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【続編】毎日の親子ゲンカを経て、Switchのフォートナイトをやめた小学生の息子は今・・・

息子のフォートナイトを削除したその後のお話
この記事を読んでほしい人
・子供がオンラインゲーム「フォートナイト」にハマりすぎて困っている

・子供とゲームについて、親としてどのように向き合っていくべきか悩んでいる


当ブログでもいくつか記事を投稿している、筆者が好きなゲーム「フォートナイト」。

これまでフォートナイト関連記事を投稿してきた中で、ゲームの中身とは関係ない内容なのに注目を集めている記事があります。

それがコレ↓


何気なく私の手で、小学生の息子のNintendo Switchにフォートナイトをインストールしたその日から、我が家の全員がフォートナイトと関わっていくことになりました。

そして、詳細は上記記事の内容に記載していますが、フォートナイトをめぐって親子喧嘩を1年繰り返し、最終的に家族会議した結果「フォートナイトを削除する」という決断をしました。

前回の記事が多くの人に読まれ、読者様からコメントまでいただくようになっているということは、

子供とオンラインゲームについて悩んでいる親御さんが多い

ということに他なりません。

以下、読者様のコメントを紹介します。

中一の長男がまさに依存症で夜中も勝手に、

親の携帯からパスワードを盗み見てみまもりスイッチを解除して何時間もやることが多発して、何度話しても、繰り返していました。

依存症というか、もう制御できないんでしょうね。

悩みに悩んで フォートナイトを削除しました。

こちらの記事を読んでほっとしました。


たくみき様

このブログを昨夜読ませていただきました。

フォートナイトのことで、我が家も親子喧嘩がつきませんでした。そして、今朝、息子に消去を提案しました。

そして、今さきほど、息子も消去という道を選ぶことができました!!
あんなに、時間を守れなかったのに、消去したあとの晴れ晴れとした顔!!母はうるうるです。

本人、自信が少しもてたと言っております。このブログの筆者様には感謝の気持ちでいっぱいですので、ここに御礼申し上げさせていただきます!!!!

トモカワユミ様


削除した後、みなさんハッピーになれたのでしょうか?

おそらく家庭によってそれぞれだと思います。

それでも、色んな試行錯誤と親子の会話、ケンカや反省を繰り返しながら親子ともに成長していくことは間違いないんじゃないでしょうか。


今回の記事は、我が家のSwitchからフォートナイトを削除した後~現時点までを記載した続編になります。

先に結果を述べてしまいます。

・結局、息子(12歳)は現在フォートナイトをプレイしています
 ※削除していた期間は1年ちょっと

・息子は「プロになりたい」と言いながら、真剣にフォートナイトに向き合っています


・父親である私の責任として、ゲームを真剣に取り組む環境づくりと指導を行っていきたいと思っています

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息子のSwitchからフォートナイトを削除したあとの状況

当時の息子(10歳)がフォートナイトをやめた時は、ちょうど人気ゲーム「あつまれどうぶつの森」が販売されたころでした。

「あつまれどうぶつの森」を購入したこともフォートナイトをやめられる要素のひとつだったと思います。

半年くらいの間は「あつまれどうぶつの森」を楽しんでプレイしており、息子もゲームにのめり込みすぎることなく比較的安定した状況の我が家でした。

しかし、ある時から風向きが少し変わってきました。

学校で仲の良い友達はフォートナイトを続けており、その仲間内でチームを作ってゲームプレイするようになってから、

息子が

「俺もフォートナイトやりたいなぁ」

と口走るようになったのです。

私も夜な夜な一人でフォートナイトを楽しんでいますし、子どもにやりたいことをやらせてあげたい気持ちはあります。

しかし、家族が揉めに揉めてフォートナイトを削除した経緯がある以上、カンタンに「いいよ」ということはできません。

前から何度も言ってきたように

僕

我が家のゲームに関するルールが守れる、ルール守ろうとする行動が習慣になるまではダメ。

我が家でフォートナイトをしたいなら、それなりの行動で示さないとみんな納得しないよ?


ということを息子に伝えています。

我が家(特に妻)が大切にしていることは、

  1. ごはんの時間は家族そろって食べる(姿勢よく、行儀よく)
  2. ゲームの途中で休憩を入れる(目と脳のリフレッシュ)
  3. 寝る時間の1時間前はゲームしない(睡眠の質)


これだけです。
別にゲームを「悪」としているわけではありません。

息子は「できるわ!」と言いますが、息子のことは僕もよく分かっているつもりです。
まだ彼の行動や考え方から見ると絶対ムリな状況です。

最初は「やりたいなぁ」程度でしたが、だんだんと口調が激しくなっていきました。
年齢的にも反抗期だったかもしれませんね・・・。

息子
息子

友達は何時間でもフォートナイトやってるのに、なんでオレはやったらいかんの?

