- この記事を読んでほしい人
- ・自分はプロゲーマーを目指して頑張っている
・家族がプロゲーマーを目指していて応援している
・フォートナイトやAPEXでもっと上手くなりたいが、なかなか上達しない
僕は、いい歳こいてオンラインバトロワゲーム「フォートナイト」を真剣に頑張っています。
(ただ上手くなりたいだけ)
そして、息子はフォートナイトの大会で良い成績を収めたい!と頑張っています。
今回の記事では、そんな環境にある僕が
プロゲーマーになれない、ゲームがうまくなれない人の根本原因
について述べてみたいと思います。
早速ですが、「プロゲーマーになれない、ゲームがうまくなれない人」とは
うまくいかない事を自分以外のせいにして、それ以上考えない人
じゃないでしょうか。
具体的にどういうことか?
- ゲーム機、パソコンの能力が弱いから勝てない
- コントローラーやマウス、キーボード、ディスプレイがショボいから勝てない
- 回線が弱いから勝てない(ラグい)
- 相手が自分より上手すぎるから仕方ない
- 味方が弱いから勝てない(チームプレイの場合)
上記のような理由で感情的になって八つ当たりしたり、やる気をなくしてしまうのもよく分かります。
しかし、
トップレベルにいる人達は、これらを乗り越えるためにどうすればいいか考えることができる人達だと思うのです。
これ以降では、
上記であげた理由について「どうするべきか」を考察することで、うまくなるために必要なマインドとは何かを考えていきたいと思います。
ゲーム機、パソコンの能力が弱いから勝てないのか?
特にオンラインのFPSやTPSのシューティング系でクロスプラットフォームを採用しているゲームタイトルでは「高性能PCのプレイヤー」と「高性能とは言えないゲーム機(Nintendo Switchなど)のプレイヤー」がマッチングされることがあります。
0.1秒以下の時間が勝敗を左右する場面もあるゲームでは、CPUやGPUの処理能力、通信速度、入力遅延の差が命とりになります。
どうしても低スペックなゲーム機では、高性能ゲーミングPCにはスペック勝負では勝てません。
同じような戦い方をすれば、ボコボコにやられる可能性が高いです。
サッカーで例えるならば、欧州の強豪チームに日本のJ3のチームが真っ向勝負の撃ちあいを挑むくらいの差があると言っていいでしょう。
負けた原因をゲーム機のせいにしたい気持ちは分かります!
しかし、
問題はその後どうするかです。
ゲーム機の差は変えようのない事実ですが、何もしなかったら不満な現状は何も変わりません。
高スペックゲーミングPCを自力で買うのか、はたまた買ってくれと誰かにせがむのか?
頭を使ってプレイして、高スペックゲーミングPC勢との差を「戦術」を駆使して埋める努力をするのか?
そもそも、ゲーム機の性能で優劣がついてしまうゲームなんてやめてしまうのか?
例えば、以下を例にとってみましょう。
例:高スペックゲーミングPCを自力で買う、または買ってくれと親かにせがむ
ゲーミングパソコンもピンからキリまでありますが、値段だけみて中途半端なモノを買ってしまうと確実に公開するでしょう。
自力で買うにしても、どんなスペック(CPU、GPU性能)のパソコンを買えばいいのか?
必要なモニターの性能は?
そしてその値段は?
その値段に見合った価値を得ることができるのか?
買いたいパソコンとモニターを手に入れるためには、どのようにお金を用意すればいいのか?
買った後にゲームに飽きた場合、ムダなゴミになってしまうことはないか?
