近頃の日本の経済会からは「終身雇用」の維持が危ぶまれるニュースがよく聞かれます。
近年の大手日本企業の衰退の要因の一つとしてこの終身雇用が挙げられていますが、僕個人としては終身雇用にも「安定した環境による労働者の安心感」という大きなメリットがあると考えますので否定はしません。
しかし、時代の流れは「雇用の流動化」がさらに進んでいくことは間違いないと思います。
そういった状況の中でストレスや将来の不安を抱え転職を考えながら働いている方も多いと思います。
僕はこれまで20代前半、30代前半と2回の転職を行い現在3社めの会社で働いています。
転職の際には、人それぞれで様々な葛藤と向き合うことは身をもって経験しているので、あなたが抱えるストレスや不安もよくわかります。
この記事では、
- 仕事は自分に合ってるし人間関係もいいんだけど、これ以上給料が上がる見込みが少ない
- 給料も職場、会社環境も自分の満足できる状況ではないが、今の生活を維持するだけのために働き続けることがいいのだろうか
- 今の会社は給料いいんだけど仕事が面白くないし人間関係も最悪でストレス溜まるんだよな・・・
という悩みを抱えながら転職を視野に入れているあなたに、自分が選択すべき行動への参考になればと僕の意見を述べたいと思います。
(僕の場合は、個人の事情だけでなく転職をした経緯もあるので中立的な意見を心掛けているつもりです)
仕事内容も人間関係も充実しているが給料には満足できない場合=残留
最低限の生活に困るほど年収が低いわけじゃないのであれば、転職せずに留まるのがいいのではないでしょうか。
仕事内容や人間関係が満足いくレベルの職場というのは、そんなに多くないです。
ある調査結果では20~40代の働く男女へのアンケートで、
会社を辞めたいと考えている人、または辞めたいと思うことがあるという人は合わせて「86%」
というデータもあり、その理由は「人間関係」や「仕事のやりがい」、「会社の風土」が多くを占めています。
賃金以外が満足できているのであれば、
・現在の会社で結果を出して出世する
・プライベートの時間に余裕があれば自分の得意な分野を活かして副業で副収入を得る
というようなことも考えてみましょう。
当然経済余裕があったに越したことはないですが、体を壊すようなストレスの少ない生活は精神的な余裕ができます。
「どちらか一つを選ぶとしたら自分はどうなのか」
今一度自問自答してみることをお勧めします。
給料、職場、会社環境も満足できない場合=転職または起業
悪いことはいいません。転職を本格的に考えてもいいんじゃないでしょうか。
今以上に満足できる職場は必ずあります!(起業したいと思っている人は、当然リスクもありますがそれも全然いいと思います)
淡泊でごめんなさい(^^; でもストレスで体をぶっ壊す前に早めの行動が必要です。
若いうちはいいですが、中年になるともちませんよ。
上司への退職報告面談、転職での入社面接で緊張せずに対応するには以下のリンクを参考にしてください。
退職代行サービスについても紹介しています。
給料に満足しているが心身のストレスで悩んでいる場合=配置転換⇒転職
ズバリ!転職しましょう!
とは言いません(笑)
生活水準を下げたくない、家族を養っていかなければならないという葛藤があるのはよくわかります。
ただ、働くものにとって我慢できないほどの心身のストレスを溜めたまま働くことほど辛いものはないと、僕は考えます。
会社に行くのが憂鬱になり、ストレスが蓄積されどこかで限界を超えると精神的に、または身体的に深刻なダメージを負ってしまう可能性があります。
そうなってしまうと元に戻すのは簡単ではないですし、家族がいれば家族にも心理的・経済的影響を与えてしまいます。※身をもって経験しています。
(そんなストレスを吹き飛ばすほどプライベートでストレス解消できる方はこの記事は不要です)
まずは落ち着いて色んな人の意見を聞いてみる、誰もいない静かなところで一人ゆっくりと考えてみるなどして、自分の正直な心に向き合ってみてはいかがでしょうか?
- 自分は今の仕事、会社が好きなの否か
- 今の部署でやりたいこと、夢中になれることがやれるか否か
- 自分はどんな環境でも自分の考えを貫き通し信念に基づいて行動を起こせるか否か
- 今の職場の人間関係は許容できる範囲のストレスか否か
上記の問いで「否」という結論になった場合は、まずは社内での配置転換を考えてみましょう。
配置転換で人間関係や仕事の内容が大きく変わるということもストレスになり得ますが、転職よりは敷居が低いと思います。
上司へ相談することで、配置転換へ持っていくことも不可能ではありません。
さらに会社にある程度将来性がある、若い活きのいい社員が多いなどであれば辞めなくて済むなら辞めずに現在の環境で前向きに過ごすためにやれるだけのことをやった方がいいです。
ただ、その配置転換も叶わない、または配置転換してもストレス要因が排除できなさそうな会社環境であれば、転職をお勧めします。
繰り返しますが、我慢できないほどの心身のストレスを抱えてまで働くことは辛いことです。
仕事で体を壊すなんてアホらしいです。
体を壊しても会社は責任を取ってくれません。
社会人となれば自分の体は自分で守らないといけません。
自分も大切にできない人は家族を幸せにすることはできません。
会社は世の中にたくさんあります。
きっと自分が輝いて働ける場所はあるはずです。
チャンスを逃さないために転職サイトに無料会員登録しておく
大手転職サイト(リクナビ、マイナビ)等に会員登録し、職務経歴と希望条件などを無料登録しておけば、希望条件にあった求人や関連人材会社から個別にオファーが結構来ます。
求人の詳細は電話面談などでも確認できますので、すぐに転職するつもりじゃなくても登録しておくだけでもいいと思います。
転職を検討するときに重視したいポイント
よく頭に浮かぶのは「大きな会社で単なる歯車になるくらいなら、規模は小さくても中軸として働ける会社がいい」とか、「小さな会社は将来性や待遇面が不安だから規模の大きい会社がいい」といった内容です。
僕は大きな会社も中堅企業も経験しましたが、あまり重要視しなくていいと思います。
双方それぞれにメリット・デメリットがありますが、働く環境にある程度満足いけば慣れてきますし、どちらにしろ何らかの不満を持つようになるものです。
それよりも自分がどういう環境や業務内容なら輝けるか、熱中できそうかということを重視した方がいいと思います。
やはり過去を振り返ると、「仕事内容はあっちの方が面白かったな」とか「人間関係はあっちの方がよかったな」と思うようになります。
ただ、こればかりは動いてみないと何とも言えないですし、動いてみて新たな気づきを得られるのも事実です。
こういった観点で考えてみたとき、あなたはどうでしょうか?
あなたが一歩前に進めるきっかけになれればうれしい限りです。
僕もまだまだこれからです。一緒に一歩ずつ進んでいきましょう。
おわり
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