠導入剤の効果に影響を及ぼす場合がある

・睡眠の質が悪くなり、心身の回復に影響がでる可能性がある

ということで「お酒はやめれるものならやめた方がいい」と。

アルコールの影響で血液の濃度が変わって薬の効き目が変わってくること、

睡眠中にアルコールの効果が薄れると交感神経が優位となって睡眠の質が下がる。

特に睡眠の質が悪くなることは心身への影響が大きい

そして、

メンタル疾患患者によくあるらしいですが、アルコールによって得た一時的な幸福感を再度得るために、アルコール依存となってしまうこと

が理由です。

しかし、

「お酒をやめること自体が大きなストレスになる」という状況ならば、現時点で急いでやめる必要はない

ということもおっしゃっていました。

今思えば、「お酒をやめる」というさらなるストレスを、当時の僕に与えないようにするためのコメントだったのでしょう。

当時は、自分でもお酒は治療にとって良くないんだろうな・・・と思いながらも、その言葉に甘えて、休職期間中~つい最近まで缶ビール1本弱を毎日飲むという生活を送っていました。

やはり、お酒を飲むと「瞬間的には」嫌なことや疲れを忘れさせてくれますからね・・・。

だからお酒に頼る人も多いのです。

お酒を飲む量や時間帯、休肝日の設定(週に1回2日連続以上が良いらしいです)などを適切に行えるのなら、ストレス発散の一つの手段としての飲酒はアリかなというのが今の考えです。

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お酒をやめる前の体調

復職を果たして2年以上、生活リズムを整え、高いストレスがかからないように生活してきました。

基本残業はしない、決まった時間にご飯を食べる、定期的に運動するなどを意識してやってきました。

それでも、今でもリズムが大きく崩れると、疲労感に襲われる状況は変わっていません・・・。

普段の生活においても、頭の中がクリアーだと感じることは少なく、まだまだギリギリの状態だなと思っていました。

気分が落ち込むことはないですが、エネルギッシュかと言えばそうではない。

加齢のせいもあるかもしれませんが、メンタル不調で体を壊すとそう簡単に今まで通り生活できないものなのかな・・・と感じながらの日々。

「霧の中の道中を、足元しっかり確認しながら前へ進んていくような生活」です。

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お酒をやめた後の体調

僕がお酒をやめた理由は、健康診断の結果で肝臓の数値(ガンマGTP)がレッドゾーンに達したからです。

350mlのビール1本とはいえ、ほぼ毎日飲み続けるとこうなるものなのか・・・。

主治医曰く、

・薬の影響で数値が悪くなることは極めて稀である

・腹部エコー検査等から内臓疾患の可能性は低い

・たとえお酒が少量でも、人によっては基準値オーバーに速く達することがある

まずはお酒をやめてみて、お酒の影響かどうかを見ましょうと。

メンタル疾患に対してもアルコールは良くないし・・・と。

まずは血液検査のために2か月断酒だ!

ということでお酒をやめたのですが、

2週間たったあたりから非常に体調が良くなっていることに気づきました。

冒頭でも述べましたが、久しぶりに意識がクリアーになった感覚を取り戻せたのです。

これまではだいたい仕事が終わるころには頭がぼんやりしてしまうのですが、それが無くなりました。

睡眠の質が良くなり、朝の目覚めが良くなってスッパリと起きれるようになりました。


明らかな変化があったということは、ほぼ毎日のアルコール摂取によって

・身体へのダメージが多少なりともあった
・睡眠の質が良くなかった(疲労が回復しない)

ということが言えるのではないでしょうか。

今後はお酒との付き合い方にも気を付けなきゃと思う結果でした。

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さいごに

うつを経験してから色々なモノ、趣味を断捨離してきました。

・ウィンタースポーツ
・バイク
・釣り
・ビリヤード
・マージャン、パチンコ
などなど…


今は、コレと思えるものだけにココロとカラダのリソースを集中しています。

10代や20代、30代のころには両立できたことが今はできない・・・。
そして、酒まで体に負担になるようになった・・・

ある調査では、約6割の方が「ストレス解消疲れ」を感じたことがあるというアンケート結果があります。

ストレス解消のためにやったことで疲れを溜め、その疲れがストレスになる・・・なんて本末転倒。
悲しくもありますが、加齢による衰えは避けようのない現実です。

巷でもよく言われる「引き算する生活」で、膨大な情報を浴び続ける現代社会でのストレスをコントロールしていく必要があると思うのです。

みなさんも本当に必要なモノやコトを考える時間を持ってみませんか?

おわり

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