こんにちは。若者の気持ちを理解しているつもりのおじさん、てるまえです。
就職活動している学生さんや若い人たち、すでに働いている若い人のなかで
- 髪型やピアスなど、自分の個性の表現を押し殺している
- 自分の本当の性格を押し殺して人と向きあっている
- 周りの他のみんなと同じようになろうとしている
というような人も多いのではないでしょうか?
このような気持ちをもった若い年代(過去の自分にも向けて)にお伝えしたい。
見た目も含めて自分を貫け
と。
僕は長い会社員生活のなかで、なぜか若い人たちに相談をうけることが多いです。
以下のような例もありました。
「なんか噂になってるって聞いたんですが・・・」
・他の人が自分のことをどう思っているか気になります
・このピアス外した方がいいんでしょうか・・・?
・髪の毛、黒くした方がいいんですかね・・・
もちろん周囲に波風立てないように、周りと同じようにして過ごすことが悪いわけではありません。
そういう空気を読めるような人も十分立派です。
今回は、上の年代の考え方も含めてこのような「見た目」にまつわるちょっとした悩みに触れてみたいと思います。
上の年代のホンネとタテマエ

会社の幹部たちは、若い人たちに向かってこう言います。
もっと個性を出して、これまでの習慣をぶっ壊すくらい思いっきりやってほしい
この言葉自体は、会社の新陳代謝を促すという意味でまっとうだと思います。
時代は常に変わり続け、企業も血を入れ替えながら変化に柔軟に追従していかなければなりません。過去の習慣に囚われて変化ができない企業は大きな成長が望めないでしょう。
しかし実際の組織の中では、
変化すること、異質なものが流入してくることに拒否反応を示す
ことが大半です。
ただ、これは悪いことだとは思いません。
人間だれしも安定を望むものですから。
しかし生き物の進化の過程では、どこかで変異しなければ強い種を繁栄することはできないのと同様に、変化を恐れてはいけないと思います。
それは組織にも言えますし、個人にも言えることです。
話を戻しますと、例えば具体的には
金髪でピアスだらけ、ぶっきらぼうな物言いの若者
が組織の中に入ってきたとすると、ホンネでは「なんじゃコイツは!」となるのは至極正常な反応だと思います。
何だアイツの恰好は・・・と見た目で判断し、多くの人が構えてしまいます。
この多くの人の立場から考えると、見た目(外見)で人を判断するのは仕方ないことです。
なぜなら、アナタという人の中身(内面)を知らないからです。
・仕事ができるのかどうか分からない
・どんな良いところがあるか分からない
・これまでどんな苦労をしてきたか分からない
こういう相手の心理を知ったうえで、若者たちは
人の価値を決めるのはまず見た目
と思うべきです。
そして、組織の風土と異なるものに対しては拒否反応があるという認識をもつべきです。
それに耐えられないなら、自分を押し殺すか環境を変えるしかないでしょう。
一方で僕のような年代含め人生の先輩たちは、
異質なものも受け入れなければ変化に対応できない
ということを受け入れる必要があります。
大切な若い労働力を確保していくことはこの先大変ですよ?
しっかりと相手と向き合い、刺激を受けあいながら共に変化をして自身の「人間としての幅」を広げていくほうが建設的であると思いますよね?
若い人たちに伝えたいこと

前の項で述べたことから分かるように、組織はあなた方のような「組織を活性化」させる人が必要なのです。
そのなかで、会社に入るためや組織内での人間関係のために自分を押し殺して周囲と同調することは、会社ひいては社会の発展の妨げになり得ます。
ましてや自分にウソをついたまま過ごしていくことは、最悪の場合心身の不調を引き起こす可能性だってあります。
そうなると相当苦しい思いをすることになります。
自分を押し殺す必要はないのです。
時間をかけてあなたという人を分かってもらえればいいのです。
・金髪なら金髪のまま
・ピアスだらけならピアスだらけのまま
・ぶっきらぼうならぶっきらぼうなまま
組織に入り込んでしまえばいいと思います。
そこで自分のありのままで過ごしていくうちに、あなたの内面に共感してくれる味方ができます。
自分で納得して変化を受け入れなければならない場面も出てきます。
そういう時はストレスをためない程度で素直に自分の気持ちに従えばいいだけです。
そもそも他人は自分にしか興味がないので、あなたばかりのことを気にしているわけではありません。
ただ忘れてはいけないのは、
自分のことを分かってもらうには、相手のことも分かってあげないといけない
ということです。
これには数々の痛い目にあったりなど、経験が必要な部分もありますが心にとどめておくだけでも大きく違ってきます。
これからの企業の活動は苦しいながらも、心身が健康で楽しく活動できる場であるべきだと思います。
やはり活発な組織というのは、はたから見ていても多様性を受け入れ、楽しそうに同じ目標に向かって活動しています。
それでもうまくいかない若い人たちへ
就職面接や組織に入ったばかりでも、ありのままの自分で向かえばいいと思いますが、最低限押さえておきたい部分があります。
それは清潔感です。
・髪型や服装が整っている
・汗や服の生乾きなどの臭いがしていない
・靴やカバンが汚れていない
などです。
特に女性に多いのかもしれませんが、不潔なものは生理的に受け付けられない場合が多いです。
逆に言えば、清潔にし続けているだけで「ある一定の層」には受け入れられやすいのです。

朝出かける前に、鏡で顔や全体をチェックしましょう。
☑寝グセがついたままじゃないですか?
☑鼻毛が出っぱなしじゃないですか?
☑口の周りに歯磨き粉が残っていませんか?
チェック出来たら笑顔で外にでましょう!
あなたは今、最高に輝いています!
あ、制汗ペーパータオルも持っていきましょう。
いろいろやって、どうしてもダメな時は誰かに相談しよう。
近くに相談できる人がいなかったらTwitterの人に相談しよう。
それでもダメなら環境を変えても全然いいんです。
さいごに
みんな自分にしかない魅力的な武器をもっています。
今は見つけられない人もいると思いますが、この先それを見つける楽しみがあります。
自分に自信がない人は、これから自信を持つことの喜びを知ることができます。
周りに同調することしかできない人は、空気が読める人ですし、活気がある環境に行けば一気に才能が開花するかもしれません。
人生に正解はありません。
何歳になってもいろんなことが起こります。
悩んでも答えが出ないものに悩み続けるのではなく、自分ができることをコツコツ積み重ねていけば成長を感じることができます。
自分を大切にして堂々と「より良い人生」を送りましょうよ!
僕も気持ちは若くもって頑張ります。
もし誰かに
「オマエ、そのピアス外してこいよ!」
と言われたら
「なぜですか?ピアスを外すことと仕事とどういう関係があるんですか?そんなことより早く仕事覚えたいです。」
くらい言えるとカッコイイですね!
(ただし、社内規則に記載してる場合はあきらめましょう。そういう会社は古い体質なので環境変えてもいいかもしれません)
おわり
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