- この記事を読んでほしい人 🤔
- ・MacBook購入と同時に延長保証を考えている
・Apple製品の保証サービス「AppleCare+for Mac」に入るべきか悩んでいる
Apple社のノートパソコン「MacBook Pro」や「Mac Book Air」を購入しようとしている方で、
同時に延長保証サービス「AppleCare+for Mac」を購入するべきか迷っている方も多いのではないでしょうか?
もちろん予算が許せば、もしもの破損や故障に備えて保証を充実させておくのがベストです。
購入時に付属しているメーカー保証の範囲内であれば無償で修理、または交換や返金となりますが、保証期間は購入後から1年間のみです。
※ただし、落下や水濡れ等の不自然な破損は無償修理対象外
通常のメーカー保証期間以降の故障は、「有償」での修理対応となります。
MacBookは高価なパソコン(部品も高い)なので、修理費用も高くなる傾向です。
ビックカメラやエディオン、ヤマダ電機などの家電量販店独自の保証延長サービスはApple製品には適用されません
高額な商品なので保証を充実させたい・・・
そのために「AppleCare+for Mac」が存在するのです。
今回の記事は、
Apple社のノートパソコン「MacBookシリーズ」を購入する、または購入したばかりの人に向けて「AppleCare+for Mac」について述べています。
内容は以下の3つ。
- サービスの内容は?
- 価格は?購入方法は?
- 加入するべき?どんな人におすすめ?
さらに、AppleCar+以外のお得な保証の方法もお伝えします!
それではいってみましょう。
AppleCare+for Macの保証内容
まずは、AppleCare+for Macと標準の1年ハードウェア製品限定保証の内容を比較してみます。
保証タイプ | 標準ハードウェア限定保証 | AppleCare+for Mac |
保証期間 | 購入日より1年間 | 購入日から最大3年間 (満了後も購入すれば更新可能) |
保証範囲 | 通常の使用条件下において、材料または製造過程の欠陥を理由とした誤動作が生じた場合 | 通常の使用条件下において、材料または製造過程の欠陥を理由とした誤動作が生じた場合 |
技術サポート | 90日間 | 最大3年間 (満了後も購入すれば更新可能) |
アクシデント時 修理負担額 | 100%購入者負担 | 画面、外部筐体破損:12,900円 購入者負担 その他の損傷:37,100円 購入者負担 期間中は回数制限なし ※費用は税込み |
対象 | 本体、電源アダプター | 本体、電源アダプター |
AppleCare+for Macと標準の保証との大きな違いは以下の3点です。
- 保証期間が最大で3年まで延ばせる(1年、3年から選択。期間満了後、更新可能)
※1年間の場合、購入時Apple Care+For Mac加入だと、合計2年になるわけではない。
1年契約の自動更新になる点に注意が必要です。 - 技術サポートも延長できる
- アクシデント時(水濡れや落下などの外的要因)による故障を保証期間中無制限で一定価格で修理可能
大きなポイントが2つあります。
1つめは、
保証期間満了後に再度AppleCare+for Macを購入すれば、さらに期間を延長できるということです。
他メーカーのパソコンでは延長保証を再度延長することは基本不可能なので、この点は手厚いサポートと言えるでしょう。
2つめは、
アクシデント時の故障が「回数無制限」で修理できる点です。(ただし、有償です)
【アクシデント故障の修理費用】
・画面、外部筐体破損:12,900円
・その他の損傷:37,100円
一般的なメーカー保証では、内部の部品の不良や製造時の欠陥などによる故障に限定され、水濡れや落下などのアクシデント時の故障は、基本100%自己負担になります。
ライバルメーカーであるMicrosoft社のパソコン「Surface」の延長保証「Microsoft Complete」では、期間中2回限定ですがアクシデント故障時の自己負担額は5,400円です。
これと比べると、AppleCare+For Macの自己負担額はちょっと高めですね…。
AppleCare+for Macの料金と入り方
「AppleCare+for Mac」の料金は、機種によって異なります。
MacBook Pro 14インチだと最大の4年間で38,800円(税込)です。
対象シリーズ | 14インチ MacBook Pro | 13インチ MacBook Pro | 16インチ MacBook Pro | MacBook Air (M1) | MacBook Air (M2) |
保証期間 1年間 | \14,400 | \12,800 | \19,800 | \10,400 | \11,800 |
保証期間 3年間 | \38,800 | \34,800 | \53,800 | \27,800 | \31,800 |
AppleCare+for Macの入り方は、以下の2つです。
- 正規販売店で本体購入時に同時購入
- 本体購入日から30日以内に以下の方法で購入する
・デバイス上で購入( >「システム設定」>「一般」>「情報」を選択)
・オンラインで購入(お客様自身によるシリアル番号の確認が必要)
・お近くのApple Storeで購入(Macの点検と購入証明書の提示が必要)
・0120-277-535に電話して購入
AppleCare+for Macの保証延長期間満了後30日以内であれば、再度AppleCare+for Macを購入することで更新することが可能です。
ただし、満了後30日以上経ってしまうとAppleCare+for Macには加入できなくなってしまいます。
Apple Care+for Macは入るべきか?
