今回の記事では、2021年秋にリリースされるMicrosoft のコンパクト2in1パソコン新型Surface Go 3について、スペック新旧比較を含めたレビューをしてみたいと思います。
今回リリースされたSurface Go3は、従来型Surface Go 2の外観はそのままにCPUなどが性能アップしたマイナーチェンジ版です。
MicrosoftのSurfaceシリーズは各モデルで明確なコンセプトがあります。
その中でもSurface Goシリーズは、旧型から変わらず教育現場での使用がメインターゲット。
一般ユーザーにとっては、最低限の性能・購入しやすい価格設定でMicrosoftのSurfaceシリーズを体験してもらうためのエントリーモデルといった位置づけになります。
個人的には、ビジネスシーンで活躍させたい、イラスト作成や画像編集なども頑張りたいという方には、予算が許せるならSurface Proシリーズを断然おすすめします。
なぜなら、画面サイズ、入出力ポートの数、CPUの性能やデータ保存容量の面での恩恵が大きいからです。
しかし、Surface Go 3は
価格、コンパクトさを重視する方であれば、満足度の高い製品と言っていいでしょう。
Surface Go 3の主要スペック新旧比較
下の表は旧型Surface Go 2とSurface Go 3の主要スペック比較をしたものです。
※赤字部分が変更点
概要は以下になります。
・外観、サイズ、重量に変化は無く、ボディは旧型の流用
・CPUの世代と共に性能がアップ
・LTEモデルの販売は2022年予定
(LTEモデルには、さらに高性能なCPUであるIntel Core i3が搭載されると思われます)
・バッテリー駆動時間が若干伸びた
内部構造はおそらくほとんど従来型から変わりがないと思われます。
旧型のSurface Go 2の記事に内部構造について解説していますので、ご興味のある方は参照してください。
また、OSはWindows 11 Home Sモード(Windows 11 Homeの機能限定版)がインストールされており、日本発売モデルではOffice2021が標準でインストールされているので、購入後にすぐExcelやWordで作業が可能です。
CPUがIntel Pentium4425Y ⇒ Pentium6500Yへ更新
CPUがIntel Pentium Gold 4425Y ⇒ Pentium Gold6500Yにグレードアップしています。
名称 | PassMarkスコア | コア数 | スレッド | TDP | 定格クロック | 最大クロック |
Pentium Gold 4425Y | 1640 | 2 | 4 | 6W | 1.7GHz | ー |
Pentium Gold 6500Y | 予想 2800くらい? | 2 | 4 | 5W | 1.1GHz | 3.4GHz |
従来モデルには無かったターボブースト機能を搭載しており、最大クロック数3.4GHzで動作することが可能になっています。
ターボブースト機能により、シングルスレッドでの処理能力が大幅に増強されることになります。
少なくとも従来モデルよりも快適に動作することは間違いないでしょう。
従来モデルにはCore m3がLTEモデルのみにラインナップされていましたが、Surface Go 3では2022年発売予定のLTEモデルにIntel Core i3が搭載されると思われます。
LTEモデルは2022年発売予定
すでに述べましたが、LTEモデルは2022年に日本で発売予定です。
ドコモやau、Softbankといったキャリアのネットワークに接続したい場合は、LTEモデルの発売を待ちましょう。
バッテリー駆動時間が若干アップ
従来型よりバッテリー駆動時間が若干アップしています。
CPUの消費電力が小さくなったこともありますが、仕様状況によってどうしても前後してしまうので参考程度と思っておくとよいかと思います。
購入するならSSD128GBモデルがおすすめ
現時点、内蔵ストレージの容量は64GB(eMMC)と128GB(SSD)の2つのみです。
Windows11のオペレーティングシステム、Officeソフトのデータ分を確保する必要があるため、実質使用できるデータはスペックより低くなることは注意しておきましょう。
写真や動画、少し重たいファイルを本体に保存しておきたい場合、いろいろなアプリをインストールしたい場合もあると思うので、少しでも余裕を持たせるために128GBモデルの選択をおすすめします。
まとめ
今回の記事をまとめます。
おすすめのモデルは128GBモデル(税込85,580)です。
ただし、イラスト用のペン、必須ともいえるキーボードも揃えると総額12万円近くになります。
「総額で10万円を切りたい!」という方は64GBモデルを選択することになります。
その場合は自由に使えるデータ保存領域が少なくなるので、外付けのSSDやHDD、カードなどを準備することもお忘れなく!
おわり
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