- この記事を読んでほしい人
- ・NVIDIA RTX3060 Laptop搭載のゲーミングノート購入検討中の方
・MSIの17.3インチ ゲーミングノートってどんな感じ?
・NVIDIA RTX3060 Laptopでフォートナイトは快適に遊べる?
私事ですが、NVIDIA RTX3060 Laptop搭載のミドルクラスゲーミングノートPCである「MSI GF7510UEK025JP」を購入しました。
今回の記事では、僕がハマってしまった大人気TPSゲームタイトル「フォートナイト」を快適に遊べるかをメインに 「MSI GF7510UEK025JP」 をレビューしてみたいと思います。
これまで僕はASUS のエントリークラスゲーミングノートPCである「TUF GAMING FX505DY」でフォートナイトをプレイしてきました。
今回のPCアップグレードの結果、今まで以上に
快適にフォートナイトをプレイすることができました!
ゲームに支障のないレベルでFPS重視の画質設定で、液晶ディスプレイのリフレッシュレート144Hzの性能を使い切る144FPSでほぼ安定したプレイができます。
ちょっと前までエントリークラスで十分だと思っていたのに、結局ミドルクラスを購入することになっちゃいました・・・。
もちろん、格安のエントリークラスPCでもフツーにゲームを楽しめるのですが、
ある程度ゲームを本気でやるなら、予算を少し追加してでも最初からミドルクラス以上のPCを買うことをオススメします。
(バトロワ系ゲームはハードの性能に大きく左右されます。最初は良くても結局高い性能が欲しくなっちゃうので・・・)
それでは早速、本機のレビューに行ってみましょう。
MSI GF7510UEK025JPの主要スペック
まずは簡単にMSI GF7510UEK025JPの主なスペックを、これまで使っていたASUS FX505DYと比較しながら紹介します。
ASUS FX505DY | MSI GF7510UEK025JP | |
CPU | AMD Ryzen 5 3550H + Radeon Vega8(内蔵GPU) | Intel Core i7-10750H + Intel UHDグラフィックス(内蔵GPU) |
内蔵メモリ | 8GB | 16GB |
ストレージ | SSD 512GB | SSD 512GB |
外部GPU | AMD Radeon RX 560X | NVIDIA GeForce RTX3060 Laptop |
ディスプレイ | 15.6インチフルHD リフレッシュレート120Hz | 17.3インチフルHD リフレッシュレート144Hz |
ゲーミング性能に大きく影響するCPUとGPUが、ゲーミングノートPCの中ではミドルクラスと呼ばれる部類に入ります。
メモリとSSD容量に関しては、動画配信など重めのマルチタスクをしないのであれば十分なスペックでしょう。
今回、僕がMSI GF7510UEK025JPを購入した主な理由は以下になります。
フォートナイトであれば、 画質設定次第でミドルクラスの外部GPUであるNVIDIA GeForce GTX1660Tiレベルでも144Hz安定でプレイできると思いますが、RTX3060と大きく価格が変わらないことと、長く使うために少し性能に余裕持たせたいという理由もあります。
下のGPU性能比較表から見ると、従来使っていたゲーミングノートPCからはGPUの性能が4倍以上になっていることが分かります。
【主な外部GPU(ノートPC向け)の性能表】
※性能評価 3DMark Time Spy(1920×1080)のGraphics Score
GPU名称 | 性能 スコア | TDP ※一部は予測値 |
GeForce RTX 3080 | 11758 | 80W – 150W |
GeForce RTX 3070 | 10463 | 80W – 125W |
GeForce RTX 2080 Super | 10165 | 150W |
GeForce RTX 2080 | 9947 | 150W |
GeForce RTX 2080 Super Max-Q | 8539 | 80W |
GeForce RTX 2070 Super | 8272 | 115W |
GeForce RTX 3060 | 8261 | 60W – 115W |
GeForce RTX 2080 Max-Q | 7947 | 80W |
GeForce RTX 2070 | 7563 | 115W |
GeForce RTX 2070 Super Max-Q | 7554 | 80W |
GeForce GTX 1080 | 7092 | 150W |
GeForce RTX 2070 Max-Q | 6911 | 80W |
Radeon RX 5600M | 6188 | 85W? |