ちゃんと考えましょう。
親に買ってもらうならなおさらです。
何十万円もする「おもちゃ」を、カンタンに買ってあげられる家庭なんて多くはありません。
どうしても買ってほしいなら親に対して、納得できる理由を説明できなければいけません。
親としてもお金に余裕があるなら買ってあげたいでしょうが、数十万円をおもちゃに投資するにはそれなりの理由が必要。
・なんでゲーミングパソコンが必要なのか
・買うことで我が家にどんなメリットがあるのか
・このパソコンを使ってどう成長していけるのか
・その後に発生する費用があるのかないのか(マウスやキーボードなど消耗品)
それでも無理そうなら今すぐ高価なパソコンを買うのはあきらめて、今の環境で戦い方を変えるしかないでしょう。
サッカーJ3リーグのチームでも、戦い方次第ではレアルマドリードにだって勝てる可能性があるのですから。
勝利のために色々と試行錯誤した過程は、あなたにとって必ずプラスになります。
そして将来的に高性能ゲーミングパソコンを手に入れた時、あなたの実力は大きく開花するでしょう。
一方で、ゲーム自体をあきらめるという選択も全然アリです。
将来プロゲーマーになるという意志がないのであれば、ゲームにお金と時間を突っ込みすぎずに他のことに目を向けた方がいいと思います。
勝てないゲームでイライラしながら多くの時間を過ごすのと、新しいことや他の好きなことにチャレンジするのとあなたにとってどちらが人生のプラスになるか考えてみるのもいいんじゃないでしょうか。
要するに、
客観的に物事を考え、その時点で最良と思える判断をしていくことが大切ということです。
それができる人材は、ゲームだけでなく他の分野でも結果を出せるともいます。
コントローラーやマウス、キーボード、モニターがショボいから勝てないのか?
プロが使ってるような使いやすそうな高価な周辺機器があれば、たしかにいいかもしれませんね。
しかし、
今のあなたがプロゲーマーが使っているマウスやキーボードを手に入れたからと言って、その瞬間からプロ並みのプレイができるってワケにはいかないですよね・・・。
草サッカーチームのプレイヤーが、メッシやネイマールと同じスパイクを履いたとしても、同じプレイができるワケではないのと同じように。
一流のプレイヤーは、うまくいかないことを道具のせいにしません。
それに気づいたなら、あなたは素晴らしいです。
道具のせいにする前に戦術見直しや基礎技術の向上を地道にやっていきましょう。
プロレベルの領域までプレイヤーの技術が向上すれば、ちょっとした道具の差が勝敗に効いてきます。
モチベーションアップのために道具をアップグレードすること自体はいいことですが、プレイヤー自身のレベルが大きなウェイトを占めているということは理解しておくべきですね。
回線が弱い(ラグい)から勝てないのか?
オンラインゲームなら、インターネット回線の良し悪しは死活問題です。
Ping値が高い、または安定しないことによる遅延でストレスを感じちゃいますよね。
しかし、
ラグい!ラグい!とデスクを叩きまくったり、コントローラーを投げつけても何も変わりません。
(デスクやコントローラーが壊れて後悔するだけです…)
ここでも、今何が問題で何が現実的な解であるかを考えるべきです。
・無線→有線LANへの変更
・ルーターの変更
・混雑する(インターネット利用者が多い)時間帯を避ける
・回線業者の変更
上記のような対策で若干改善されるかもしれません。
しかし、光回線は公共の道路みたいなものなので、一般家庭でコントロールできることはたかがしれています。
出発地は自宅、目的地はゲーム用サーバーの往復の道のり。
時が流れていくにつれて多くの機器やユーザーがインターネット回線を利用すると道路は混雑しますし、回線業者の設備やゲーム運営会社のサーバー環境の変化によって、目的地までの距離や経路が変わる場合もあります。
回線問題の最大限の対策は、ゲームサーバーが置かれているであろう地域(主に東京?)へ引っ越し、月額数万円の個人の専用回線を引くことです。
ハッキリ言って、ここまでやるくらいでないと回線問題は解決しません。
(といっても一生問題ないと保証できるものではない)
一方で、プロゲーマーは海外のゲームサーバーでの大会に参加しても上位の成績を残しているという事実があります。
データの応答速度(いわゆるping)は、日本国内のサーバーを利用するよりも数倍遅いのにも関わらずです。
もちろん回線の通信速度が速く、ゲームサーバーからの応答速度時間が速く、その環境が安定して提供されることが望ましいです。
しかし、パソコンのスペック、道具の良し悪しが決定的な影響を及ぼさないように、インターネット回線だけでゲームの腕前が決まるということではないことは知っておいた方が、あなた自身の成長につながると思うのです。
味方が弱いから勝てないのか?(チームプレイの場合)
フォートナイトやAPEXなどのシューティングゲームで、デュオやトリオ、スクワッドなどのチームプレイを好む方も多いと思います。
別チームに負けてしまった時に、負けの理由を味方のせいにしていませんか?
