【Surface Book3の業界人目線レビュー】 「新型は堅実な進化」従来モデルと比較してみる

Microsoft Surface
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■この記事のターゲット
・Microsoft Surface Book3はSurface Book2とどう違うのか
・Surface Book3のターゲット層は変わらないのか
・Surface Book3は買いなのか

個人的には、クラムシェル型ノートで13.5インチと15インチのラインナップをもつSurface Laptopの人気により、Surface Book3はもう出てこないんじゃないかと思っていました。

それでも出てきますね『Surface Book 3』が!(2020年6月5日から日本で販売予定)

今回の記事では、業界エンジニア目線でSurface Book3のスペック新旧比較も含めたレビューをしてみたいと思います。

過去記事でSurface Book2はニッチなユーザー向けの高額すぎるノートPCとして評価しました。

これは酷評しているわけではなく、性能はオンラインゲームやイラスト作成、画像加工に十分対応できるグラフィック強化マシンであることは十分評価できるのですが、いかんせんユーザー層が限定されることと、高額であることが爆売れしないポイントであるためです。

それでもSurface Book3として大幅刷新することなく、CPU含むプラットフォームの更新だけでリリースしてきたということは、Surface Book のアイデンティティとターゲットユーザーを大事にしていることの表れです。

このMicrosoftの意図には敬意を表したいと思います。

Surface Book3はこんなマシンです。

Surface Book3は

・ディスプレイとキーボードが脱着できて、タブレットにもなる2in1ノート

・13.5インチと15インチのラインナップがある

・最新世代のCPU(第10世代)を搭載し、Core-i7モデルは高いグラフィック処理性能を持つ

・ノートPCとしては大容量の32GBメモリ搭載モデルあり(従来は最大16GB)


・従来モデルより大きく定価が下がった(最大構成で約6万円ダウン)

Surface Book3は、従来のSurface Book2に直近世代の部品を搭載したオーソドックスな進化(マイナーチェンジ)ということです。

メモリ32GBをラインナップさせたということは、従来よりもクリエイティブな作業に対して強化されたことが読み取れます。

また、これまで高額なため購入を見送っていたターゲットユーザーにはうれしいコストダウンも見られます。

下記の想定ターゲットに当てはまり、デスクトップパソコンは必要ない方にはSurface Book 3は買いと言っていいでしょう。

Surface Bookの想定ターゲット

・オンラインゲームを楽しみたい人
・イラスト作成、画像加工や動画編集を本格的にやりたいクリエイター
 (クリエイターのサブ機、メイン機としても使える)
・アプリ開発に使いたいエンジニア

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Surface Book3のカタログスペックを旧型と比較

初めに旧型のSurface Book2と新型Surface Book3のスペック比較表を見てみましょう。
比較表の赤字部分がSurface Book2との主な違いです。

Surface Book2とSurface Book3
主要スペック比較

■Surface Book2から変わらないスペック
以下のスペックはSurface Book2から何ら変わっていません。

・本体サイズ
・重量
・ディスプレイスペック
・入出力ポートレイアウト
・カメラ
・各種センサー

■Surface Book2から変わった主なスペック
・Intel CPU 第8世代 → 第10世代(現時点の最新世代)
・最大搭載メモリ 32GBへアップ
・GPU(グラフィックチップ)の更新

・USBポートの通信規格更新
・オーディオシステムの更新

・販売価格ダウン

以上の事から、Surface Book3は従来モデルの筐体流用となっていることが濃厚です。
内部のマザーボードと一部の部品のみが変更されていると思っていいでしょう。

Surface Book3は、筐体を流用し基本性能のみを向上させてコストを抑えた製品であり、高価格に二の足を踏んでいたターゲットユーザーに対して、コスト面のメリットで間口を広げる意図があると考えます。

変更があった部分を少し詳しく説明していきます。

販売価格が最大約6万円ダウン!

従来モデルに比べて最上位構成で価格が約6万円下がった(13.5インチモデル)のは大きな変化と言えます。(※15インチは約3万円ダウン)
しかも最新世代CPUと32GBメモリという大きな進化をしたうえでです。

Surface Bookのネックの一つとして40万円を超える高価格がありました。購入に二の足を踏んできた人もいるでしょう。
しかし、今回の価格ダウンで購入に踏み切る人も少なくないかもしれません。

ちなみに30万円台でも筆者に買える余裕はありませんが…

最安のCore i5/メモリ8GB/SSD容量256GBのモデルはこちら

CPUの世代が第8世代→10世代にグレードアップ

CPUが最新の第10世代に更新されています(従来よりCPU能力50%向上)。
細かいベンチマーク的な内容は別の人の記事に任せます(笑)

CPUは過去から年々進化してますし、他社もほぼ同じ世代のCPU搭載のラインナップがあることから、正直一般ユーザーが細かい性能調査結果を意識する理由もないからです。

最新のIntel Core-i5、Core-i7レベルで不満に感じるほどの使い方をしている人は少ないんじゃないですかね?

