- この記事を読んでほしい人
- ・英語の文法がよくわからない
・英語の発音が難しくて伝わらない
・英単語が覚えられない
・どうやって英語を勉強したらいいか分からない
I feel that most of Japanese are not good at English.
ほとんどの日本人は英語が得意ではないと感じています。
同じような悩みを抱える英語学習初心者も多いと思いますし、当然僕もその中の一人です。
そんな僕でも、自信をもって言えることがあります。
それは、
英語を学習して繰り返し練習すれば『誰でも確実に』力が付く
ということです。(成長速度に個人差ありますが)
僕は33歳までTOEIC300点台で、
仕事で多少英語でメールを打つ程度の
「ほとんど英語ができない人」でした。
(TOEICの点数が高いだけで英語ができる人というのは違うかもしれませんが)
あるとき仕事の関係で、海外の取引先の方(非ネイティブ)が僕の勤務先に長期滞在することになり、僕が担当として対応しなければなりませんでした。
当時の僕は、当然英語でコミュニケーションがとれませんでした。
その取引先の方から
「ハァ・・・」
と、何度もため息をつかれて悔しい思いをしたことが、僕が英語の勉強を始めたキッカケです。
近所の英会話教室など選択肢はありますが、なんせ授業料が高すぎるのでケチな僕はとりあえず独学で勉強して「非ネイティブ」と仕事の会話ができるレベルを目標にすることにしました。
繰り返しますが、英語学習は「誰でも」やればやっただけ「確実に」英語力が付いてきます!
そしてお金をかけずともしっかり学習できる時代です!
お金かけなくてもスキマ時間でコツコツ毎日やった結果、今では仕事で海外の非ネイティブ取引先と意思疎通できるレベルにはなりました。
この記事では、僕が『英語学習でなるべくお金をかけずに独学で勉強してきたこと』について述べたいと思います。
これから英語学習を始めようと思っているアナタ
英語学習にお金をかけてるけど、なかなか上達しないなぁと感じているアナタ
の参考になればうれしいです。
独学でも英語力は伸ばせる!社会人からの英語の勉強を始める前に
語学の習得を目指す前に認識してほしことがあります。
『語学』とよく言われますが、言語の習得を算数や理科のような学問の類と考えない方がいいです。
野球に例えるなら毎日バットの素振りや、試合をイメージした反復練習を行い、さらに本番で実践しながらレベルが上がっていくのと同じ。
『地道な小さな積み重ねが必要なモノ』と考えた方が挫折しにくいと考えます。
英語学習で大切なのは、
- 毎日少ない時間でも『継続』すること
- どのレベルを目指すか『目標を持つ』こと
- 場面を『イメージしながらインプットとアウトプット』を行うこと
だと思っています。
毎日少ない時間でも継続して習慣化すること
英会話教室などのお金をかけてやる習い事は週に1~2回でやった気になってしまうという落とし穴があります。
僕たちが生まれた時から週に1~2回だけの日本語会話だけだったとしたら、こんなに日本語を上手に話せたでしょうか?
そんなわけないですよね・・・。
寝る前や隙間時間の5分だけでも集中して『毎日』英語に触れる習慣を作ることが大切です。
時間が少なければ負担になりにくいので、最初は少ない時間でも毎日続けることを意識しましょう。
慣れてくると興味を惹かれる内容などが出てくるので、自然と学習時間も増えます。
さらに英語学習を通して海外文化に触れていくと英語を学ぶことが好きになってきます。
そうなればしめたもので、あとは好きな気持ちに従って学習を続ければいいだけです。
どのレベルになりたいか目標を明確にしておくこと
いきなりネイティブなみの流暢な英語をしゃべりたいという目標を持つと、その目標は遥か先にあるので挫折しやすいです。(理想と現実とのギャップが大きい状態)
というか、
日本で生まれ育ってネイティブなみに英語を喋れること自体が「ほぼムリ」と思っておいた方がいいでしょう。
真剣にサッカーをやっている人すべてが、一流のプロ選手になれるわけじゃないのと同じです。
このことを理解して現実的な目標設定にしておくと、達成感とともに次のレベルに向かって進みやすくなります。
例)海外旅行でホテルやショップで対応できるレベル、仕事で共通の話題でコミュニケーションできる等
僕も最初のころは「ただカッコいいな」という理由で、いきなりネイティブスピーカーなみの英語を夢見て海外映画を見て学習してみましたが、全く聞き取れず挫折しちゃいました。
その後、僕の場合は「仕事の場で、共通の話題なら十分コミュニケーションとれるレベル」を最初の目標に設定して、その分野の英語ニュースや英語初学者向けの教材を探しました。
目標をある程度明確にすると、どういう勉強が必要か具体的に考えるようになります。
例)疑問文のパターンを覚える、難しい動詞は簡単な動詞(have,make,take,go,come,get)に置き換えて英文を作ってみるなど
年に数回行く海外旅行で空港やホテル、お店などで対応するためという目的であれば、何万円もする英会話教室に行く必要はないです。
また英語は使わないうちに忘れていってしまうので、高いお金使って回数が少ない教室に通うよりは、
短い時間でも毎日コツコツやる方がコスパの面と英語力維持の面で良いと思ってます。
Youtubeと書籍、TV番組だけで十分です。
英会話教室に投資するくらいなら、海外旅行一回分の費用に充てたほうがいいです。
インプットしたらアウトプットする
たとえば常套句(決まり文句)や短い文を覚えたら、何度も口に出して口を英語に慣らしていきましょう。
独り言でも大丈夫です。
話すときのシチュエーションをイメージするように心がければ、イメージとフレーズが結びついて自然と言葉がでるようになります。
例)Thank youはいちいち日本語から英訳してしゃべってないですよね?
