- この記事を読んでほしい人
- ・フォートナイトの実力が伸びない原因を知りたい
・どうすればフォートナイトの実力が伸びるか知りたい
今回の記事のテーマは、フォートナイトの実力(腕前)の成長について考察してみたいと思います。
僕自身のフォートナイトプレイ経験と、
アンリアルランクプレイヤーである僕の息子(現時点で中1)の成長を父の目線で見てきた経験がベースです。
頑張っているのに大会で上位に行けない
プラチナランクより上に行けない
なんか楽しくなくなってきた・・・
というプレイヤーも多いのではないでしょうか。
なぜ、このような状態になってしまうのか?
以下のように数々の要因が考えられますよね。
・プレイ時間の量が多いか少ないか
・反射神経や動体視力といった身体能力
・立ち回り方や予測、判断の正確さなどの知能
・自分の特性と向き合い、正しい努力ができる精神
・パソコンやゲーム機、マウスやキーボードの性能差
・光回線の通信速度(〇Gbps)や応答速度ping値など通信環境
当然ながら、上記の全てがフォートナイトの成長に関わってくる要因です。
上記のどの要因も改善していくことがベストですが、最も優先すべきことは
「自分の特性と向き合い、正しい努力ができる精神」
というのが今回の記事の重要なポイント。
ここでいう正しい努力というのは、
自分の特性を認識し、その特性を最大限に活かすための戦い方の改善を継続していく
と定義します。
これ以降で詳細を述べていきたいと思います。
フォートナイトの実力を構成する要素
僕の個人的な見解ですが、フォートナイトに限らずシューティングゲームの実力を構成する要素を下の図のように表現します。
①正しい努力ができる精神
実力を構成する要素の中で最も重要だと思う部分です。
自分の特性を認識し、その特性を最大限に活かすための戦い方の改善を継続していくことを「正しい努力」としました。
言い換えるなら、上手くなることに夢中になれること(=心から楽しんで向き合えること)としてもいいでしょう。
なぜ、僕がこの要素を重要と思うようになったを説明します。
それは、息子の成長を数年間近くで見てきたからです。
息子より高性能なハードウェア(PCなど)を持ち、長い時間をプレイしている息子のフォートナイト友達がいます。(その友達もアンリアルランク)
同じ地域に住んでいるので、通信環境は大きく変わりません。(Ping値 20~30程度)
※回線業者の選択肢が少ないのもありますが・・・
僕の息子は、その友達と比較するとタイマン建築バトルでは同等か若干上回る程度の実力。
しかし、
移動安置以降の終盤の立ち回り(エンドゾーン)では、圧倒的な実力差を見せつけて息子が勝利します。
また、
ソロ大会ではなかなか思うような結果を残せませんが、デュオ~スクワッドでは状況に応じた的確な進行やリフレッシュの判断などで友人を圧倒しているように見えています。
少なくともここから言えることは、
・ハードウェア性能が実力の大半を占めるわけではない
・プレイ時間が長ければいいというわけではない
ということ
さらに、
息子はアメリカ西サーバーの大会で100位くらいに入れたという実績もあります。
ということは、
回線の強さが実力に大きく影響するものではないということも言えるでしょう。
(もちろん回線が強い方が良いですが、上限0ping以上は伸ばせない)
では何が息子とその友達の差になっているのか。
それが「正しい努力ができる精神」だと僕は考えます。
例えば、以下のAさんのようなプレイヤーと
- Aさんの取り組み方
- ・ただなんとなく、深く考えずにプレイ時間を多く費やす
・自分が理想とする、または目標とするプレイがあいまい
・なぜ勝てたのか、なぜ負けたのかの振り返りがない
以下のBさんのようなプレイヤーでは、どちらが実力を大きく伸ばすことができるでしょうか?
