1台であなたの欲求のすべてを満たしてくれるノートPC、タブレットの購入で悩んでいませんか?
・流行りのイラスト描きたい
・ちょっとした動画編集したい
・気軽に写真撮影してSNSにアップしたい
・ビジネスでもしっかり活用したい
・軽量コンパクトで持ち運びしやすい
・所有感を満たす高級感のあるデザイン
このすべてを高いレベルで満たしてくれるのがMicrosoftのSurface proです。
僕の愛機はSurface pro2017年モデルで購入して約2年になります。
ハッキリ言って購入してよかったです。
すでに2019年モデルのSurface pro7が販売されていますが、最新機含めてなぜSurface proを購入したかを仕事柄パソコンの業界にたずさわる僕の視点でレビューを織り交ぜながら共有したいと思います。
まさに今、何を買うべきか悩んでいる人に一つの方向性を示せれたらうれしい限りです。
購入のポイント:自分の用途、目的に適したものを選ぶ
当たり前のことですが、自分がどういった用途でその端末を買うかというのが最も重要になります。僕が新しい端末を選ぶ際に重視したのは、以下の項目です。
- 趣味のイラストをストレスなく描くことができる
- ビジネスドキュメント作成もできる汎用性
- モビリティ(機動性、持ち運び)を重視する(13.3インチ以下のサイズ)
- 長く使えるシンプルなデザインとクールで大人っぽい質感
また、将来的に動画編集なども行うことも考慮して、上記ニーズの中で候補に上がるのは以下のような特徴を持った端末に絞られました。
- Apple Ipad pro
- HP Spectre X360
VAIO Z Canvas(生産終了のため除外した)- Moicrosoft Surfacebook2(以降Surface bookと略します)
- Microsoft Surfacepro6 2018年モデル(以降Surface proと略します)
僕は仕事柄、国内パソコンメーカーの仕様についてはある程度の知識があるので、大手のN社やF社のタブレットやコンバーチブル型PCはイラスト対応力不足という点で最初から除外しています。
また本格的なイラスト制作となれば、自作デスクトップPCに高性能グラフィックボードとメモリを多く積んで、世界的にも評価の高いWacom社の液晶タブレットを接続するというのが一番良いと思いますが、モビリティの面から除外しています(実際現物の書き味は個人的に最も良いと思っています)。
さて、候補にあがった端末の概略スペックを表にまとめてみます。

定価は最低仕様組み合わせの価格なのでご注意ください。
■主な特徴
Ipadpro:OSがWindowsではない(iOS) 他のアップル製品との連携には有利、この中で最も軽い
SrectreX360:Windows OS、高性能スペックでも価格が安い、画面解像度が低い
Surface Book3:Windows OS、NVIDIA製グラフィック処理チップ内蔵モデルならゲーム用途も可能、最も重い
Surface pro7:Windows OS、画面サイズ12.3インチとこの中で一番小さい
イラスト制作の面からの考察
Spectre X360は実物を触れれなかったのでスペックのみの比較ですが、最低仕様では画面の解像度が他と大きく劣っており、この中では最下位とせざるを得ませんでした。
■Ipad pro
Apple pencilの書き味が素晴らしいことは聞いていましたが、実際に試し書きしても本当に紙に字を書くような感覚で書けます。
ペン先とカーソルの位置ずれは無いと言っていいレベルで、ペンの動きと描画の追従も遅延を感じることはありませんでした。文句なしの最強です。(ただし、Wacomのペンタブレットは同等以上の性能です)
本体の角度を自由に変えることができないので、書き方が固定されてしまいます。アクセサリー類で補完してあげる必要がありますね。
さらに残念なのが、平坦な机に置いたときに背面カメラのリングの突起があるためにフルフラットにならないところです。これって微妙にストレスになりそう。

■Surface book
Ipad proに比べると書き味は若干違和感ある感じですが、ペン先とカーソルのずれはかなり小さく個人的には問題と思いませんでした。
描画の追従ですが、ソフト的な影響もあるのでしょうが、エフェクトの利いた重たい線を書こうとすると若干遅延する感じです。それでもストレスなく描けるレベルと思います。
これもイラスト制作においては本体の角度がある程度決まってしまうので、タブレットモードにして何らかのアクセサリーで書きやすいポジションを見つけなければいけません。
■surface pro
実際に所有している2017年モデルでイラスト制作していますが、Surface book同様に特にストレスを感じることはありません。
他のモデルと比較して若干画面サイズが小さいというところをどう考えるかですね。
僕は携帯性を重視していますので、ちょうどいいくらいかと思っています。
イラストレーターさんもメイン機やサブ機として使用しています。
Surface proの特筆すべき点は、背面のキックスタンドが無段階で0~135°で開くので描きやすいポジションで描けるというところです。これはかなり大きい部分となります。
手のひらを置いてペン描画しても誤動作はないですね。