すでにThank you=感謝するときのイメージができているからです。
「Apple」=「りんご」もそうですよね?
お金のかからない独学英語勉強法
いまやお金をかけずに英語の勉強なんて簡単にできちゃいます。重要なのは楽しんで続けて習慣化することです。
NHKの英語番組で勉強する
NHK Eテレでは無料で結構質の高い英語番組を放映しています。これを使わない手はありません。
僕は「大人の基礎英語」や「リトルチャロ」という番組を録画して繰り返し見ていました。
ドラマ形式で英語字幕もないですが、楽しんでみることができます。
毎月発行されるテキストには英文と和訳や解説が載っているのでそれを買って理解を深めるのも効果的です。
僕は、何度も聞き取ってはノートに書き写すディクテーションと、書き写した英文をドラマの人になりきって口に出して練習していました。
当然わからない単語は調べていきます。
単語は常套句や文章とセットで覚えていくと、どういう場面で使うかが自然と身についてきます。
単純な和訳だけだと、ただの暗記になってしまい苦痛になります。
文法の参考書は一生ものを1冊のみでOK
英語ビジネスが盛んな日本は英文法だけに限っても腐るほど種類があります。
あれこれ買うよりは1冊の文法書を何度も読んで理解することが大切だと、僕は考えます。
そんな僕も何冊か買ってしまいましたが、これもっておけば当分使える本に出会いましたので紹介します。
「一億人の英文法」 (東進ブックス 大西泰斗、ポール・マクベイ 著)
イラストや図を駆使して、冠詞(a, the)や動詞、前置詞(in, onなど)の正しい使い方をイメージとして記憶しやすいように説明しており、理解するべき項目が順を追って書かれています。
文法もわかりやすく説明していて僕にとっては自分に合った図書だと思っています。
これを見て学習すると、「今まで間違った単語の使い方していたな」と気づかされることも多々ありました。
この他に比較級や疑問文、助動詞や時制、完了形などの基本的なことを
「そういうことだったのか」
と分からせてくれる内容になっています。
中学校レベル~高校レベルの内容でまずはこれでしばらく大丈夫だと思います。
何度も読み返して理解を深めてください。
この本をある程度理解すれば、英文法が簡単に思えてきます!