GeForce GTX 1080 Max-Q | 6039 | 90W – 110W |
GeForce RTX 2060 | 5963 | 80W |
GeForce RTX 2060 Max-Q | 5649 | 65W |
GeForce GTX 1660 Ti | 5610 | 80W |
GeForce GTX 1070 | 5523 | 115W |
GeForce RTX 3050 Ti | 5113 | 35W – 80W |
GeForce GTX 1660 Ti Max-Q | 4986 | 60W |
GeForce GTX 1070 Max-Q | 4872 | 80W |
GeForce RTX 3050 | 4839 | 35W – 80W |
Radeon RX 5500M | 4285 | 85W |
Radeon RX 580 | 3868 | 100W |
GeForce GTX 980 | 3850 | 165W |
GeForce GTX 1060 | 3704 | 80W |
GeForce GTX 1650 Ti | 3679 | 50W |
GeForce GTX 1060 Max-Q | 3469 | 60W – 70W |
GeForce GTX 1650 | 3453 | 50W |
Radeon Pro 5500M(4GB) | 3426 | 50W |
GeForce GTX 1650 Ti Max-Q | 3140 | 35W |
GeForce GTX 980M | 3119 | 100W |
GeForce GTX1650 Max-Q | 2930 | 35W |
GeForce GTX 1050 Ti Max-Q | 2382 | 40W |
GeForce GTX 1050 Ti | 2347 | 75W |
GeForce GTX 970M | 2267 | 100W |
GeForce GTX 1050 Max-Q | 2232 | 40W |
Radeon RX Vega M GL | 2112 | – |
GeForce GTX 1050 | 2111 | 75W |
Radeon RX 560X | 1864 | 75W |
出典:PC自由帳 おすすめ主要GPU(グラボ)性能比較表【2021年最新版】
CPUとの相性や冷却性能の影響などもあるので、単純にゲーム性能が4倍以上になるというものではありませんが、従来から大幅に性能がアップしていることは間違いありません。
MSI GF7510UEK025JPでフォートナイトをプレイ
それではMSI GF7510UEK025JPでフォートナイトをプレイした感想にいきましょう。
まずは画質設定と回線環境を説明しておきます。
ゲーム内の画質設定はパフォーマンスモード、PC側のGPU設定はRTX3060優先のパフォーマンスモードです。
回線は、下り最大1Gbpsの光回線をWi-FiルーターでIEEE811.acの5GHz帯で飛ばしています。
下り速度実測は約90Mbpsくらい。
(有線接続だと400Mbps程度出ますが、家庭の事情により無線を多用)
実際にプレイしてみた結果ですが、
今まで使っていたエントリーモデルから明らかにフレームレート(FPS)が高値安定し、明らかにカクつきや遅延が少なくなったのが実感できました。
確認したモード | プレイ中のフレームレート | 平均のフレームレート |
クリエイティブ(自分の島) | 130~144FPS | ほぼ144FPS安定 |
バトルロイヤル 待機島 | 100~144FPS | ほぼ144FPS安定 |
バトルロイヤル 降下中 | 80~144FPS | ほぼ144FPS安定 |
バトルロイヤル ソロ | 100~144FPS | ほぼ144FPS安定 |
バトルロイヤル チームランブル終盤 | 100~144FPS | ほぼ144FPS安定 |
これまで、特にプレイヤーやオブジェクトが多く映り込む時の急激な視点移動でFPSが大きく落ち込むことがあったのですが、本機では気になるようなことは今のところありません。
ちなみにゲーム内の設定ではフレームレートを144FPS固定にしています。
これは、本機のディスプレイのリフレッシュレートが144Hzなので、これ以上FPSを上げてもディスプレイ側で対応できないからです。
いちおう、FPS無制限設定で確認してみると280FPS程度まで出ますが、GPUへの負荷、FPSの落ち込みを防ぎたいという観点から144FPS固定としています。
240Hz対応のゲーミングモニターに接続するなら240FPS固定でもいいかもしれませんね。
プロゲーマーや有名な動画配信者のプレイ環境である240FPSにもあこがれますが、予算が跳ね上がるのでこれで十分です。
本機に変えてからすぐに公開ソロでビクロイとれました!