僕の趣味のイラスト作成本格化のきっかけは下記記事参照ください。
画像をタップまたはクリックで記事へ移動します。
https://life-notenki.com/others/ notepc-and-tablet /720/
https://life-notenki.com/others/ notepc-and-tablet /1239/
https://life-notenki.com/others/ notepc-and-tablet /4721/
ビジネスユースでも使える汎用性から考察
■Ipad pro
いまやIpadもいろいろなビジネスシーンでも使われるようになっていますが、メインはタッチ操作で使用する状況が多い認識です(会計、会員登録、契約書への入力など)。
表計算や正式文書、プレゼン資料作成でipadをしっかり使ったことは無いですが、やはり現状業務マシンはWindows機が圧倒的多数なので慣れの問題かもしれませんが個人的には使いにくいです。
キーボード(購入必須)の配列も独特ですし、iOSへの慣れという部分でどうしても時間がかかってしまいます。
また外部I/OがUSBType-Cの1つのみですので、USBハブなどで拡張する必要があります。
■Surface book
オーソドックスなWindowsのノートブックですので、ビジネスユースにもなんら問題はありません。膝の上に乗せて使う時も安定してタイピングができます。当然Microsoft office(Excel,Word,Powerpoint)を今まで使っていたように使用することができます。
外部IOも普通に揃ってますので、これ1台あればほぼ問題ないです。
NVIDIA製グラフィックチップ*を内蔵(ただし、キーボードユニットに内蔵なのでタブレットモードではCPU内蔵グラフィックチップとなる)したモデルなら、処理の重たくなるゲームにも対応できますが、価格は上がります。
*GPUとも呼ばれるCPUとは独立したグラフィック処理専用のユニット
■Surface pro
こちらもWindows機ですので、Microsoft office(Excel,Word,Powerpoint)を今まで使っていたように使用することができます。
ただこちらは別売キーボードが必要な事と、外部IOが少ないという欠点があります。USBハブで拡張してあげる必要があります。
机上でACアダプタで使用するなら外部IOが拡充されているSurfaceドックを購入して接続するとこの欠点はある程度解消されるでしょう。
あと若干気になるのは膝の上に乗せて使用するときは、キックスタンドのエッジが膝に乗っかるので長時間の使用では少し太ももが痛くなるかもしれません。
■Spectre X360
こちらもWindows機ですし、スペック的にもミドルレンジなのでこの1台だけで全く問題なく使えると思います。(Officeが同梱されていないので、追加費用が発生します)
このスペックでこの価格はかなり魅力的です。
モビリティ(携帯性、持ち運びやすさ)面からの考察
■Ipad pro
絵をかいたり、ネットサーフィンやメール見るくらいという状況であれば、この中では単体で使う分にはモビリティは一番だと思います。しかし、ビジネスユースを考えるとアクセサリー類を多めに持っておかなければいけないため、このメリットが薄れます。
Cellularモデルもあるので、SIMカードを準備すればWIFI環境がない場所でもインターネット接続可能です。
■Surface book
一般的なラップトップとしての携帯性としては十分ですが、それでも比較的重いというのが欠点といえば欠点ですかね。
このSurface bookはディスプレイとキーボードを分離することができますが、分離するときは端末側が自動で解除機構を動かすので、分離時にタイムラグがあるのがちょっと・・・というところくらいですかね。
■Surface pro
Ipad proよりはアクセサリー類を持ち運ぶ量は少なくていいと思います。利用シーンで「汎用性」を重視した場合は、総合的にNo1のモビリティ性能かなと思っています。僕はいつも別売キーボードだけ付けてカバンにぶちこんでます。
Surface Pro XシリーズであればLTEモデルがラインナップされてますので、SIMカードを準備することでWIFI環境がない場所でもネットワーク接続が可能です。
■Spectre X360
ビジネスユースでは、この中では文句なしのモビリティ性能でしょう。
軽い、薄い、外部IOも揃っているため周辺機器は最小限でOK。
デザイン面からの考察
多くのメーカーの標準的なPCは、工場での製造過程で「歩留まり(良品率)」を上げるために、メーカー出荷試験などでNGとなったものは修理(部品交換や手直しなど)して再試験後に出荷します。
よって、解体が容易になるような筐体構造を採用しています(カバーをツメでパチッととめる、ねじ締めするなど)。
このためデザイン的に制約がでてきて高級感を出すことが難しいのです。
これに対して、今回紹介したマシン達はリペア性を度外視した構造設計となっているため、シンプルで高級感あるシームレスなデザイン(継ぎ目が少ない)を取ることができています。
この構造の多くは、構成パーツ間の接合性が比較的高いため「動かすと異音がする」、「カバーの間に隙間が出てきた」というようなトラブルの可能性はかなり低いと考えてます。(壊れたら修理に高くつきますが・・・)
■Ipad pro
iPhone同様の見慣れたデザインですが、洗練されたシンプルなデザインですね。万人受けするのも分かります。シンプルかつ高級感のバランスが素晴らしいです。
特に文句を言えないですね。そういう僕もIpad Airを持ってますし、スマホもiPhoneです・・。さらにiphoneやMac bookなどアップル製品との連携のしやすさで行けば候補に挙がってきますね。

