こんにちは。英語学習はスポーツと同じと考える、てるまえです。
・英語をきれいに話せない
・発音がうまくできない
・英語を全然聴き取れない
・文法をマスターできない
完璧主義日本人の英語コンプレックスは今でこそ多少は薄れた感じはがありますが、まだまだ根強く残っている印象です。
この英語コンプレックスは学校教育の問題だと思っていますが、これに対して国内には数々の英語教育ビジネスが散乱しています。
日本人特有の英語コンプレックスを煽って、
・そもそも英語学習の必要性があるのか疑わしい人
・自ら情報を集めて独学する意思がない人
などをカモにして高額の教材や教室に通わせている業者もあります。
その中でも個人的に最もコストパフォーマンスが悪いと思っているのは
駅前留学の大手英会話教室です。
通っている人は、回数件買った分ちゃんと通ってますか?
通っただけの効果が本当にありますか?
僕は英会話教室に大金出して通う気にはまったくなりません。
ということで、支払うお金に対する対価を気にしない人は別ですが、コスパ悪すぎなので個人的には絶対おススメしません。
言葉は悪いですが、ボッタクリ商売です。
誤解のないように言いますが、駅前留学の存在自体は否定しません。
実際に大金払ってFace to Faceでネイティブスピーカーと話したいという人はそれはそれでもいいと思います。
それでも僕は、もっと効果的で効率的な勉強法をおススメします。
僕は、スキマ時間でしか勉強してませんでしたが3年程度で日常レベルのコミュニケーションは取れています。
特にキレイな英語を話す必要もないですし、堂々と誠意をもって伝えれば相手は理解してくれるもんです。
英会話教室でキレイな(と思っている)英語を習って、そもそも使う機会がないという人は非常にもったいないです。
英会話教室に支払うお金を、格安航空会社に使ってフィリピンや東南アジア諸国へ旅行に行くほうがよっぽど身になると思ってます。
いまの英語学習初心者にはサクッと脱駅前留学してもらって、もっと自主的に英語を身に付けてほしいと思い、駅前留学のデメリットを深掘って伝えていきます。
駅前留学英会話教室のお金の話
下記の表は僕のおおよその試算になります。
某大手の東京都赤羽駅周辺の教室の運営費をざっくり試算してみました。
※あくまで個人的な試算です。
部外者の概略試算ですが、1店舗の運営で少なくとの1500万円以上の運営費がかかると推測します。
(地方の教室はもっと低いと思いますが)
これに対して、生徒が支払う費用を以下に示します。
店舗の運営費は正確でないですが、生徒の多い都心部の教室は圧倒的に利益を得ているものと考えます。
しかも、生徒の中には必ず欠席する人もいるので教室側はその分不労所得を得ます。
それを狙った回数券まとめ買いシステムがもっとも「クソな部分」です。
(まあ、買ったのに行かない人が悪いんですが)
例えば300人が通う教室で、20%の人にあたる60人が、年間欠席率20%としましょう。
一人当たり年間欠席回数:年間105レッスン×20%=21回
その教室全体の年間欠席回数:21回×60人=1260回/年
年間欠席分の費用:1260回×3000円/回=378万円/年
というように、ただでさえ利益率が高いのに欠席分の不労所得も得ることができてるのです。
よって有名俳優を使ってのTV CMや割引、○○回無料キャンペーンなどができるのです。
地方の教室は賃貸費用も安いので最低でも50人程度集客できればもうかるシステムなのかなと思います。
(本部がどれだけピンハネしているかわかりませんが、容易に想像できます。)
グループ教室は自分の時間が減ってしまう=生産性悪い
基本的に英会話教室は、特別料金でマンツーマンにしない限りはグループでの受講になります。
生徒のレベルごとにクラスを分けたとしても、どうしても比較的「レベルの高い人」、「レベルの低い人」がごっちゃになって授業が進みます。
レベルの低い人にあわせて進むと、自分の能力を出せないまま終わることもあります。
逆にレベルの高い人にあわせて授業が進むと、理解できないまま終わる可能性もあります。
講師も教育者というわけではないので、各生徒のレベルや進捗がどこまで把握できているか疑問です。