Apple Care+for Mac購入によって、
・ハードウェア故障の保証は最大3年間になる
・アクシデント時の故障(ユーザー責任の落下や水濡れ)の修理補助が出る
ということは分かりましたよね。
ただ、安くはない料金です・・・。
料金と将来のリスク対策の天秤で悩んでしまう気持ちは分かります。
そこで、納得して判断できるように、まずは「故障」について少し理解を深めてみましょう。
電化製品の故障確率について考える
クルマやパソコンなどの電化製品が急に壊れる場合、内部の半導体部品の故障であることが殆どです。
半導体を含む製品が故障する確率は、下の図のような「バスタブ曲線」と呼ばれる確率分布を示すことが知られています。
(赤で示す確率の時間推移カーブが、お風呂の浴槽(バスタブ)の形状に似ていることが名前の由来です)
電源を入れて稼働し始めてすぐ壊れる確率が高いのが「初期故障領域」です。
「初期故障領域」で発生する故障の多くは、パソコンメーカーでの出荷テストで検出されます。
しかし、
残念ながら出荷テストのみで初期故障を完全にスクリーニング(排除)しきることは現実的には困難です。
潜在的な欠陥を有した個体が出荷されてしまう可能性をゼロにすることはできません。
そして、この潜在的な欠陥を持ちながら市場に出た個体は、ユーザーで使用し始めて間もなく故障として顕在化することが多いのです。
生まれたばかりの子供が、先天性の疾患や体内で免疫ができてないことによってかかる病気などで、不幸にも命を落とす確率が高いのと同じ。(特に生まれた直後が最も確率が高い)
初期故障が英語で「Infant Mortality(乳児死亡率)」と言われる所以です。
初期故障領域を生き延びれば「偶発故障領域」に入ります。
故障の確率が大きく下がる領域です。
身体や精神面が出来上がった10代以降の人間が、不慮の事故や重い病などで命を落とす確率が少ないことと同じと例えられます。
そして最終的に「摩耗故障領域」に入り、製品の寿命を迎えるわけです。
高齢の方が寿命でなくなる確率が高くなるのと同じですね。
電化製品はモノによっても使い方によっても寿命は異なりますが、パソコンの寿命はよほどハードな環境で持ち運びを繰り返したり、スペックギリギリの負荷で使い続けることがなければ7~8年以上は稼働できるでしょう。
(当然、劣化はするので応答速度が遅くなったり、たまにフリーズしたりすることはあります)
パソコンを購入して初期故障で壊れるとしたら、電源入れてすぐが最も確率が高く、その後の故障確率は減少して偶発故障領域に入り安定します。
よって、基本的にはメーカー保証の1年間というのは妥当な数字だと思います。
稼働し始めて1年の間で壊れる確率は非常に少ないという実績から、メーカー側も1年間の保証を付けられるわけですね。
買って電源を入れないまま1年以上放置しておくと、初めて稼働させたときに故障していたらメーカー保証を受けられません。
購入したら早めに電源入れて稼働させましょう。
パソコン購入時にメーカー標準の1年保証から延長するという考え方は、以下のようなリスクに備えるためと思ってもらっていいでしょう。
- 偶発故障での故障リスク
- 故意ではない落下や水濡れ等による故障リスク
- 極端な温度差が何度も繰り返される環境で、負荷の高い作業をする場合に寿命を縮めて摩耗故障するリスク
上記3つのリスクから来る故障への不安について「どこまでお金を払って安心を買うかどうか」が検討のポイントになります。
ここまで述べたことを踏まえて、
Apple Care+for Macを購入するかどうかでお悩みの方に向けて、私なりの判断方法を共有したいと思います。
自分の使用環境がどれに当てはまるかを確認して、納得できる選択してください!
