- この記事を読んでほしい人
- ・ノートパソコンをヒザの上に置いて作業することが多い人
・ノートパソコンをヒザ上で使ってると足が熱いと感じている人
・痛みもかゆみもないけど、皮膚の一部が「まだら模様」になってきたという人
みなさんご存知の通り、体温よりも高温なモノが肌に長時間接近していると「低温やけど」になる恐れがあります。
しかし、ヒザ上に置いたノートパソコンが影響で低温やけどになる可能性があることを知っている人は少ないかもしれません。
今回の記事は、ノートパソコンをヒザ上に載せて長時間利用している方が注意すべき「トースト肌症候群」についてです。
トースト肌症候群ってなに?
もしなってしまった場合はどうすればいいのか?
どうすればトースト肌症候群を予防できるのか?
について述べていきたいと思います。
トースト肌症候群とは
トースト肌症候群とは、皮膚が低温やけどになってしまい、皮膚の表面に網目状の赤黒い模様ができる症状を指します。
トースターで食パンを焼いた時に、パンの表面にできる焦げ跡からその名がついています。
原因としては、皮膚の近くに長時間高温の物があり、皮膚が局所的に高温下にさらされるためと言われています。
よくみられるケースとしては以下があるそうです。
・ストーブの近くで長時間座り、それを何日も繰り返すことで背中が低温やけどを起こす
・ノートパソコン底面の発熱部に長時間触れることで、太ももが低温やけどを起こす
筆者の小学生の息子は、電気ストーブの前に長時間座り続けていたために背中がトースト肌症候群になってしまいました。
冬場、コロナで学校が休校になり、家で過ごす期間が増えていた時期のことでした。
ストーブに当たってたから赤くなってるんだろう程度にしか思っていませんでしたが、ある時に息子から「なんか違和感がある」と申告がありました。
その時点でようやく常時皮膚が赤くなっていることが分かり、病院を受診して発覚。
本人の痛みもかゆみもないから気づきにくいのです。
数か月かけて回復しましたが、早く気づいてあげればよかったと後悔しています。
症状の程度によっては、皮膚が元に戻らない可能性もあると聞いてゾッとしました・・・。
そして、ノートパソコンをヒザの上に載せて長時間利用している人も「トースト肌症候群」になる恐れがあるということを聞いておどろきました。
たしかに言われてみれば、ヒートシンクや冷却ファンで冷却しているとはいえ、筐体温度が50℃近くまで上がる場合があります。
多くのノートPCの発熱部品(CPUや電源回路など)はキーボードの直下に配置されていて、底面の温度も上昇している・・・。
そりゃあ低温やけどになってもおかしくはないですね。
もし、地肌に直接載せて利用しているなら皮膚へのダメージも大きくなるでしょう。
ノートパソコンの利用にも注意が必要ですね・・・。
トースト肌症候群になってしまったら
もしも、自分や家族がトースト肌症候群(低温やけど)になってしまった時の対応を記載しておきます。
- ただちに、高温環境から離れること
- 皮膚科を受診して指示をあおぐこと
皮膚科では、軟膏や化膿止めの抗生物質を処方してくれます。
ビタミン類を多く摂って、皮膚の代謝により変色が消えるのを待つしかありません。
早期発見して自然治癒で完治するレベルでの早期発見が大切です。
ノートパソコンによるトースト肌症候群の予防策
予防策は、身体を高温になっている熱源に長時間当て続けないことしかありません。
トースト肌症候群の予防について
- ストーブを使うなら、身体を近づけない
- 熱源から離れられない場合は、厚手または耐熱の衣類を着用
- ノートパソコンをヒザ上に乗せて使う場合は、カバンや専用のクッション等を使う
ここでは、ノートパソコンをヒザ上に乗せて使う時に「トースト肌症候群」から皮膚を守ってくれるグッズを紹介します。
まずは、IKEAのラップトップサポートテーブル2点。値段もお手頃で、ビジネスシーンを安全にオシャレに。
マウスが使えるスペースやスマホスタンドもアリ!読書やおやつ用テーブルにも使えます。
わざわざ専用のテーブルなんか用意したくない人は、ノートパソコンをヒザに乗せた時に肌に接する面が熱くならないモデルを選択したいですね。
Microsoft Surface Proならタブレット側に発熱源があり、キーボード側は熱くなりません。
いろんな面でオススメできる2in1パソコンです!
おわり
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