息子
息子

なんで?父ちゃんや母ちゃんの言っとる意味わからんし!



息子は保育園のころから、ごはんの食べ方が汚く、立て膝して食べたり、一人で食卓を離れてテレビを見ながら食べたりと特に食事のマナーの悪さ目立っていました。

さらに、寝る時間を過ぎてまでテレビを見ることはほぼ毎日で、いつも親から「○○しなさい!」と言わないとやらない、習慣化しないという状況が何年も続いていた状態でした。



2つ下の次男がいますが、次男は特にそういう行動はありません(兄の行動と、兄を叱る親を見て育ったからだと思います)。

まあ、親の子供に対する躾も良くない部分があるから息子がこうなってしまったのは否定できません。

とはいえ「何が悪かったのか、何が良かったのか」なんて誰にも分からないので、試行錯誤するしかないんですけどね。

子育てに正解の方法があるなら、全国で誰も困ってないだろうし。

僕

保育園のころからご飯の食べ方を気を付けなさい!
って言い続けてもできない人がフォートナイトをやっても前みたいに毎日ケンカになるだけだろ?

まずは身近なことを一人のチカラでやれるようになって、成長を見せてみなさい。

息子
息子

やれるわ!やるから早くインストールして!

僕

じゃあ、いっつも注意されていることを1か月間何も言われずにやってみろや!

じゃないと信用できん!

息子
息子

なんでだよ!意味わからんし!

僕

いや・・・理由も説明してるし、条件を提示してるだろ?

この家の中で好きなようにしたいなら、ルールを守れることを証明しろや!

息子
息子

なんでだよ!意味わからんし!

僕

ハァ・・・(また繰り返しだよ・・)



以降毎日この会話がループします(笑)
まだ息子はこちらが求めるレベルにありません。(大人も偉そうには言えないですけどね)

ちなみに妻も同じような会話を毎日しています。

それでもある時、息子が3日間ほど連続で何も注意されずに過ごすときがありました。

彼なりに頑張ろうとしていることは認めますが、まだ習慣化されていないうちはダメ。
いつも一日坊主、三日坊主に終わるからです。

僕は、息子が自分の行動を自分のチカラで律して、ある程度自律が習慣化されるプロセスを踏むまでは許可するつもりはありませんでした。

長男は、自分のために努力して成功体験を積んだ回数が少ないです。
親がそういう機会を提供できなかったのも事実です。

我が家が初めて授かった子だから僕も妻も小さなころから過剰に手助けしたり、与えたりしてしまったせいもあるかもしれません。
(一方の次男は割と放置になってしまったので、自分で考えるようになってます)

だからこそ、長男にはプロセスを踏んで成功体験をしてもらい、その成功をしっかり褒めてあげたいと思っていました。


しかし、

僕が不在の時に、妻が根負けしてフォートナイトを息子に与えてしまいました。
以前にフォートナイトを削除してから1年後のことでした。

口では厳しいことを言うけど、妻は長男のことが可愛くて仕方ありません。
毎日毎日、息子がやりたいことを拒否し続けるのもイヤだったろうし、息子の少しの頑張りでも認めてあげたい気持ちも分かります。

僕としては、ルールやマナーが習慣化していない中でのフォートナイト復活はちょっと納得いきませんでしたが、ここは夫婦のコミュニケーションが足らなかったので仕方ないなと。

このまま息子を押さえつけておいてもいい方向にはいかなかったかもしれないし、息子も前回の反省を活かして行動するかもしれないし・・・と前向きに考えるようにしました。

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息子のSwitchにフォートナイトを再インストールしたら・・・

息子のSwitchにフォートナイトを再インストールした日以降、息子は他のゲームをほとんどしていません。

ほぼ毎日フォートナイトに明け暮れる日々。
生活態度は・・・期待するほどの変化はありませんでした。

ごはんの時間が来て、食卓に食事が並んで親や弟が何度も声かけないとゲームをやめない。
お風呂の時間に呼んでもお風呂に入らない。
他の家族のことは考えず自分だけテレビを占拠する。

妻と大ゲンカして、食事を拒否した夜中に空腹で気持ち悪くなって吐いた時もありました。

フレンドとしてプレイしている学校の友達は、あまり制限なくゲームしているようで、息子も友達に合わせようと前回以上に長時間プレイになっています。

さらに、息子はこう言うようになりました。

こども
こども

オレはプロゲーマー目指してるんだよ!