メーカー1年保証のみでいいのでは?と思われるケース
- ほぼ自宅の机に据え置きで、Webブラウザ閲覧やドキュメント作成がメインな人
- セットアップの方法やちょっとしたトラブルは自分で調べて対応できる人
私もこのケースに当てはまります。
初期故障で故障するとすれば、電源入れて早ければ即故障。
その後故障する確率は下がっていきます。
1年経過する前に偶発故障領域に入ります。
頻繁に屋外へ持ち出す
カバンに入れて移動を繰り返す
小さな子供が手に届く環境で使用する
などの意図しない落下や水濡れを引き起こしやすい環境でなければ、確率的にはメーカー標準保証の方がコストが低く抑えられると考えます。(※もちろん確率的になので、絶対ではありません)
また、Apple Care+for Macは技術的なサポートも長期間対応するサービスとなっていますが、ある程度パソコンの知識がある人であれば、課金で延長してまで技術サポートを受ける必要はないでしょう。
ほとんどのトラブルはネットで調べれば解決できる場合が多いからです。
延長保証分の予算をアクセサリーの充実に回すことを考えてもよいと思います。
延長保証を付けた方がいい場合はどんなケースか?
- 頻繁に外出先に持ち出して利用する
- 過酷な環境で利用する(高い周囲温度、激しい温度差、高い湿度など)
- 1台を複数の人で共用パソコンとして利用する
- 直接会話で教えてくれる技術サポートが必須
- とにかく故障で高額修理になる不安を和らげたい
上記のようなケースの方は、3年間への延長保証購入をオススメします。
年間契約での自動更新だと、3年で43,200円。
3年定期での延長保証だと、3年で38,800円となり、4,400円オトク。
ビックカメラやエディオン、ヤマダ電機などの家電量販店独自の保証延長サービスは、Apple製品には適用されません
サポートが充実した保証を延長するには、Apple Care+for Macを購入するしかないのが現状です。
したがって、電話での技術的サポートが長期間必要なパソコン初心者の方は、購入しておくのがベターと考えます。
AppleCar+以外のオトクな保証の方法
AppleCar+for Macは、いわゆる「家財保険」です。
その保険金額を「安い」と思うか「高い」と思うかは、個人個人のパソコンの使い方や家計の状況、将来への不安の感じ方によって違うでしょう。
「保険はかけたい!でも、なるべく費用を安く抑えたい…」という方には選択肢がもう一つあります。
その選択肢とは、
その他の民間保険に加入する
というもの。
メーカー純正の技術的サポートまでは不要なパソコン中級者以上の方にとっては、金銭的なメリットは確実にあります!
現時点、その他民間保険の中でベストな選択としてはスマートフォンの保険シェアNo1の「モバイル保険」ではないでしょうか。
モバイル保険は、ノートパソコンにも適用することが可能なスマホ保険です。
月額700円の毎月払いで、パソコン故障時の修理費用を1年間で上限10万円まで補償。
- モバイル保険のメリットの説明
- ◆AppleCar+for Macよりも保険料金が安い
[3年の保険料金シミュレーション] ※MacBook Pro 14の場合
モバイル保険:700円/月×36か月=25,200円
AppleCar+for Mac(3年):38,800円
モバイル保険が13,600円安い!