著者の大西先生はNHK Eテレでも講師を務めていましたが、非常にユーモア溢れた人で楽しく番組を拝聴していました。
この本も、イラストも含めユーモア溢れた1冊になってますので、飽きることなく学習できますよ。
情景やある場面、物などが頭に浮かんだら、それに対応する英語が浮かんでくるレベルになると身についた実感が湧きます。
イメージで記憶することを意識して文法を学んでみましょう。
飲み会1回我慢すればお釣りがくるくらいの値段です
リスニングはYoutubeやNetflix、Huluなどの動画サイトで鍛える
いまやYoutubeでは大量の英語学習用動画があります。
僕はバイリンガールチカさんの動画は昔からずっと見て勉強してました。
チカさんの動画はかなり凝ってて、チカさんも可愛いので楽しく勉強できます。
NetflixやHuluなど月額制の動画サイトでは、海外映画やドラマを見ながら勉強できます。
字幕付きもありますし、なければググればスクリプトが出てくるものが多いです。
生きた英語を学ぶことができるのでおすすめです。
やっぱり楽しんで学習しないと長続きしません
自分に合ったコンテンツを探して、英語学習を楽しく長続きするさせる努力をしましょう。
オンライン英会話を使って実践力を鍛える
DMM英会話やレアジョブなど比較的低価格で英語圏の人を講師にオンライン英会話で学ぶ手もあります。
教材も揃っており、教材に沿って会話することもフリートークで腕試しするのもありです。
フィリピン人講師を中心に自分の都合のいい時間帯で予約でき、Skype通話などを通して1日1レッスン(30分程度)月額6000円弱~で受講が可能です(飲み会2回分くらいですかね)。
無料体験もあるので、無料体験分だけでもやってみる価値はあります(無理そうなら続けなくても問題なし)。
僕も実際に試してみましたが、本当に気軽にできますし本当にわからないところは、チャットでテキスト形式でもレクチャーしてくれるのでよかったです。
親しみやすい講師だと、楽しく会話しながら英会話練習ができます。(ただし、人気講師は予約がなかなかとれませんが)
会社にフィリピン人がいたら友達になってさらにリアルな実践力を
職場や近所にフィリピン人がいるケースも多いと思います。
思い切って友達になって英語を学ぶという手もあります。彼らは英語を幼少のころから学んでおり、かなり英語スキルは高いです。
ネイティブに比べれば多少のクセはあるのでしょうが、それは非ネイティブであればどこの国の人でも当たり前なので気にする必要はありません。
友達になってタダで英語が学べるなんて素晴らしいですよね。(もちろんフィリピン人に限定しなくていいです)
英会話って何から学べばいいの?文法?発音
英語のスキルを上げていくには、主に4つの分野を意識する必要があります。
「読む(Reading)」
「書く(Writing)」
「聴く(Listening)」
「話す(Speaking)」
これらの分野では勉強方法が異なってきます。
■4つの分野の勉強基本スタイル
読む:ただ流し読みせずに、場面を想像しながら(できれば声に出しながら)読む
書く:自分が普段母国語で使うような場面での文章や話し言葉を、自分の知っている単語を使って繰り返し書く
聴く:音声教材を、これも場面を想像しながら繰り返し聴く(できれば復唱する)
話す:覚えたフレーズや、普段の会話を英語で組み立てたものをひたすら独り言のように繰り返し口に出して体で覚える
その基礎として単語や熟語、発音、文法などを学ぶ必要がありますが、個人的には発音と文法の学習が優先かなと思います。
文法がわからないと意味が分からないし、発音がわからないと聴き取りすらできません
当然単語も知らないわけですが、これは教材で出てくる単語をひたすら覚えるしかないです。
単語だけで覚えるのもしんどいので、フレーズや音と一緒に覚えるのが効果的と僕の経験上思います。
学習初期のころは、参考書で文法を繰り返し叩き込みながら発音の動画教材を繰り返し視聴することで、そこに出てくる単語や動画教材での聴き取り練習も兼ねることができ基礎が向上すると考えます。
あとはひたすら実践と継続あるのみ
英語を喋りそうな海外の人に出会ったり、海外出張の時には積極的に話しかけてみましょう。
きれいな英語を話そうとして口ごもってしまわずに、文法めちゃめちゃでもいいんです。
他国の非ネイティブスピーカーは割と文法や時制とか適当だったりします。
それでも相手も分かってくれようとするので、伝えたいことが伝わると思います。
これを繰り返していけば英語の苦手意識も薄れて上達がはやくなるでしょう。
あなたの英語が上手でないことは相手も承知のうえですので。
いい大人は「かっこ悪ぅ~」とか思いません
思うとすれば日本人がそう思うくらいじゃないですかね?
僕のTOEICスコアは隙間時間のみの勉強で3年かかりましたが、300点台⇒700点台となりました。
ただ、TOEICスコアが高ければ英会話できるというのは間違いで、満点の人でも英語をほとんどしゃべれない人もいます。
僕は会社で毎年TOEICを受けさせられていましたが、それはもう数年前にやめました(なので今のスコアは分かりません・・)。
勉強は続け、実践で使えるということをアピールすれば問題ありません。
外国語習得に近道は無し!
飛躍的に英語ができるようになる魔法のような教材など存在しません。
自分に合った、そして楽しく継続できる教材を探してみましょう。
あとはひたすら、
野球のピッチャーの投げ込み練習のように
サッカーのリフティング練習のように
地道に体に覚え込ませながら体得していくんです。
みなさんもTOEICの点数にはこだわらず、英語力がついて海外の方とコミュニケーションがとれる喜びを味わって、続けられるペースで自学に励んでください!僕もボチボチやりますんで。
おわり
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