【ビジネスマンに愛された高価格ノートPC】パナソニックLet’s note(レッツノート)の特徴をレビュー

パソコン関連
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■この記事のターゲット
・G-SHOCKのような頑丈なパソコンが欲しい人
・Panasonicのノートパソコンってどんなの?
・レッツノートを購入検討中の人

今回の記事ではPanasonicのノートパソコン「Let’s note(レッツノート)」について述べてみたいと思います。

筆者はパソコン職業柄パソコン業界に詳しい方です。
僕自身はレッツノートを所有していませんが、一時期憧れていたノートパソコンのひとつです。

なぜかと言うと、これまでの社会人経験の中で応対してきた「イケてる営業マン」が持っていたノートパソコンのほとんどが「レッツノート」だったからです(笑)

しかし、ここ最近の営業マンはスマホやタブレットを活用するシーンを多く見かけるようになり、レッツノートを見る機会が減ったように思います。

レッツノートと言えば、次のようなイメージです。

ポジティブなイメージ

・G-SHOCKばりの頑丈そうな外観

・メーカースペック20時間という長時間バッテリー駆動


・持ち運びに便利なコンパクトサイズ(10.1~14インチ)


・最近少なくなったODDドライブ(DVDとかCDとか入れるとこ)を搭載

ネガティブなイメージ

・外観が無骨すぎる

・とにかく高い(20万円以上)

このような特徴を持ち、多くのビジネスマンに愛されるレッツノートを「業界人目線」で語っていきます。

レッツノートはどんなパソコンか?主観ですが簡単に言うと、

出張が多く、外出先でパソコンを使う機会の多いビジネスマン向けの頑丈・高額(すぎる?)ノートパソコン

です。
個人用途では指名買い以外であれば、別の選択肢も十分考慮された方が良いかと思います。

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レッツノートのラインナップ

2020年3月時点のレッツノートラインナップと主要スペックの一覧表を示します。

レッツノートの主要スペック
(レッツノート公式サイトより抜粋)

最小画面サイズ10.1インチ~最大14インチクラスの全4シリーズのラインナップとなっています。
LVシリーズ:14インチ
SVシリーズ:12.1インチ
QVシリーズ:12インチ(2in1タイプ)
RZシリーズ:10.1インチ
(2in1タイプ)

このことから、基本的にレッツノートは外出先で使用することを想定したモバイルノートとしての位置づけが色濃いことが分かります。

まず驚くのが価格です

各シリーズともに最低構成でもメーカーの表示価格が24万円を超えるということに、購入のハードルの高さを感じます。

昨今のパソコンは、ディスプレイやCPU・メモリ・SSDなどの主要部品は殆どのパソコンメーカーでほぼ同じのものを使用しているため、パソコンの動作に関するスペックに大きな差はありません。

AppleのMacbookやMicrosoftのSurface Laptopでも10万円台からのラインナップです。



そんな中でこの価格ということは、やはりLenovo傘下になったNECや富士通と異なり国内メーカー単独で開発と製造を行っていることが大きな要因ではないでしょうか。

ワールドワイドでシェアの高いメーカーでは購入する部品の数の桁が違うので、部品調達のスケールメリットを受けることができます。

MM総研調査による2019年暦歴(1~12月)のノートパソコン国内出荷の割合から見ても、パナソニックのシェアがいかに低いかということが分かります。

メーカー別ノートパソコン国内出荷割合
出典:MM総研

このようなシェアで国内メーカー単独でやっていくとなると、出荷数量が少ないため購入する部品の単価はグローバルメーカーよりも何割か高くなり、開発費用も製品原価に多く乗せなくてはいけないでしょう。

飛び回るビジネスマン、そしてリピーターなどターゲットを限定して、プレミアム感で勝負して利益を多くとるという戦略としてこの価格設定は必然とも言えます。

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レッツノートの特徴

レッツノートは、レッツノートたる特徴を無くして存在することはできないです。ユーザーにいかにレッツノートの特徴に価値を見出してもらえるかが生命線です。

そんなレッツノートの特徴をピックアップしてきます。

前述したように、率直に言ってCPUやメモリ・SSD・ディスプレイなどの主要な機能は他社に対して特筆すべきものはありません。


結果的にパッケージングやユーザビリティで差別化を図っていくことになります。


長時間バッテリー駆動をセールスポイントとしていますが、Panasonic製電池を使っているので多少高性能とは言えますが、それは他社も同様です。
しかも長時間駆動は容量の大きなバッテリーを装着した状態での数字なので、電池が大きくなれば駆動時間が伸びるのも当然のこと。
※大容量セルを装着すると重量は100gほど重くなります。

