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- ・スタイリッシュでパワフルなノートパソコンを購入検討中
・MicrosoftのノートPC「Surface Laptop 5」はオススメなのか
当ブログでは、PC業界に従事する筆者が愛用しているSurface Proを始め、Microsoftのパソコン「Surface」シリーズのレビューなどを投稿しています。
今回の記事では、2022年秋にリリースされた「Surface Laptop 5」について述べます。
Surface laptopシリーズ、は以下のような特徴を持ったスタイリッシュなノートパソコン。
- 一般的なノートPCに見られる「クラムシェル型」
- Apple社のノートPC「Macbook」に対抗できるスタイリッシュな外観
- タッチパネル(タッチペン対応)付き高画質液晶ディスプレイを搭載
- プレミアム感があるのに求めやすい価格帯
Surface Laptop 5は前モデルと同様に、これまでのシリーズの系統を受け継いだまま演算、画像処理能力向上、外部端子の通信規格をアップデートした『正統進化モデル』です。
さきほど述べたように、Surface Laptop 5の主なトピックスは最新世代のCPU搭載と外部端子のアップデートにとどまります。
しかし、それはすでに完成の領域に達した実績ある堅牢アルミ合金ボディであるがゆえ。
今後、よほど大きな技術革新やユーザーのニーズの変化がない限りは、ハード面で大きな手を加える必要がないことの証でしょう。
一般的な家庭用・ビジネスユースにおいてマルチに使えるパワーと携帯性、求めやすい価格に見合わないプレミアムな外観を持つSurface Laptopシリーズ。
Surface laptop 5も買って満足できるノートパソコンとしてオススメできます。
数年先のビジネスシーンでも十分活躍できること間違いなしです。
注:前モデル同様に負荷の高い3Dゲーム用途には向きません
これ以降では、Surface Laptop 5についてもう少し詳しく見ていきましょう。
Surface Laptop 5の主なスペック
ここでは旧モデルSurface Laptop 4のスペック(13.5インチ、15インチモデル)と比較しながらSurface Laptop 5のスペックの特徴について述べていきます。
【サイズ、重量】
従来モデルから変更なし。筐体流用と考えてよいでしょう。
なお、13.5インチはキーボード面が柔らかい肌触りのアルカンターラ素材(プラチナ)とメタル素材(Core i5モデルのみ)が選択できます。
15インチはメタル素材のみ。
【カラーラインナップ】
13.5インチモデルで新色「セージ」登場。
【CPU】
CPUは旧モデルから世代が新しくなったものが搭載されています。
Intel CPU:第11世代 ⇒ 第12世代
なお、前モデルでは選択できた「AMDのRyzenモデル」が無くなっています。
【メモリ容量】
13.5インチモデルは8GB、16GBから選択可能。
Core i7モデルは、前モデルには存在した32GBが消滅し、16GBのみとなりました。
おそらく、13インチクラスの用途で32GBメモリのニーズが少ないためでしょう。
【SSD容量】
256GB、512GB、1TBから選択可能(構成による)で、13.5インチは従来モデルから1TBが消滅。
外付けSSDなども安価になり、「One Drive」や「Google Drive」などのクラウドストレージも一般的になってきていることから、SSD容量も必要最小限のラインナップになっていると思われます。
【ディスプレイ】
従来モデルから大きな変更なし。
「Surface Laptop Studio」のようなリフレッシュレート120Hzには対応しませんでしたね。
それでも高精細ディスプレイであることに変わりなしです。
【カメラ】
カメラは従来から変化なし。必要にして十分なレベルです。
【バッテリー持続時間】
特に目立った変化はありません。
【生体認証】
従来モデル同様、Windows Helloの顔認証のみ。
【入出力ポート】
相変わらず他社のモデルと比べてポートの数は少ないです。
その少なさが、シンプルでスタイリッシュなデザインに寄与しているとも言えますが。。。
USB Type-Cが最新のThunderbolt4対応になったのは嬉しいところですね。