だからいくらやってもいいんだよ!

何かにつけて、「オレはプロを目指してるんだよ」と。

いったいどうすればいいのかな・・・

僕と妻は何度も話し合いました。

少なくとも、このまま今までみたいに接するだけでは、お互い消耗するだけなのは明白です。

親としても意識の転換が必要なのです。

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現在は親子でフォートナイトに「真剣に」向き合っています

息子は、ゲーム機の性能に限界があるNintendo Switchに不満を抱き始めました。

息子
息子

Switchじゃやりにくい!

ゲーミングPC買ってくれ!

まあ、今までなら応じるなんてありえないことです。

しかし、考え方を変えました。


プロという目標があるというなら、とことん、真剣にやってもらおうじゃないかと


幸いにもフォートナイトは競技人口が多く、大会も多く開催されます。

Youtubeではプロゲーマーがたくさん動画配信していて、多様な人間の考え方に触れることができます。

僕もこっそりフォートナイトやっているので、ゲームのアドバイスもできるし、一緒に楽しむこともできます。

Youtubeでフォートナイトを勉強してきた過程で、僕も息子も立派なプロゲーマーたちの存在を知っています。

だから、フォートナイトを通じて息子のコーチングができると思ったのです。

フォートナイトを真剣にプレイする過程で、ゲーム以外も含めて多くを学んでもらおうと。

僕は息子に提案しました。

僕

キミが本気でプロを目指すというなら、父ちゃんは応援したい

負けたこと、うまくいかないことを全部人のせいや機械のせいにせずに、プレイの実力を磨くのがプロ

そして、自分のことを自分で決めて行動できる人がプロ

みんなの良いお手本になれる人がプロなんだよ


やることちゃんとできて、自分の健康管理もできればゲームは好きなだけやればいい

そんな人間を目指す覚悟があるなら、父ちゃんも覚悟を決めて20万円もするパソコンを買ってもいいよ

僕

20万円がどんな金額か分かる?

キミのお年玉の何年分だろうね?
20万円あったら家の古い冷蔵庫も買い替えれるし、テレビだって買い替えられる


家のローンの何か月分だろうね?

それでも、本気でみんなのお手本になれるような人になろうって言うなら、父ちゃんの給料の半分以上の金額のパソコンをキミの成長のために買うよ


そこまでするんだから、せめてごはんの時間やお風呂の時間も守ってくれるよね?

で、いつ買うのがいい?

息子
息子

いや

まだ
無理だと思うから今はそこまでせんでいいよ・・・

来年の誕生日くらいでいいよ

僕

なんで来年の誕生日になったら、覚悟ができてるの?

何もせずに時間だけ過ぎたら覚悟ができるようになるの?

やろうと思えば今すぐにでもできることでしょ?

オレはキミがやると言えば、要求通りパソコンをすぐに用意するよ

息子
息子

それは分かってるけど・・・

僕

真剣にやるなら、父ちゃんも本気で応援する

すぐに立派な行動ができるとは思ってないから、そこは一緒に努力していこうよ


その後、すぐに息子にゲーミングノートPCを与えました。

息子には「買った」ということにしていますが、父ちゃんが使っていたおさがりPCです。



もちろん、パソコンの使い方からの指導です。

息子はさすがにビックリして、最初は本当にいいの?という感じでビビっていました。。。


高価なモノなので、今までのように地べたに置いてプレイしたり、遊んだ後にそのまま放置なんてことはしなくなりました。

そして、

ごはんの時間には自分からゲームをやめるようになりました

特に何も言わなくても休憩のためゲームを中断するようになりました

父と子でゲームのプレイ内容で議論するようになりました

プロになるにはどうすればいいかを話すようになりました

プロゲーマーはどうやってお金を稼ぐのか興味を持つようになりました

ゲームで負けてもキレずに、改善点を探すようになりました

母ちゃんがブチギレることが大幅に少なくなりました(笑)