GPU更新によるグラフィック処理能力アップ

GPU(Graphic Processor Unit)もCPUと同様です。

グラフィックチップの性能も成長を続けています。
扱う画像のデータが、今後解像度4Kや8Kの大容量データが普及していくとともに、グラフィック能力向上のニーズがあるからです。

Surface Bookで気を付けてほしいのは、GPU搭載モデルはCPU Core-i7しか存在しません

しかもキーボード部にGPU内蔵なので、タブレット単体ではGPUの恩恵を受けることができないことは購入前に知っておくべきことです。

あとで「騙された~!」とならないためにも…。

本格的なゲーム(フォートナイトなど)で遊びたい方は、Core i7モデルを選択してキーボードとドッキングした状態とすることをお忘れなく!

ついでにお忘れなくなポイントですが、ディスプレイのリフレッシュレートが一般的なディスプレイ同様の60Hzと低く、フレームレート60fps以上でるゲームでもディスプレイがボトルネックとなり60fps以上でません。

ゲームでフレームレートを重視したい人は、リフレッシュレート144Hzなどのモニターを搭載したゲーミングノートを買う方ことをオススメします!

最大メモリ容量アップ(16GB→32GB)

最大メモリ容量が32GBとなり、競合のMacBook Pro 13インチと同じレベルになりました。
タッチパネルで液晶画面に直接アクセスするクリエイターであればMac BookよりもSurfaceを選ぶ人も出てくるでしょう。

しかし、Mac Book Proの16インチは最大64GBメモリを搭載できるので、マウス派クリエイターはMac Book Proを選ぶかもしれませんね。

USBポートの通信速度アップとPower Delivery対応

従来のUSBポートの通信規格(USB 3.1 Gen1)から少しグレードアップして、USB 3.1 Gen2のUSB Power Deliveryになっています。

データ通信速度は2倍(最大5Gbps→最大10Gbps)。

USB Power Delivery対応により、対応機器と対応ケーブルとの組み合わせで高出力充電に対応できます。※USB Type-Cポートのみ対応

競合他社では、もっと高速データ通信できるモデルが出てきている中でちょっと弱いなと…。

【参考:他社採用の高速USBポート通信規格】
Thunderbolt 3:データ転送速度最大40Gbps
USB 3.2 Gen 2: データ転送速度最大20Gbps

Surface Book3の中途半端な設定の要因として、やはりコスト抑制があるのかもしれませんね。
(当面は10Gbpsで十分と判断し、次期モデルで上げてくると思われます)

オーディオシステムの更新

スペック上はDolby Atmos 搭載フロント ステレオ スピーカーとなっています。
従来より臨場感のある音を出力できるのですが、しょせんノートパソコンのスピーカーレベルでは外付けの高出力スピーカーにかないません

正直ここはあまり気にしなくてもいいんじゃないでしょうか…。
ヘッドフォンがあると良いと思います。



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SurfaceBook3 おすすめモデル

Surfacebook3-studiomode
Microsoft Surface公式サイトより引用

Surface BookはSIMスロットを搭載していないことから、外出先でのビジネスシーンなどで要求されるLTEによるモバイル通信は二の次で、ターゲットユーザーが明確です。
(自宅またはオフィスでクリエイティブな作業を行う人、またはオンラインゲームも楽しみたい人)

よって個人的にオススメするモデルは、
ゲームも快適に遊べ、クリエイティブ作業に最大限貢献する作業領域をもった15インチの最上位モデルです(もちろん高額ですけど…)。

CPU :Core-i7
メモリ:32GB
SSD :512GB
(256GBも選択出来たらいいのに…)

価格:\351,780



15インチは画面サイズが大きいので、イラスト作成や画像加工などの作業領域が広がります。
また、純正アクセサリーのSurface Dialをディスプレイ上においても使えるサイズかと。

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さいごに

繰り返しになりますが、Surface Book3はSurface Book2から堅実に進化したマイナーチェンジ版です。

オンラインゲームやイラスト作成ソフト、画像/動画編集など高いグラフィック機能が要求される上位モデルの性能が強化されたのもポイントではありますが、個人的には上位モデル(CPU Core-i7搭載)が購入しやすい価格になったというのがSurface Book3のハイライトと言っていいでしょう。

ただし、性能としては他社のプレミアムノートパソコンやゲーム用ノートPC(ゲーミングPC)に勝るとは言えません。

それでも、ペン描画も高いレベルでこなせる2in1ハイスペックノートパソコンとしてクリエイターに適したユニークな存在であることは、今後もしばらく変わらないでしょう。

もちろん、MacBookに対抗できる「ドヤれるノートブックPC」であることも(笑)

(お金が余るほどあるなら買いたいです)



おわり

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