高速データ通信、4Kの映像出力、ノートパソコンの充電が可能です。
引き続き3.5mmオーディオジャックが搭載されているので古い規格の周辺機器にも対応できます。
Surface connectポートも残っており、従来モデルの電源アダプターは流用可能。
Surface connectが廃止になれば、専用のACアダプタが不要になるし、設計の自由度も増すのでユーザーは歓迎すると思うんですけどね。
残しておきたい理由は何なんでしょうね・・・
【その他】
・WiFi 6対応
・LTE、5G非対応
・Microsoft Office Home & Business2021プリインストール
今回のSurface laptop5の主なアップデートをまとめると、以下のようになります。
- 最新世代のCPU搭載とUSB Type-CのThunderbolt4対応
- メモリ容量、SSD容量のラインナップ削減による販売価格帯の調整
筐体はほぼ流用のため開発コストは低め、かつラインナップ数を整理して部品費や管理費を抑えて収益を確保。
部品費の高騰や円安の影響で前モデルに比べて割高感はありますが、値上げ幅を最小限にして価格による買いにくさが起きにくいような配慮が読み取れますね。
Surface Laptop 5の構造
Surface Laptop 5の構造は、Surface Laptop 4からほぼ変わっていないと思われます。
・アルミニウム合金製の筐体
・強化ガラスタッチパネル搭載
により、このクラスのノートPCでは『かなり頑丈な部類』に入ると思います。
Surface Laptop 5の用途別オススメモデル
ここでは、用途別でのオススメ構成を考えてみたいと思います。
予算に余裕があるなら最大スペック構成を購入することをオススメしますが、その分お値段も張ります・・・。
購入を検討している方は、用途に見合ったコスパの良い選択をするための参考にしていただければと思います。
【主に家庭内でのカジュアル用途、一般的なビジネス用途】→13.5インチ最安構成
CPU:Intel Core i5
メモリ:8GB
SSD:256GB
ブログ作成やWeb閲覧、資料作成やYoutube視聴メインなら、最もコスパが良い最安構成がベストでしょう。
Office(Excel,Word,Powerpointなど)も標準搭載で、この価格でプレミアム感のあるノートPCを持てるなら「買い」だと思います。
資料作成やWeb閲覧、動画視聴を単独で行う場合はメモリ容量8GBで十分。
ただし、後で増設は不可能なので、多くのアプリケーションを同時に利用するユーザーで予算に余裕があるなら16GB搭載モデルを選ぶのは全然アリです。
【軽めの写真、動画編集、ゲームもやりたい】→15インチモデル
CPU:Intel Core i7
メモリ:16GB
SSD:512GB
このスペックなら多少の画像、動画編集、軽めの3Dゲームもこなせると思います。
ただし、あくまで「Surface Laptopに固執するなら」です。
将来的に重たい画像・動画編集や重めのゲームを楽しみたいなら、NVIDIA Geforceなどのグラフィックチップを搭載した「Surface laptop Studio」、または他社ゲーミングノートPCを選ぶ方が絶対にコストパフォーマンスが高いです。
さらに、ゲーム実況配信などする人にはメモリ増設可能な「デスクトップPC」の方がベストでしょう。
さいごに
Surface Laptop 5は、AppleのMacbook Proにも負けないくらいのプレミアム感を持ちながら、コストパフォーマンスの高いノートPCです。
一般的な用途であれば、不自由なく使えるユーザーがほとんどだと思います。
これから初めてノートパソコンを購入する人で、
所有する喜びを満たし、若干見栄も張りたいというユーザーには「即買い」していいモデルでしょう。
ただし、性能のみにこだわるのであれば、見た目は度外視してゲーミングノートPCも考慮に入れたほうがいいですよ!
また、すでにSurface Laptop 4をお持ちの方は積極的に買い替えるレベルではないと思います。
ちなみに、
Surface laptop 5を購入される方は、事前に延長保証についても検討しておくことをオススメします。
(購入してしばらく経過してしまうと延長保証適用できないので)
おわり
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