- この記事を読んでほしい人
- ・パソコンゲームでゲームパッドの購入を考えている
・ロジクールのF310の使用感が気になる
・キーボードマウスでゲームするのにどうしても慣れない
ここ数年はeスポーツの盛り上がりにより、Play StationやNintendo Switchはもちろん、パソコンでのオンラインゲームが幅広い年齢層で受け入れられてますね!
そういう僕も大人気TPSゲーム「FORTNITE(フォートナイト)」にハマってしまった人間です。
パソコンでのゲームはキーボードとマウスを駆使して遊ぶものですが、ファミコンやPlay Stationなどのゲーム機全盛世代はパソコンゲームのキーボード・マウス操作にどうしても慣れない人も多いんじゃないでしょうか?
今回の記事では、筆者がパソコンでフォートナイトを遊ぶために購入したロジクール製ゲームパッドF310のレビューと使ってみた感想を紹介します。
・Play Stationのコントローラー(Dual Shock)タイプの形状
・振動機能、連射機能、背面ボタン等の便利機能なし
・X InputとDirect Inputの入力規格に対応
・有線タイプ(USB Type-A)である
・十字キーが一体型ボタンである
機能的にこれといったストロングポイントは無いですが、まずは自分がゲームパッドでパソコンゲームを楽しめるか試す入門用としてはコストパフォーマンスが高い方だと思います。
特に、過去にPlay Stationのゲームを遊びまくっていた人には比較的馴染みやすいでしょう。
ただし、
手の大きさによってはプレイしにくいゲームもあるので、実物に触れずに購入する場合は後悔するリスクもあることを考慮してください。
ワイヤレスタイプのF710という機種もラインナップされています。
ロジクールF310ゲームパッドの仕様
接続方式:有線接続 USB Type-A 1.8mケーブル |
入力規格:XInput、DirectInputを切り替え可能 |
サイズ: 189(W)×122(D)×66(H)mm,210g(ケーブル含む) |
推奨動作環境:Windows7、Windows8 ※Windows10でも動きますよ |
定価: 2,310円(税込) |
前述したように、目を見張るような機能はないです。
逆に、
振動機能なし、連射機能なし、マクロキー機能なしといったようにユーザーに便利な機能は搭載されていません。
しかし、それを補う低価格。これこそがF310の特徴ですね。
入力規格について少し補足説明します。
XInput
Microsoftが開発した次世代コントローラーのための規格。Xbox360のコントローラーのすべての機能が使える。(ちなみにフォートナイトはXInput対応)
DirectInput
Microsoftが開発したキーボードやマウス、コントローラーなどのデバイスから入力信号をパソコンで受けるための規格のひとつ。振動機能利用できない。現在は後述するX-Inputが主流。
入力規格を上記のいずれかに切り替えることができるので、パソコンゲームで使用できないということはないです。
なお、MAGIC NSという入力規格変換デバイスを別途購入すれば、上記入力規格とは異なるゲーム機であるNintendo SwitchやPlay StationでもF310ゲームパッドでプレイすることができますよ。
SwitchのコントローラーでPCゲームをプレイすることも、PSのDual ShockでSwitchをプレイすることもできる優れモノです!