- Bさんの取り組み方
- ・今日のテーマを決めて、しっかり意識して時間を決めてプレイに集中する
・目標とするプレイヤーやプレイスタイルがあり、具体的にどんなプレイか説明できる
・なぜ勝てたのか、なぜ負けたのかを具体的に振り返る習慣がある
僕はBさんが実力を伸ばすと思います。
息子はどちらかと言うとBさんタイプ。
周りの友人が見学に来るほど地域の同世代では、おそらく圧倒的な実力を持っているのでしょう。
付け加えておきますが、別に息子は勉強やスポーツに関して優等生タイプではないです・・・。
ただ、
プロのトッププレイヤーに敬意を払い、どん欲に自分の腕を磨いていく姿勢は大したもんだなと。
その原動力は、やはりフォートナイトと自身の成長を楽しんでいるからに他ならないからだと思います。
昔はせびっていた高性能デスクトップゲーミングPCをねだらなくなりました。(今はミドルクラスのゲーミングノートを使用中)
まだ、機器に頼らず実力を伸ばせると感じているからだそうです。
もし将来的にトップ・オブ・トップでやる意思があれば、ハードウェアをグレードアップしてあげてもいいでしょう。
②知能
知能の向上は、ある程度まではプレイ時間に比例すると考えています。
ゲーム内で様々な場面を経験し、脳がそれを学習することで予測するチカラや判断の精度が上がっていきます。
そして学習を繰り返すことで、その思考が習慣化し反射でプレイすることができるようになるでしょう。(無意識でプレイすることができる)
特に、脳の成長が著しい小学生~中学生であれば、大人に比べればその伸び幅も大きいのではないでしょうか。
ゲームに依存し過ぎると脳の成長へ悪影響があることを理解し、前述の①で述べた正しい努力ができる精神を持つことができれば伸びが期待できる要素です。
論理的に考えるチカラを養えば、マウスやゲームパッドのスティック感度を細かく調整し、次で述べる「身体能力」の不足している部分を補える可能性も高まるでしょう。
③身体能力
身体能力は訓練次第である程度は伸びる要素だと思います。
しかし、遺伝や突然変異によって生まれ持ったポテンシャル以上に身体能力を伸ばすことはできないでしょう。
・マウスやキーボード、ゲームパッドを素早く操作できる器用さや反射神経
・速く動く標的に追従できる動体視力
・微細な動きを正確に行う調整力
上記のような能力が低いと思っているあなた!
安心してください。
反射神経が飛びぬけていても、動体視力が群を抜いていてもそれだけで勝負が決まるものではありません。
絶えず状況が変化し、駆け引きが求められるゲームでは、身体能力が突出しているだけで勝てるほど甘くはないのです。
逆に言えば、前述した「正しい努力ができる精神」、高い「知能」に加えて高い「身体能力」を兼ね揃えたプレイヤーは強いということですね。
このあと述べる「ハードウェアの性能」と「通信環境」は、まあ性能が高い方がいいよね~程度のものと僕は思います。
④ハードウェアの性能
もちろんハードウェアの性能は高い方が、カクツキや遅延が少なくなるので有利になることは間違いないです。
Nintendo SwitchよりもPlay station 5やXboxの方が滑らかな動きで画面で表現できるし、Play station 5やXboxよりも高性能ゲーミングPCの方がさらに滑らかなで精細な画質となります。
さすがにSwitchから他の機器に乗り換えたら、プレイのしやすさが大きく向上することを体感できるでしょう。
しかし、PS5以上になってくると大きな差は感じられなくなります。
トップクラスの実力者同士の戦いになっていけば、ハードウェア性能の差が勝敗を分けることもあるでしょうが、実力の差を完全に埋めるほどの要素ではありません。
僕が一流のサッカー選手と同じスパイクを履いたとしても、一流のサッカー選手になれないのと同じように。
いきなり高価な道具に頼るよりは、正しい努力で土台となる実力を上げる方が効果があるでしょう。
高価な買い物するのは、上達が感じられてからでも遅くありません。
⑤通信環境
通信環境(インターネット回線の品質)も良い方がいいです。
しかし、通信環境に関してはプレイヤー側の選択肢は限られてきます。
住んでいる場所や、インターネット回線業者によって大きく左右されますし、お金をかけても確実にいい環境になるという保証もありません。
また、仮に現時点で通信環境が良かったとしても、将来も確実に同じ通信性能を維持できるかも分からないのです。
混雑の少ない一般的な光回線や、ゲーマー向けの光回線を選んでみるしかないのが現実的なところ。
ここにこだわり過ぎずに、他の要素を伸ばしていくことが効果的です。
実力がトップ中のトップになれば、より良い通信環境を求めて引っ越しする場合もありますが、そこまで通信環境にこだわるのは相応のレベルになってからでも遅くはないでしょう。
フォートナイトの実力成長曲線