また生徒同士のグループ会話もやるみたいですが、それ自体を否定はしませんけどレベルの差があると会話も進まないですし、講師もどこまでフォローできるのか・・・。
僕も会社が開催した外部講師を雇った英会話クラスを受講したことがありますが、グループワークにレベル差があると自分の英語力を磨くためだけの時間が十分にとれないということを実感しました。
これって生産性悪いですよね・・・
講師が自分に合わなくても変えられない
繰り返しますが、在籍講師全てが教育のプロではありませんし個人差があります。
人間なのでクセもあります。
講師のクセや方針、人柄が自分に合わない場合もあるかと思います。
そんな時に気軽に講師を変えれるかといったら、そういうワケにはいきません。
管理者に進言して、その教室内で講師を変えてもらうことも不可能ではないかもしれませんが、一般的には厳しいでしょう。
講師が自分と合わないまま数十回~100回のクラスを1年間通い続けるのは苦痛でしかない・・というより通わなくなりますね。
定期的に受講すると「勉強やった気になる症候群」にかかる
これは英語学習初心者によくあることと思いますが、約1時間のレッスンを週に1~2回受講すると疲れます。
周りに他人がいるので余計に疲れます。
この疲れるレッスンを受けた後は、
「あ~今日は勉強したなぁ~」
という気になってしまいます。
そうすると、改めて家に帰ってまで学習する気がなくなる人も少なくないはずです。
この症状を「勉強やった気になる症候群」と勝手に名付けています。
語学学習というのは少しでもいいから日々の積み重ねと継続する力が大切です。
家でも自主的に学習するひとは英会話教室に通ってもアリだと思いますが、そこまでの熱意があるなら駅前留学じゃない方法でいくらでも学習できる方法はあります。
経験上、語学学習は自主的に学ぶという意識があればあるほど上達は速いと思っています。
ポンっと英会話教室に行ってカリキュラム通りの受動的な学習では、英語のイメージの「脳への焼き付き度」が違うと考えます。
自主的に効果的な英語学習方法を模索しながらインプットとアウトプットしてこそ、グングンと上達していくものです。
実際みんなどんなふうに学習してるのか?
ここでは、英語学習関連の情報をまとめたブログ「英語学習ひろば」を運営されているKentoさんによる2020年の調査結果を引用します。
ある程度英語ができる人が「効果的だと思った」学習方法について、1000人以上からのアンケート結果が公開されています。
Youtubeや海外の映画などの動画を使った学習(31%)が最も高く、次いで参考書を使った学習(24%)となっています。
学校や塾、オンライン英会話が21%となっていますが、オンライン英会話も含まれているので、実際に英会話教室に通って効果があったと思う人は少数派なのかなと思います。
映像コンテンツや参考書の質が高くなり、安価で手軽にトライできる環境が揃っているので、やる気さえあれば高価な英会話教室に通う必要はないことがデータからも言えるのではないでしょうか?
英語学習ひろばでは、この他にTOEICの目標スコアまでの学習時間の調査結果など様々な調査結果が掲載されていますので、これから英語を学習しようとしている方は見ておいて損はないですよ!
さいごに
結局のところ、本人がやる気さえあれば毎日効果的な自主学習するだけで英語力は十分伸ばせます。
英会話ビジネスの企業は、そうさせないようなキャッチコピーで英語コンプレックスの日本人を餌食にしてるのです。
くどいようですが、駅前留学英会話教室を否定しているのではありません。
ただ、
英会話教室の利益=生産性が高い
店舗型英会話教室で学ぶこと=生産性が低い
ということは一般的には言えることだと思います。
ちゃんと自分で考えたうえで、
・どのように効果的に継続して学習するか
・英語学習の目的は何なのかを明確にすること
が大切だということを忘れないでください。
もし、あなたが街でオロオロと困っている様子の欧米人を見つけたら
What’s up?
I can help you.
くらいで簡単に声をかけてみたら、そこから実践訓練の開始です!ヘタでもいいんです。
異国の地で困ってる人は、あなたを神と思ってすがってくるでしょう。
みなさんの英語学習が、実りあらんことを!
おわり
コメント