■Surface book
Macbookを意識したであろうデザインですが、これもシンプルで高級感があっていいですね。
パームレスト部の質感もヒンヤリサラサラしていて1ランク上のパソコンを感じさせます。
キーボードの打鍵感もしっかりしていて、しっかりした作りであることを感じ取れます。
ですが、ヒンジ部のジャバラが気に入らないのは僕だけでしょうか?

■Surface pro
これもMac製品を意識した感がありますが、キレイにまとまってるんじゃないでしょうか?
所有の満足感を与えてくれてます。空港ロビーなどでSurfaceproを使ってるビジネスマンを見かけると素直にカッコいいなと思っていました。
■Spectre X360
他の3台とは違っておしゃれ感が高い感じですね。持ってる人も少なそうで自慢できそう。ディスプレイは360°倒せるので、いろんなシーンでの活用の幅があります。

まとめ
いろいろ好き勝手に優劣つけましたが、スペック的にはビジネスや動画視聴などの通常利用には全くもって十分な性能を持っていて、どれもいいマシンだと思います。
・ipad Proに向いている人
iPhoneやMac製品の扱いに慣れていて、そのデバイスとの連携やイラスト作成、携帯性を重視する人
・Surface bookに向いている人
Windows機の扱いに慣れていて、イラスト作成やハードな動画編集、ゲーム利用する人
・Surface proに向いている人
Windows機の扱いに慣れていて、イラスト作成やちょっとした動画編集、携帯性を重視する人
・SpectreX360に向いている人
Windows機の扱いに慣れていて、ちょっとした動画/画像編集ができ、仕事でバリバリ使う人
個人的にはSurface proを買ったので贔屓目で見てるかもしれませんが、イラスト用途もビジネス用途も携帯性も総合的に考えたらやはりSurface proを買ってよかったと思っています。
イラストもipad Airで描いてた頃よりは動きも速く、格段にスムーズで描きやすくて楽めてます。
動画視聴や動画編集、ビジネス書類作成も「もたつき無く」こなしてくれてます。
自信をもってSurfaceproをおすすめします!
Surfaceシリーズについての記事はこちらのカテゴリにまとめています。

少しでもあなたのパソコン選びの参考になればうれしいです。
あなたは今回の候補の中で、どれを選びますか?
■参考
[僕のSurface pro2017モデルスペック]
・CPU Core i7
・メモリ 8GB
・SSD 256GB
WIFIモデルです。これでヤ〇ダ電機で19万円くらいでした(2017年11月時点)。
[購入アクセサリ]
・Surfaceペン
⇒イラスト描く人は必須
・ペン先キット
⇒自分に合った描き味にカスタマイズできる
・Surfaceタイプカバー アルカンターラタイプ
⇒タイピングするなら必須
・Surfaceドック
⇒外部IOの少なさを補うには必須
・ガラスコーティング保護フィルム(社外品)
⇒液晶ディスプレイ割れないように
・左手デバイス「Rev-O-MATE」(社外品)
⇒イラスト制作効率UP
・Bluetoothマウス(社外品)
⇒コードがビローンと出ていたら高級感台無しなので・・
・本体ソフトケース(社外品)
⇒本体に傷がつかないように
それでは今日はこの辺で。
https://life-notenki.com/others/ notepc-and-tablet /4721/
おわり
コメント