【バッテリーに関して】
Sサイズ:4セル 255g
Lサイズ:6セル 355g(6つの電池が載っていると思ってください)

もともとSサイズとはいえ、このクラスでは大きなバッテリーを積んでいることもあり、底面の外観にも凹凸が発生しているのも特徴的です。

バッテリーパック
(レッツノート公式サイトより)

無骨で頑強なマグネシウムボディ

レッツノートの最も特徴的な部分は、その「外観」であると思っています。

凹凸が多いのが特徴的
(レッツノート公式サイトより)



他社のノートパソコンでよく見るツルンとした形状ではなく、凹凸が多くゴツゴツした印象。見た感じでも腕時計でいうG-SHOCKのような、ジュラルミンケースのような無骨で頑丈そうなイメージを持ちます。
本体の側面にはビッシリと配置された外部インターフェースも相まって、ひと際「メカ感」が感じられるのは僕だけでしょうか?

このゴツゴツ感は見た目だけの飾りではありません。
内部の部品への外部圧力を極力緩和または排除するため筐体設計であることを感じ取れます。

特に天板の凹凸は、持ち運び時などで生じる「パソコンへの圧迫荷重」からディスプレイを守ってくれるでしょう。
薄型コンパクトモバイルパソコンでは、ディスプレイの破損(割れ)による画面の不具合が多く見られます。

万人受けしそうなスッキリ流線形ボディを捨てて、ゴツゴツ形状を採用し続けるレッツノートの「こだわり」には敬意を表したいと思います。

ボディの材質は軽量で強靭なマグネシウム合金を採用していますが、軽さは他社の同サイズの製品と比べても特筆すべきものではありません。
長時間駆動のための大容量バッテリーや各種外部インターフェースコネクタを搭載しているためです。

スクロールしやすい円形ホイールパッド

レッツノートの画面を上げて、まず目につくのは円形のホイールパッドです。
他社の多くは長方形のトラックパッドを用意していますが、レッツノートは違います!

丸いパッドに沿って指をクリンクリンと動かすと画面のスクロール機能とりますので、Webブラウザやドキュメントのスクロールがしやすくなっています。

レッツノート公式サイトより

この円形ホイールパッドに慣れてしまうと、スクウェア型のトラックパッドには戻れないという人もいるほどです。これも大きな特徴といっていいでしょう。

小さいサイズなのに豊富な外部インタフェース

外部IOポート
(レッツノート公式サイトより)

このサイズなのに多くの外部インターフェースコネクタが搭載されています。
ポートが少なくて・・・とか、プロジェクターに接続したいけどパソコンがVGA端子に対応してない・・・というような外出先でのトラブルは少なくてすむでしょう。

HDMI-VGA変換アダプターやUSBハブを常に持ち歩くという必要がなくなります。

今や普通ですが、高速通信と映像出力が可能なThunderbolt3対応のUSB TYPE-Cポートも付いています。
そして、今やあまり普通でない光学ドライブが12インチ以上のモデルで搭載されているのも特徴的です。

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レッツノートのポジショニング

前述したようにレッツノートのメインターゲットは、社外を飛びまわるビジネスマン(法人用)、過去からレッツノートを愛用するリピーターです。高くてもレッツノートの丈夫さとその見た目、外出先での使いやすさに価値を感じるユーザー層です。

一般家庭ユーザー層を取り込んでいく動きもあります。
天板カラーや円形ホイールパッドをカスタマイズできるサービスで、ポップでカジュアルな感じを打ち出す取り組みもあります。

カラーカスタマイズ※オンラインストア限定
(レッツノート公式サイトより)



しかし高価格帯というネックのため、一般家庭での個人用途として価格相当の価値を見出すユーザーは少ないのではないでしょうか。
よって、やはり今後出荷台数が大きく伸びるということは難しいかと思います。

13インチクラスのモバイルノートは次のメインストリーム(主流)として市場規模が徐々に成長してきています。他社もモバイルノートにはスタイリッシュで使いやすいモデルのラインナップを充実させてきています。

このような環境の中で競争して生き残っていくためには、今のポジションを貫くか、これまでと全く違う価値観の製品を送り出すことになっていくと思いますが、当面は今のポジションを維持していく形になるでしょう。