さすがに息子にパソコンが高価なモノで、我が家にとって大きな出費であることは理解してくれたようです。。。

ここまですることが、子供の将来のためになるのかどうかはハッキリ言って分かりません。

プロゲーマーになれない確率の方が圧倒的に高いだろうし、仮になれたからと言って安泰という世界ではないことは想像に難くないです。

ビジネスでもスポーツでもゲームでも、超一流になれるのは一握りの人間だけなのです。

しかし、

今まで習い事や集団行動を拒んできた息子が、初めて真剣にフォートナイトというコンテンツに自ら考えながら取り組んでいます。

今は、それだけでも与えた甲斐があったかなと思ってしばらく見守っていこうと思います。

すぐに結果を求めず、長いスパンで苦い経験もしながら一緒に歩んでいくことが「育成」なのかな・・・と最近になって考えている次第です。

その後息子がどうなったかは、また機会があればこのブログで紹介したいと思います。

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さいごに

僕自身、子供にバレることなく続けたフォートナイト歴は2年近くになりました。

まだ息子よりヘタクソですけど、上手くなりたくてYoutubeの解説動画やライブ配信を見ての勉強と強くなるための練習を繰り返しています。

長いこと続けていると、ある意味本当にスポーツに通ずるものがあるなと思うのです。

「e-Sports」として真剣に考えてみた時に、子ども達への接し方のヒントがあるんじゃないだろうか。

  • 上手くなるために何をすればいいのか
  • 何が悪かったから負けたのか、その時何をすればよかったのか
  • 大会に向けてコンディションをどう整えたらよいのか
  • チームメイトや相手へのリスペクトの気持ちを持つ
  • プロゲーマーとしてお金を稼ぐというのはどういうことなのか
  • プロゲーマーはどんな人間であるべきか
  • プロゲーマーになるためにどんな努力が必要なのか
  • 強くなるためにどんな機材(道具)を用意すべきか
  • プロゲーマーになったあと、どんな未来が待っているのか



などなど…

上記のような項目って、サッカーや野球など多くのスポーツにも当てはまることですよね。

子供が門限を破ってサッカーや野球に没頭するなんてよくある事だと思いますが、別にニュースになるような社会問題にはなっていません。

サッカー依存症、野球依存症なんて聞きませんよね…

一方で、ゲームはなぜ「ゲーム依存症」と呼ばれ、一部の人に悪いイメージを与えてしまっているのか?

それははやり、

大人が適切に関わり、ゲームを通して社会性獲得を指導をする文化が無いから

だと思います。

世の中でスポーツが楽しまれているのには理由があります。

  1. 共通のルールがあるなかで勝ち負けが存在すること
  2. プレイヤーをお互いに尊重し、たたえ合うこと
  3. 練習や大会のプロセスを通して多くの学びがあること


僕は、スポーツ指導経験があるのでそう思うのです。


たかがゲームと思わず大人がもっと真剣に関われば、ゲームはれっきとしたスポーツになり得ると考えます。

もちろん、10代の子供たちだけでゲームを秩序とマナーのある「e-Sports」というジャンルに育てることは困難です。

サッカーや野球のスポーツ少年団のコーチのように、子供がゲームを通して社会性を学ぶ環境を大人が用意してあげるという考えが必要です。

かつて日本に野球やサッカー、バスケットボールが根付き始めた時と同じように、ゲームも新たな真剣に取り組める「e-Sports」というジャンルが確立されていくでしょう。

何度も言いますが、そこには大人の関りが重要。

大人が環境を用意し、みんなの良いお手本や目標となれる先輩たちを多く輩出できれば、子供たちは自然とマネをしていくようになります。

ゲームの時間を守らない、言うことを聞かない子供に対して、頭ごなしにゲームを否定するのではなく、ゲームを真剣に取り組んでもらう方向で我が家は進んでいこうと思います。

僕は、フォートナイトを通してプロゲーミングチーム「ALBA」のオーナーであるAkiさん(@aki_alba)の活動を知りました。

日本のe-Sports業界は、まだまだ秩序とマナーを兼ね備えるための環境、地位が確立されていません。


Akiさんのようなゲームへの思いを持った大人が増えれば、近い将来日本でも「e-Sports」は社会的に認知された地位を確立していることでしょう。



子供が真剣に打ち込めるものを否定せず、一緒にゲームを真剣に取り組んでお互いが成長できるように頑張りたいと思います。

息子は将来、本当にプロゲーマーになれる可能性は低いでしょう。
例えプロゲーマーになれたとしても、そこから苦労も多くあるでしょう。

あとは自分がどれだけ真剣に取り組めるか次第です。

まあ、なるようにしかならないでしょうけど、

正直なところ、息子と一緒にフォートナイトをプレイできるようになったので、実は父ちゃんは嬉しいのです(笑)

おわり

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