- この記事を読んでほしい人
- ・ゲーミングノートPCで快適にゲームをプレイしたい
・ゲーミングノートPCのCPUやGPUの能力を効率的に使いたい
・せっかく買ったゲーミングノートPCの故障を予防したい
我が家では親子共々、大人気オンラインシューティングゲーム「フォートナイト」をゲーミングノートPCでプレイしています。
今回の記事の内容は、ゲームプレイ時に我が家でも使っている「ノートPCスタンドのメリット」についてです。
なぜ、ゲーミングノートPCでプレイするときににノートPCスタンドが有効なのか?
その理由は、以下の4つです。
- CPUやグラフィックチップ(GPU)の性能を有効に活用できる
- 理論上、性能の劣化を遅くする(長持ちしやすい)
- 肩こりや目の疲れを起きにくくする
- スペースを有効に活用できる
ゲーミングノートPCでゲームプレイしている方、これからゲーミングノートPCを買おうとしている方は、是非ノートPCスタンドの導入を検討してください。
以降では、上で述べたノートPCスタンドのメリット4つについて説明します。
CPUやGPUの性能を有効に活用できる
ノートPCスタンドを利用すると、冷却効率のアップが期待できます!
ゲームプレイ中のゲーミングノートPCの内部では、CPUとGPUの発熱によって部品の温度が上昇することはご存知でしょう。
CPUやGPUの温度が高くなりすぎると、CPUやGPU自身に内蔵されたリミッターが働いて、温度が上がり過ぎないように出力を落とすよう制御されています。
この理由は「CPUやGPUが高温によって壊れてしまうのを防ぐため」です。
さらに、
高温によるCPUやGPUの破損を防ぐため、また高温による出力低下によるパソコンの能力ダウンを防ぐために、パソコン内部には『冷却システム』が内蔵されています。
冷却システムは、一般的に「ヒートシンク」という放熱部品と風を送る「冷却ファン」で構成されます。
冷却ファンの役割は、ノートパソコンのカバーに設けられた吸気口から外気を吸い込んで、CPUやGPUを風で冷やし、暖かい空気を排気口から排出して「空気を循環させること」です。
ノートPCスタンドと何の関係があるの?と思われる方も多いでしょう。
安心してください。しっかりと関係してきます。
ゲーミングノートパソコンの吸気口は筐体の側面や底面などに設けられていますが、
ノートパソコンの筐体サイズでは、デスクトップPCのように空気の吸排気口面積を十分に取ることができません。
特に底面に設けられた吸気口は、ノートパソコンをデスクの上に置いてしまうとデスクとのスキマがほぼ無くなってしまうため、
・底面からの空気の吸気効率が悪くなる
・パソコンの熱がデスク上にこもって、パソコンとデスクの周りの空気の温度が高くなる
という状態になります。
つまり、デスク上にゲーミングノートパソコンを直置きすることは放熱的には良い状態と言えないということです。
メーカーは当然この事実を織り込んで筐体設計していますが、ここでノートPCスタンドを使えば上記デメリットを緩和できます。
- デスクとの距離を取れるので、空気の循環が良くなりやすい
- 机に直置きよりもパソコン周囲の空気の温度が上がりにくい
- アルミ製スタンドを使用すると、アルミ自体が放熱体として働く
ノートPCスタンドを活用すると、ゲーミングノートPCの放熱性能を若干アップさせられるということ。
すなわち、ゲーム中の負荷が高いシーンでもCPUやGPUの能力をロスしにくい状況を簡単に作り出せるという理屈です。
微々たるものかもしれませんが、理屈上は間違いありません。
ノートPCスタンドの使用に加えて、ミニ扇風機やサーキュレーターでPC底面に風を送ってあげると、新鮮な空気が循環しやすくなって放熱効果がさらにアップするでしょう。
- 放熱性アップを見込んでノートPCスタンドを購入するときのポイント
- ・底面の吸気口を塞ぎ過ぎない形状であること
・自分のPCに適したサイズや形状であること
・材質がアルミであること
・高さの調整幅が大きいこと
理論上、性能の劣化を遅くする(寿命が長くなりやすい)
ノートPCスタンドを使うことが、なぜパソコンの性能劣化を抑制し、寿命が長くなりやすいのか?
ここでも「放熱」が関わってきます。
マザーボードに搭載されているCPUやGPU、その他のIC部品は「はんだ付け」という技術で電気回路基板に接合されています。
部品が発熱と冷却を繰り返すと、温度の上昇下降に合わせて接合部の「膨張⇔収縮」を繰り返すことになり、機械的なストレスが蓄積されてはんだ接合部の劣化が進みます。
劣化が進むと少しずつ接合部の電気抵抗が増大(電気を通しにくくなる)し、最終的には性能の大幅な劣化または故障に発展することも。
この接合部の劣化を引き起こしにくくする方法は、パソコン内部の温度の上昇下降の振れ幅を小さくすることです。
「膨張⇔収縮」の量が減ることで、機械的ストレスも小さくなるという考え方になります。
つまり、
劣化の原因となる機械的ストレスの蓄積量が小さくなるから、故障までの期間が長くなる(壊れる確率を下げる)ということです。
以上が、ノートPCスタンドによる放熱性アップが多少なりとも性能劣化を遅くする(経年劣化による故障の予防となる)理屈になります。
肩こりや目の疲れを起きにくくする
背筋を伸ばした状態でまっすぐ前を向いた時に目線の正面にパソコンの画面が来るようにすると、肩こりや目の疲れが起きにくくなることはよく知られています。
オフィス業務の現場では、疲労軽減のために机やイスの高さが調整できるようになっている場合が多いですよね。
机やイスの高さ調整でパソコン画面と目線の高さを合わせることができない環境の方は、ノートPCスタンドの活用をおすすめします。。
この点は、ここで多くを語る必要もないでしょう。
スペースを有効に活用できる
自宅やオフィスのデスクでノートパソコンをほとんど机の上からの動かさずに使用している方は、ノートPCスタンドを使うことでパソコン下のスペースを有効活用できる場合があります。
外付けのキーボードを置く、マウスや外部モニターなどのケーブルの通り道など。
これも多くを語る必要もないと思います。
さいごに
たかがノートPCスタンドと思わないでください。(思ってなかったらすみません・・・)
特にゲーミングノートPCでゲームする方にとっては、ノートPCスタンドはオススメアイテムです。
もちろん普通のノートPCに使っても今回説明したメリットはそのまま。
手ごろな価格で購入できるので、試してみても損はないと思いますよ!
おわり
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