◆落下や水濡れ含めた機器故障の修理費用を上限10万円まで補償
※経年劣化によるバッテリー交換費用は対象外
修理費用は、完全な水没でもしない限り10万円を超えることはほぼないです。
もし超えたとしても10万円までは保険が適用されるので、超過分のみの支払いでOK。
◆同じ保険料で副端末も2台まで補償対象にできる
※2台合計で年間上限30,000円まで補償
月額700円はそのままで、ご家庭でお持ちのスマートフォン、その他の無線通信機器も2台まで副端末として登録可能です。
(スマートウォッチ、Nintendo Switchなども補償可能)
副端末も2台まで合計で年間30,000円まで修理費用を補償してくれるので、AppleCar+に加入するよりも金銭的な補償の範囲が広くなります。
メーカーの技術サポートは不要だと考えているパソコン中級者以上の方で、以下の項目に該当する方はモバイル保険への加入をオススメします!
- 頻繁に外出先に持ち出して利用する
- 過酷な環境で利用する(高い周囲温度、激しい温度差、高い湿度など)
- 1台を複数の人で共用パソコンとして利用する
- とにかく故障で高額修理になる不安を和らげたい
- AppleCar+よりも保証の料金を安く抑えたい
オトクに保険かけたい方はCHECK!
まとめ
それではこの記事の内容をまとめます。
保証タイプ | 標準ハードウェア限定保証 | AppleCare+for Mac |
保証期間 | 購入日より1年間 | 購入日から最大3年間 (満了後も購入すれば更新可能) |
保証範囲 | 通常の使用条件下において、材料または製造過程の欠陥を理由とした誤動作が生じた場合 | 通常の使用条件下において、材料または製造過程の欠陥を理由とした誤動作が生じた場合 |
技術サポート | 90日間 | 最大3年間 (満了後も購入すれば更新可能) |
アクシデント時 修理負担額 | 100%購入者負担 | 画面、外部筐体破損:12,900円 購入者負担 その他の損傷:37,100円 購入者負担 期間中は回数制限なし ※費用は税込み |
対象 | 本体、電源アダプター | 本体、電源アダプター |
Apple Care+for Macと標準の保証との大きな違いは以下の3点。
- 保証期間が最大で3年まで延ばせる(1年、3年から選択。期間満了後、更新可能)
※1年間の場合、購入時Apple Care+For Mac加入だと、合計2年になるわけではない。
1年契約の自動更新になる点に注意が必要です。 - 技術サポートも延長できる
- アクシデント時(水濡れや落下などの外的要因)による故障を保証期間中回数無制限で一定価格で修理可能
料金は下の表のとおり。
購入した正規販売店(Apple Store含む)で延長保証を同時購入するか、購入日から30日以内に以下の方法で購入する方法があります。
・デバイス上で購入( >「システム設定」>「一般」>「情報」を選択)
・オンラインで購入(お客様自身によるシリアル番号の確認が必要)
・お近くのApple Storeで購入(Macの点検と購入証明書の提示が必要)
・0120-277-535に電話して購入
対象シリーズ | 14インチ MacBook Pro | 13インチ MacBook Pro | 16インチ MacBook Pro | MacBook Air (M1) | MacBook Air (M2) |
保証期間 1年間 | \14,400 | \12,800 | \19,800 | \10,400 | \11,800 |
保証期間 3年間 | \38,800 | \34,800 | \53,800 | \27,800 | \31,800 |
- 延長保証なしでもいいんじゃない?というケース
- ・ほぼ自宅の机に据え置きで、Webブラウザ閲覧やドキュメント作成がメインな人
・セットアップの方法やちょっとしたトラブルは自分で調べて対応できる技量がある人
・購入予算に余裕がない人
・壊れたらすぐに新しいの買い替えれる裕福な人 - 延長保証を付けた方がいいんじゃない?というケース
- ・頻繁に外出先に持ち出して利用する
・過酷な環境で利用する(高い周囲温度、激しい温度差、高い湿度など)
・1台を複数の人で共用パソコンとして利用する
・直接会話で教えてくれる技術サポートが必須
・とにかく故障で高額修理になる不安を和らげたい
予算に余裕があるなら、リスクに備えて延長保証を購入しておくことがベストです。
しかし、安い買い物ではないので、自分の使用環境にあわせて延長しないという判断もありですよ!
購入しておくべきアクセサリーもありますしね。
安く、賢く保証を付けたい方は「モバイル保険」への加入を検討すると良いでしょう。
オトクに保険かけたい方はCHECK!
この記事が、あなたの充実したMacBookライフの参考になれば幸いです。
おわり
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