あながち間違いでもない場合もあるでしょうけど、そんなことでストレスを溜めるのは馬鹿馬鹿しいです。
味方のせいで負けることを嫌うなら、そもそもソロでやればいいのですから。
ソロで腕を磨いて味方をキャリーできるくらいのチカラを身に付ければいいです。
ソロのモードが無いのなら、ソロのモードがある別ゲームに移行しましょう。
どうしてもチーム戦で大会に出たいなら、自分のレベルに近い仲間を見つけるしかないです。
それでもいつものメンバーでやりたいなら、相手のゲームに対する意識やスキルの違いに理解を示し、そこからメンバーの実力を上げるための努力をしてあげた方が実のあるものになるでしょう。
ただ味方のせいにして、イライラするなんて相手も自分自身も含めて誰も得しませんよ。
これまたサッカーに例えると、
Jリーグのチームにメッシが一人入っただけでいきなりリーグ優勝できるわけではないのと同じです。
実際、神戸にイニエスタが入っても、札幌に小野伸二が入っても勝利が約束されるわけではありませんよね。
他の人とチーム組んで負けた時、どうしても仲間のせいにしてしまう人はソロを極めてください。
ソロはすべて自己責任。ソロでひたすら修行に励むことは技術的にも精神的にあなたを成長させてくれます。
その成長は、デュオやトリオなどのチーム戦にも良い影響を与えることになるでしょう。
レベルが高い人がチーム内にいることで、他のチームメンバーのレベルも上がっていくのはよくあることです。
相手が自分より上手すぎるから仕方ないのか?
相手が強すぎて、手も足も出ないほどにボコボコにやられると萎えてしまう気持ちはよく分かります。
しかし、
諦めたらこそで試合終了です。
それでも、そのゲームが好きなら前に進むしかありません。
実力差があり過ぎる人との勝負は、相手もこちら側も得るものがほとんど無いと割り切って、自分の出来ることをやりましょう。
フォートナイトで言えば、
パブリックゲームの1vs1で実力が同じか、ちょっと上くらいの人とバトルすることを意識してください。
もし、圧倒的に強い人とマッチングしたら即抜けしていいと思います。
実力差がありすぎるとお互いに得るものがないので。
自分が数回に一回勝てるくらいの実力の人とマッチングしたら、その人と勝負しまくってレベルの底上げをしましょう。
昨日までダメだった人が、明日からいきなり見違えて強くなることはありません。
昨日の自分よりちょっと強くなる、試行錯誤して新しい気づきを自分のモノにしていく。その積み重ねです。
積み重ね続けて1年経過したら、1年前の自分と比較してみてください。絶対に成長していると感じられますから。
ゲーム開発、運営が悪いから勝てないのか?
人気バトロワゲーム「フォートナイト」で言えば、ゲーム開発・運営はEpic Gamesです。
彼らのおかげで、僕たちはフォートナイトをプレイすることができるし、長く楽しむことができています。
その当たり前の事実を忘れてはいけません。
彼らはボランティアで働いているわけではありません。
ビジネスとして利益を拡大するためには、
・新規ユーザーの取り込み
・既存ユーザーの離脱防止
両方を考えながらゲームのシステムを調整し続けるという難しい舵取りを行っています。
例えば、アップデートによりマップの変更や武器やアイテムの能力調整などですね。
初心者だけを大切にしすぎた調整をしたら、既存ユーザーが離れていく。
逆に、既存ユーザーだけを大切にしすぎたら、初心者が入りづらくなる。
そして、通信技術やグラフィック技術、ハードウェア性能のアップなど技術的な課題にも日々立ち向かっています。
私たち、ユーザーのために。
彼らの働きを軽視し、ゲーム内でうまくいかないことを開発・運営陣のせいにするならば、そのゲームをやめた方がいいでしょう。
そこまでする気はないのなら、彼らへの尊敬の気持ちは持っておいてほしいと思うのです。
結論:自分以外のせいにして、思考停止してしまう人は上達しません
この記事で言いたいことは、
うまくいかないことを自分以外のせいにして、思考停止してしまう人は成長しない
ということです。
うまくいかない状況に直面したということは、その壁を乗り越えて成長のチャンスが到来したということ。
これはゲームに限った話ではなく、すべてのことに当てはまります。
40年以上生きたおじさんが言うからほぼ間違いありません。
壁を越えて先へ進む方法はいろいろあります。
乗り越えるもよし、壁を壊すもよし、壁をよけて別の道を探すもよし。
自分で考えて、行動することに意味があります。
何も考えずに壁の前で立ち止まり続けることだけはしないように。
これさえ分かって行動すれば大丈夫!
あなたは確実に成長できますから。
おわり
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