宣伝でもセールスポイントにしていますが、兵庫県神戸市のレッツノート製造工場はロボットを活用したオートメーション(自動化)が進んでいます。
これは対外的なアピールという面もありますが、人件費抑制のためには必須とも言える対応です。

総合電機メーカーPanasonicゆえに、そして製品モデルがある程度統一されているということから、他の国内パソコン製造メーカーよりも思い切った設備投資ができると思われます。

最新のテクノロジーと、レッツノートを製造し続けてきた熟練工で作り上げる「精密で高品質な製品」であるということは安心、安全にこだわるユーザーの琴線に触れる好材料とっていいでしょう。

ロボットと熟練工の協調
(レッツノート公式サイトより)

レッツノートを取り巻く環境は厳しいですが、国内メーカー単独で長く生き残り、この特徴的なパソコンが世に残り続けることを個人的に祈っております。

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筆者のオススメするレッツノート QVシリーズ

価格が高すぎるので買えませんが、もし筆者が個人用にレッツノートを買うとしたら何を買うか?

個人的には「QVシリーズ」です。

QVシリーズ
(レッツノート公式サイトより)

QVシリーズを選択する理由は以下です。

QVシリーズを選ぶ理由

・画面サイズがSVシリーズの12.1インチと大差ない(QVシリーズ:12インチ)

・画面サイズの縦横比(アスペクト比)が3:2で、解像度も最も高い

・タブレットモードになるので使えるシチュエーションが広がる

・ディスプレイ前面に強化ガラス付きタッチパネルが付いてるので、ディスプレイ強度がさらにアップ

・今どき光学ディスクドライブは必要ない

理由を説明していきます。

ディスプレイについては、SVシリーズの12.1インチとQVシリーズの12インチとでサイズとしては大きな差はありません。並べてみてもほぼ分からないレベルでしょう。
(10.1インチのRZシリーズでは、ちょっと小さすぎと感じます。)

大きな違いは縦横比(アスペクト比)と解像度です。

縦横比は好みにもよると思いますが、16:10(SVシリーズ)のワイド画面よりも3:2の縦長画面の方が、一つの画面で表示できる「縦の情報量」が多いです。
よってブラウザやドキュメントのスクロールの回数が少なくて済むのが特徴です。
さらにタッチパネルも付いているので、スクロールも指タッチでスイッとできるのもポイント。

解像度はシリーズで唯一のWQXGA+(2800×1920画素)で最も高精細な液晶画面です。
これは、キレイな画面表示をうたい文句にしているMicrosoft Surface Proの「PixelSenseディスプレイ」を超える解像度になっています。

正直このサイズでここまでの解像度は不要と思いますが、3:2のアスペクト比がこのシリーズしかないのでポジティブに受け止めたいと思います。

タッチパネルを搭載し、タブレットモードにもなる2in1モデルというところも大きなポイントです。
ちょっとしたプレゼンや複数人で画面を見たいときに、タブレットモードを重宝することになるでしょう。

ただタッチパネルを使いたいだけではありません。ノートパソコンの不良の大部分を占めるディスプレイの割れをタッチパネルの強化ガラスが防いでくれるのも期待してのことです。

最近のディスプレイはガラスの厚みが0.2mm程度と薄く、割れやすいのが難点。ディスプレイに内蔵ではなく、外付けの強化ガラスタッチパネルというところが大きなポイントです。

最後に、個人的にはもう光学ディスクドライブは必要ないかなと。
今やソフトウェアのインストールはインターネットからのダウンロードが主流の時代。
しいて言えば動画をDVDに書き込む、DVD動画を視聴するという方はLVシリーズ、SVシリーズを選択してもいいかもしれません。

まあ、QVシリーズでも外付け光学ディスクドライブを買えばいいんですけどね。。。

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レッツノートまとめ

それではレッツノートについてまとめます。

レッツノートは、
社外を飛び回るビジネスマンが会社から支給してもらうパソコンとしては「一級品」です!

その理由は
・頑丈、コンパクト
・外部インタフェースが豊富
・ホイールパッドのおかげでマウス不要


一方、
家庭用の一般用途としては高すぎる!

それでも個人用で買うならQVシリーズをオススメ!

今後もこの路線でいくであろうレッツノートが高性能タブレットに負けずに、ビジネスマンの相棒として存在し続けることを祈って筆を…いやパソコンをおきたいと思います。

おわり

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