この項では、フォートナイトの実力が一般的にどのように成長していくか述べていきます。
フォートナイトやゲームに限らず、仕事やスポーツにも通ずるものと言っていいでしょう。
下の図はフォートナイトのプレイ時間と実力値の関係を表したイメージ図です。
ここでは、あるフォートナイトプレイヤーの「実力値の成長曲線」と名付けましょうか。
グラフの縦軸は、あるプレイヤーの実力値の度合いを示しています。
縦軸が上に行けば行くほど、実力が高い(=強い)ということ。
グラフの横軸は、あるプレイヤーのフォートナイトプレイ時間を示しています。
横軸が右に行けば行くほど、これまでの累積プレイ時間が長い(=ゲームしまくり)ということです。
グラフから何が言えるか。
・プレイ時間が比較的少ないうちは実力の伸びが大きい
・プレイ時間が長くなってくると実力の伸びは小さくなっていく
ちなみにグラフ中の青色の直線は、すべてにおいて完璧な最強プレイヤーがいる仮定した場合のレベルを示しています。
もちろん完璧な常勝最強プレイヤーなど現実的にはあり得ませんが、すべてのトッププレイヤーたちの実力は研鑽を重ねるごとに青色の線のレベルにゆっくり近づいていくということを理解してもらうために青色の線を引いています。
つまり、実力はどこかで頭打ちになるということです。
※精神レベル向上、知能、身体能力、ハードウェア性能は無限に上がって行くわけではなく、限界があるということ
ここで言いたいことは、プレイヤー自身が「成長段階のどの辺にいるのか」をイメージできるようにしておきましょうということ。
今の自分の状態をしっかり認識して、今の自分に何が必要かを考えて行動することが上達への唯一の近道なのです。
プレイ時間が比較的少ないうちは実力の伸びが大きい
成長曲線で実力の伸びが大きい期間は「成長期」と言ってもいいでしょう。
ゲームにしても何にしても、やり始めたばかりの時期ってどうしたらうまくいくか分からない状態だと思います。
初めてやったのにいきなりプロ級のプレイができるんだとしたら、超天才と言っていいんじゃないでしょうか。
多くの人は最初はへたっぴから成長していくものです。
そこからゲームの仕組みを学び、戦術のパターンを知り、相手の攻め方や展開予測ができるようになり、自分の得意を知り、コツみたいなものを見つけていく。
そして、いいプレイができるようになると面白くなって真剣に取り組むサイクルが出来上がる。
その期間の成長速度は速いのです。
この期間は主に「初心者~中級者」にあたると考えます。
この「初心者~中級者」の期間で必要なことは、プレイ時間を増やすこと。
上手い人のマネをしたり、自分でやりたい練習をしたり、実戦を繰り返したりして「楽しみながら経験値を積み上げていく期間」だと僕は思います。
プレイ時間が長くなってくると実力の伸びは小さくなっていく
プレイ時間がある程度長くなってくると実力の伸びが小さくなることを感じているプレイヤーも多いのではないでしょうか?
この状態は「中級者~上級者」になった証拠です。
相手も相応の努力をして強くなってきた猛者たち。
今までのように勝てなくなるし、面白くなくなってやる気を失う人も出てくるのではないでしょうか?
このあたりでハードウェア性能や通信環境を向上させるのもアリですが、この領域まで来たあなたはそれだけで大きく実力が変わるとは感じでいないでしょう。
たしかに、
見ため的にはプレイはしやすくなるし、勝つ確率が少しは上がりますが、それはオマケみたいなもの。
サッカーで言えば、プレイしやすい高価なスパイクを着用するのと同じです。
この状況からさらに成長していくためには細かい部分にこだわっていかなければなりません。
・他の強いプレイヤーと比較して、何が違うのか分析する
・なぜ勝てたのか、なぜ負けたのかをより具体的に追及する
・どうすればミスが減らせるか最適なプレイスピードを追及する
・ムダを減らし、シンプルな動きの精度を極限まで高める
・小さな目標を立てて、一つ一つクリアしていく努力を重ねる
上記のようなことに以上に自分で考えたり、うまい人に指導してもらったりして自分を高めていける意思が必要になってきます。
無理してやる必要はないですが、やらなければ実力を簡単には伸ばすことはできない領域。
それが「中級~上級者」の領域です。
ここで一番必要なものが、冒頭でも述べた「正しい努力ができる精神」。
これを理解しているかしていないか、行動しているかしていないかでどのレベルに到達できるかが変わってきます。
この記事で述べたことを参考にして、日々のゲームプレイを楽しみながら上達していってください!
ゲームを通して上達する体験ができたら、仕事やスポーツ、学問などその他の分野でもゲームでの体験を活かして能力を伸ばすことができるでしょう。
頑張ってください。
ええ、もちろん僕も頑張ります。。
おわり
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