ロジクールF310を使ってみた感想
実際に購入して、主に「フォートナイト」をプレイしてみた場合の感想を述べてみたいと思います。
あくまで限られたゲームでの感想なので、主観であることはご容赦ください。
グリップ感はあまり良くない
まずはコントローラーを握ってみた感想です。
オールプラスチック製でグリップ部に滑り止めゴムなどの加工はありません。
Nintendo SwitchのプロコンやPlay StationのDual Shockのようなグリップ感がないので、ハッキリ言って手にしっくりくる感がありません。
長時間プレイで手が汗ばんでくると、持ち直さなければいけない頻度が増えるのはマイナスポイントです。低価格がゆえ文句は言えないところですけど…。
また、グリップ部分の形状が小さいため、大きな手だとコントローラー保持の安定性がよくないです。
LスティックやRスティックでキャラ移動や視点移動をするゲームだと、プレイ中にすっぽ抜けそうになる感覚があるので注意が必要です。
RT、LTボタン(トリガーボタン)に指が届きにくい
ボタン配置ですが、手が大きくない僕にとってはトリガーボタン(RTボタン、LTボタン)を押すのがちょっとしんどいですね。
※Nintendo Switchで言う「ZL、ZRボタン」、Play Stationで言う「L2、R2ボタン」です。
前述したように中指、薬指、小指でしっかりとコントローラーを保持できないため、トリガーボタンを押すとグリップ部の指が滑る時があります。
さらにトリガーボタンは硬めで結構押し込まないと反応しないうえに、「カチッ」というクリック感がほぼ無いのがツライところです。
最近のゲームで重要な要素となっているトリガーボタンが
押しにくいかつ、ストレスになるというのは致命的かもしれません…。
一体型十字キーはFPS/TPSには向かない…と思う
ロジクールF310の特徴のひとつである一体型十字キーですが、斜め入力をするようなゲームだと押しやすいというメリットがある反面、上下左右を正確に押す必要があるゲームだと誤入力する場合があるというデメリットがあります。
ボタン設定にもよりますが、僕の場合はフォートナイトで誤入力しまくりでした(汗)
個人的には、十字キーは「Dual Shock4のような独立型が良かったな」と購入してみて感じた次第です。
ロジクールF310のメリット
有線接続なのでケーブルが邪魔にはなりますが、ケーブル接続ならではのメリットがあることを認識しておきましょう。
僕はヘビーゲーマーではないので、たまに遊びたいときに「充電忘れ、電池切れ」で遊べなくなることを避けたい理由から有線タイプを選択しました。
価格も安いのでまずはお試しでというつもりで購入しましたが、有線接続も慣れればそんなに問題ないですね。
F310の十字キーは上下左右のボタンが独立配置されていない「一体型」です。
十字キーが一体型だと「斜め入力がしやすい」というメリットがあります。遊ぶゲームの種類によて、キャラの移動や技の入力がしやすくなるでしょう。
※僕がよく遊ぶゲーム「フォートナイト」では、誤操作防止のため十字キーは独立タイプの方がいいです。よって十字キー一体型は「僕にとっては」メリットになってません…。
ロジクールF310のデメリット
安価なコントローラーなので仕方ないですが、振動機能やジャイロ機能、連射機能などのユーザーに配慮した便利機能はありません。これらが必要な人はF310を買う必要はないでしょう。
その他に有線が故のデメリットが目立ちます。
このデメリットは、コントローラーに対して何に価値の重きを置くかによってデメリットではなくなります。
僕の場合はデメリットよりもメリットが強かったので購入しましたが、上記デメリットの方が強くなるような使い方や価値観のユーザーであれば、ワイヤレス(無線)コントローラーの十字キー独立型を強くオススメします。
ロジクールF310ゲームパッドまとめ
ロジクールF310ゲームパッドのレビューと使った感想をまとめます。
・Play Stationのコントローラー(Dual Shock)タイプの形状
・振動機能、連射機能、背面ボタン等の便利機能なし
・X InputとDirect Inputの入力規格に対応
・有線タイプ(USB Type-A)である
・十字キーが一体型ボタンである
個人的な感想としては、
ロジクールF310は安価で入手しやすく手軽に使えるという面では非常に良いのですが、実際にゲームをプレイするという面ではいくらか不満が残ってしまいました。
・グリップ部を安定して保持しにくい
・トリガーボタンが押しにくい
・十字キーで誤入力してしまう
やはりゲーム用コントローラーに求めるのはゲームを快適にプレイできること。
特にFPS/TPSゲームには、高価でもゲーム用途としてある程度完成されたゲーム機純正コントローラーに近いモノがオススメという考えです。
おわり
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