従来はマッチ終盤の狭い安地の中での対面バトルで画面がカクつく(いわゆるラグい)ことがあり、建築や攻撃の反応が遅れるようなことがありました。
本機ではそれがなくなったので、終盤のヒリヒリする展開でもストレスなく操作できるのは非常に大きいです。
結果としては「買ってよかった~」と思える買い物でした。
ちなみに画面も大きくなって、ゲームするときの体の姿勢も自由が利くようになったのもチョットした利点です。
MSI GF7510UEK025JPの外観レビュー
ゲーミングノートの外観にこだわる方は少ないかもしれませんが、本体自体のレビューもしておきます。
カラーはブラックでヘアライン加工が施されていて安っぽさはない感じです。
マットな感じの表面加工なので、手触りはいいですが指紋は残りやすいですね(気にしないですが)。
カラフルに光るキーボード(バックライトオフも可)は、ちょっ普段使ってるパソコンと比べると打ちにくい感じですが慣れの問題か…。
僕はパッドプレイヤーなのでキーボードは正直なんでもいいです(笑)
キーボードとマウスでプレイするにしても、外付けキーボードを使うでしょうし。
キーボードのバックライトをオフにしておけば、オフィスでの事務機としての見栄えも悪くないと思います。
ただ、カバー天面のドラゴンロゴマークがイマイチカッコ良くないなので、オフィスでも使えるシンプルデザインを求めるなら、他のメーカーであるガレリアやGIGA BYTEの同等スペックのモデルを選択するというのもアリでしょう。
ディスプレイは17.3インチと大型ですが、筐体サイズは今まで使っていたASUS TUFGAMINGの15.6インチからそんなに大きく変わりません。
重さはちょっと重くなりましたが、頻繁に持ち運ぶモノではないので問題なし。
入出力ポートは左右側面に配置されています。多くもなく少なくもなく特にコレといったポイントはありません。
全体的に外観はベーシックな作りです。
派手好きな人には物足らないでしょうが、シンプルデザインなので様々なシーンでも堂々と使えるとも言えますね。
MSI GF7510UEK025JPの詳細仕様と価格
ここではスペック詳細と価格についてまとめます。
価格は公式オンラインショップで199,800円(税込)
セール時で179,800円(税込)程度で販売されています。
OS | Windows 10 Home |
---|---|
ディスプレイ | 17.3インチ、フルHD(1,920×1,080)、ノングレア、 リフレッシュレート144Hz |
CPU | インテル® Core™ i7-10750H (2.6GHz / Turbo 5.0GHz / 6コア12スレッド) |
GPU | NVIDIA® GeForce RTX™ 3060 Laptop GPU 6GB GDDR6 |
GPU仕様 | 最大GPUブーストクロック:1,485MHz Dynamic Boost 2.0有効時最大消費電力:75W ※ブーストクロックや消費電力は製品構成や使用環境により異なる |
チップセット | インテル® HM470 |
メモリ | 16GB(8GB ×2)DDR4 |
メモリ空きスロット | なし(2スロット合計最大64GB)※1 |
SSD | 512GB(M.2 NVMe) |
HDD | 非搭載(2.5インチ、SATA接続、7mm厚用空きスロット ×1)※1 |
有線LAN | Realtek RTL8111HS (10/100/1000Mbps) |
無線LAN | インテル® Wi-Fi 6 AX201 (2×2、11ax、Bluetooth 5.1) |
キーボード | SteelSeries Per-Key RGB 日本語キーボード |
スピーカー | ステレオ2スピーカー |
WEBカメラ | 92万画素(マイク内蔵) |
I/Oポート | USB3.2 Gen1 Type-C ×1 ※2 USB3.2 Gen1 Type-A ×3 HDMI ×1 ヘッドホン出力(Hi-Res対応)×1 マイク入力 ×1 |
バッテリー | リチウムイオン、51Whr、3セル、4,500mAh |
バッテリー駆動時間 | 最大6時間(JEITA 2.0) |
本体サイズ(W×D×H/MM) | 397×260×23.1mm |
本体質量 | 2.3Kg |
本体カラー | ブラック |
保証期間 | 製品本体国内保証:お買上げ日より2年間 修理:製品発売日から起算して3年間 ACアダプタ及びバッテリー:お買上げ日より1年間の国内保証 グローバルワランティー:お買上げ日より1年間 |
付属品 | 専用ACアダプター付属 |
備考1 | ※1:メモリ・ストレージの増設はMSI公認サポート店でのみ可能 |
備考2 | ※2:Thunderbolt 3、USB PD、Alt Mode非対応 ※3:Thunderbolt 3、USB PD非対応 |
まとめ
さらに上のスペックでゲームや重たい動画編集作業などをやりたいプロフェッショナル志向の方は、 デスクトップPCを購入した方が 性能や価格面、拡張性のメリットが高いので、現時点ゲーミングノートに求めるモノはこのクラスまでかなーという印象です。
17.3インチ144Hzディスプレイ、10世代CPU Intel Core i7、NVIDIA GeForce RTX3060(Laptop)、メモリ16GB、SSD 512GBのスペック、10万円台後半という価格でフォートナイトを快適に遊べるノートパソコンとしてはコストパフォーマンスは高いと思います。
もちろんゲーム用途だけでなく、デスクワーク、イラスト作成、画像・動画編集などでも活躍できるスペックを持っているのでいろんなことができる高性能ノートPCです。
ドスパラのGALLERIAブランド、DELLなど他社でもこのクラスのゲーミングノートPCは求めやすい価格になってきている流れ。
↓GALLERIA 15.6インチですが、コスパ高い!
↓DELL G7 旧型のRTX2060ですが、まだまだ十分使えます!
↓ASUSのRyzen7搭載モデルならRTX3070 Laptop搭載で16万円台!これもオススメですね。
フォートナイトを家の中やたまに宿泊先で快適に遊びたい方には十分満足できるスペックかと思います。
エントリーモデルを買っておきながらこんなことを言うのもなんですが、
PCでフォートナイトをある程度ガチでやりたいなら、本機のようなミドルスペック以上のモノを購入した方が結果的に満足するでしょう。
ただし、ゲーミングノートの需要の高まりにより常に品薄状態で納期が長くなっています。
タイミングを逃さないように注目しておきましょう。
それではこの辺で
おわり
コメント